来間島ヤシガニ・ウミガメの島宣言をして、共生の島づくりを

〜 受け継いできた大切な来間島の資産を、次の世代に手渡そう! 〜

株式会社離島未来ラボ

報道関係各位
《2023年9月6日》
《次の来間島を創造する実行委員会》

ヤシガニ・ウミガメの島宣言をして、共生の島づくりを
〜 受け継いできた大切な来間島の資産を、次の世代に手渡そう! 〜

次の来間島を創造する実行委員会(所在地:宮古島市下地字来間126-3 ヤッカヤッカコリビング内、代表:大島康生)は、希少な来間島の自然を守り共生していく島づくりを推進し発信することを目的に、ヤシガニ・ウミガメの島宣言をします。
【URL】https://kurimajima.studio.site/




なぜ、ヤシガニ・ウミガメの島宣言をするのか

ここに一枚の写真があります。
夕日のムスヌン浜を、一生懸命に海へ向かう子ガメたち。

心温まるこの写真は、コロナ禍のひっそりとした来間島の浜「ムスヌン浜」を訪れた観光客の方から頂きました。

一昔前までは、たくさんのウミガメ達が産卵をしていたという来間の海。
今では、ウミガメの産卵をみる事は、ほとんど無くなってしまいました。
かつてのムスヌン浜は、島の行事にも使われる素朴で静かなビーチでしたが、近年は多くの人々が昼夜問わず訪れるようになり、人の気配や光に敏感な産卵期のウミガメに影響を与えているのではと心配していました。
ところが、ある日この写真をいただいた私たちは、ウミガメたちがまだムスヌン浜を故郷としてくれている事を知ります。心を動かされて、そして行動を起こすことにしました。

また、来間島は、絶滅危惧種ヤシガニの保護区で、ヤシガニの故郷でもあります。
希少な生物たちと人々が、共生してきた島。
今でも、私たちは共生しているのでしょうか?
島を訪れる人々も地域の一員として迎え入れ共に、島に生きとし生けるもの達の豊かさについて考え、伝承し、実践していくために、「ヤシガニ・ウミガメの島宣言」をし、その第一歩を踏み出すことになりました。




ヤシガニ・ウミガメの島宣言

  1. 海は、生まれそして還るところ
    来間島の長崎浜は、龍宮の神を迎える神事が行われる神聖な浜です。ムスヌン浜は、虫拂い(むしばらい)の祭事を行う大切な浜です。ウミガメたちが生まれて旅立ち、また帰って卵を産み育ててきた浜です。

    港の近くの海の中は、海藻が揺れ、魚たちが育つ豊かな海です。

    星が輝き、海がきれいなことには、きちんと理由があります。それを壊すことは誰にも許されていません。

    私たちは共に、海の豊かさとそれを守る文化を大切にします。

  2. 浜は、命を育むゆりかご
    来間島の浜では、数年前までウミガメの産卵や、生まれた子らが懸命に海を目指す様子が見られました。

    しかし、最近はそんな光景を見なくなっています。

    夜の空の月明かりや星の輝きが、ウミガメたちを導く灯だったのかもしれません。

    自然界にない人工の光は、時に明るく小さな命たちを惑わせ、怯えさせていないでしょうか。

    安心して命を育める環境は、生物すべてが等しく大切にするもの。

    私たちは共に、過剰な光や気配が、浜辺での生命の営みを怯やかすことがないように留意し、保全します。

  3. 緑は、この世に生きるすべてのものの守り
    来間島の海岸線は、半分が崖です。その切り立った壁にはびっしりとガジュマルやソテツ、オオタニワタリ、アダンなどが茂り、ヤシガニが生息しています。森で、夜になるとするガサゴソという音は、ヤシガニが元気に食事をしている音かもしれません。

    豊かな生態系に、私たち人間の居場所は残されているのでしょうか。

    人を受け入れてくれる自然を守るのも、人の務めです。

    私たちは共に、植物も動物もそして人も共生していることを意識し、敬う気持ちを忘れず行動します。

    ©komon 



予定されている取り組み

●ホームページやSNSを活用し継続的に活動を発信していきます。
●ヤシガニ・ウミガメについての勉強会の開催
2023年9月〜11月にかけて、専門家を招いた勉強会を開催し、ヤシガニ・ウミガメについての知見はもちろん、島の自然についても理解を深めます。
●ヤシガニ・ウミガメについての簡易調査
専門家の意見を取り入れた調査方法で実施。
ヤシガニについては、通称タコ公園一帯(予定)を調査エリアとして、夜間に個体数と大きさの調査を実施。
ウミガメについては、長崎浜・ムスヌン浜・長間浜の3箇所で産卵の痕跡を調査。
●島民によるヤシガニツアーの設計・開発

高齢化や気候変動の影響により離農者が増加傾向にあるため、新しい仕事づくりが求められています。
島民にとってヤシガニは慣れ親しんできた生物であるため、島民によるヤシガニのツアーは実現性が高く、来間の文化・暮らしぶりなども交えてガイドすることで、他ツアーとの差別化を図る事が可能です。
そこで、取り組みの中で調査及び勉強会で得た知見の活かした島民によるヤシガニツアーを設計し、島民の新しい副業づくりを目指します。


               専門家とのオンラインワークショップの様子

次の来間島を創造する実行委員会について

【団体名】次の来間島を創造する実行委員会
【所在地】沖縄県宮古島市下地字来間126-3 ヤッカヤッカコリビング内
【代表者】大島康生
【設立】2022年8月31日
【URL】:https://kurimajima.studio.site/
【ミッションとビジョン】
次の来間島を創造する委員会は、ヤシガニ・ウミガメの島宣言をし、来間島の環境を保全するための啓蒙活動を持続的に行うために作られました。
先人達から受け継いできた資産や教えを大切にしながら、新しい概念も柔軟に取り入れながら次世代、またその次の世代へと来間島らしさが受け繋がれていき、生きとし生きるもの達の幸せな島として、永続的に存続していく事を目標にしています。

また、宣言文は、2022年にkomon(越智由香子氏・加藤雅元氏・regan 森孝幹氏)の多大なるご協力の下、作成されました。感謝申し上げます。

【お客様からのお問い合わせ先】
次の来間島を創造する実行委員会
TEL:0980-79-8442(AM10:00〜PM5:00 月曜〜金曜 土日祝日は休み)
e-mail:kurima@miyakojimacity.jp

【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
次の来間島を創造する実行委員会
TEL:0980-79-8442(AM10:00〜PM5:00 月曜〜金曜 土日祝日は休み)
e-mail:kurima@miyakojimacity.jp


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会社概要

株式会社離島未来ラボ

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URL
https://rito-labo.com/
業種
サービス業
本社所在地
沖縄県宮古島市平良西里622番地
電話番号
0980-79-9955
代表者名
大島康生
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年04月