SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE 開業7周年。「地方資源を世界の観光市場とつなぐ」をミッションとし、2026年に向けて「1→10」の高付加価値のサービス造成に注力。

「"地方"には、世界に通用する唯一無二の魅力がある」
8年目のSUIDEN TERRASSE、「1→10」の強化へ

SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(スイデンテラス /山形県鶴岡市、総支配人 中 弥生)は、2025年9月19日に開業7周年を迎え、8年目の新たな歩みを開始いたしました。
皆様のこれまでの温かいご支援とご愛顧に、心より御礼申し上げます。
当館は2018年の開業以来、「地域の魅力をプロデュースし、日本の地方都市を世界からの目的地にする」をミッションに掲げ、山形庄内の資源を活かした宿泊体験を提供してまいりました。2024年4月には、運営会社ヤマガタデザインリゾート株式会社を「株式会社LOCAL RESORTS(ローカルリゾート)」へ改称。これにより、スイデンテラスの運営に加え、日本各地の地方都市に眠る資源を活かした新たなホテル開発・運営へと事業領域を広げました。
スイデンテラスは2024年度は約5万人のお客様にご利用いただき、庄内地域の観光資源の発掘と体験価値の向上に努めてまいりました。これまでの7年間は「0から1のサービス創出」にフォーカスしてまいりましたが、8年目となる今年度からは「1を10にする」フェーズへ移行いたします。これまでに築き上げたサービスをさらに高付加価値化し、世界の観光市場に通用するデスティネーションホテルとしての機能を強化することで、山形庄内の交流人口・関係人口増に貢献してまいります。
2018年に山形県鶴岡市に開業
SUIDEN TERRASSE 7年間の歩み
SUIDEN TERRASSEは開業以来、地域資源を活用した新たなサービス開発や、体験価値の向上に直結する取り組みを重ねてまいりました。主な歩みは以下の通りです。
2018年9月 グランドオープン
2020年4月 施設リニューアルに伴い全面休館
2020年8月 「晴耕雨読の時を過ごす 田んぼに浮かぶホテル」としてリニューアルオープン
・レストラン「MOON TERRASSE」リニューアル
・宿泊棟ライブラリー新設
・SAKE BAR・SAKE LOUNGE新設
・女性用露天風呂新設(その後男女入れ替え制へ変更)
・客室タイプリニューアル
2021年4月 サウナ2室新設(天色の湯・月白の湯)
2021年12月 「SUIDENワーケーションプラン」販売開始
2023年3月 「YAMAGATA SHONAI SAKE STORY」始動(以降毎年開催)
2023年4月 SUIDENウェディング本格始動
2023年5月 「サスティナブルチャレンジ」始動
2023年8月 オンラインストア
「SUIDEN STYLE -旅の余韻をくらしの中に-」オープン
2024年4月 運営会社を「株式会社LOCAL RESORTS」へ改称
2025年5月 「田んぼとお米のプロジェクト」始動
これらの取り組みを通じて培った経験とネットワークを基盤に、スイデンテラスは今後の成長フェーズに向けて新たなプロジェクトを展開してまいります。
2025年度は特に「山形庄内の資源を磨き上げ、体験価値を世界に通用する形へ昇華する」ことをテーマに、以下の3つの重点プロジェクトを推進しています。
食の循環を目指すコンセプト
「Farm To Table 山形庄内の“農”とつながる」の実践のために
当館の食のコンセプトは 「Farm To Table 山形庄内の“農”とつながるレストラン」 です。
ここでいう“農”とは「春夏秋冬、絶え間なく続いていく食と、それを支える人の循環」を意味しています。
山形庄内には、海・山・川・平野に育まれた多様な食材と、それを支える生産者をはじめとする食のプロフェッショナルがいます。その循環の中で当館が担う役割は、食材を責任を持って目利きし、料理とともにその魅力をお客様へ伝えること。そして、食の体験価値をさらに高めていくことです。このミッションのもと、2025年度は以下の2つのプロジェクトに注力しています。
Project 1|〈田んぼとお米のプロジェクト〉

本プロジェクトは、山形庄内の観光資源を掘り起こし、体験価値を高める取り組みの一環として昨年立ち上げ、今年から本格的に始動しました。
会員制度を通じて、当館契約農家の田んぼで「有機JAS認証つや姫」の米作りを体験いただき、秋には収穫した新米をご自宅にお届けします。ご協力いただく契約農家は、山形県鶴岡市羽黒町の 出羽弥兵衛株式会社。同社は有機栽培米・特別栽培米の生産で国内外から高い評価を得ており、その品質・美味しさ・安心安全性により、当館レストランでも同社のお米を提供しています。「晴耕雨読の時を過ごす 田んぼに浮かぶホテル」というコンセプトのもと、館内のどこからでも田んぼの気配を感じられる当館。朝食ブッフェでは、特別栽培米のつや姫と雪若丸、つや姫玄米の食べ比べもお楽しみいただけます。
本プロジェクトは、お客様に美味しく安心・安全なお米を召し上がっていただくだけでなく、実際に山形庄内で生産に関わることで「食の循環=“農”」への理解を深めていただくことを目的としています。2025年は5月に田植えを行い、10月4日に稲刈りを実施予定です。収穫した新米は乾燥後、参加者のご自宅へお届けいたします。
Project 2|YAMAGATA SHONAI SAKE STORY

「酒どころ山形庄内で受け継がれ、発展してきたSTORYを造り手の想いとともに感じていただきたい」そんな想いで2023年に開始したペアリングディナーイベント〈YAMAGATA SHONAI SAKE STORY〉もまた「Farm To Table 山形庄内の“農”とつながる」の実践です。
これまで庄内の4酒蔵・1ワイナリーと開催しており、当館料理長 佐藤義高と蔵人が綿密なメニュー検討を重ねたペアリングと両者の庄内の酒と食の歴史にまつわる話も評価いただいているイベントです。
昨年度からは回ごとのテーマ設定や学び・体験コンテンツの造成など、これまで以上に庄内の酒文化や歴史、作り手の思いを届けられるようイベントとしての進化に挑戦しています。
当館スタッフが日本酒やワインの製造工程に関わる取り組みもその一つです。作り手ではない当館が酒造りに挑戦した理由は、 今年創業300年を迎える鯉川酒造 代表取締役社長 佐藤 一良氏の言葉がきっかけでした。「ペアリングディナーイベントをするなら酒造りにも挑戦してはどうか。伝統を継承する蔵人から工程を学び、共に汗をかくことで学び、感じることがある」。そのお言葉の実践を目指し、最適なタイミングでピノ・コッリーナ松ケ岡と鯉川酒造とのオリジナルワイン・日本酒造りをさせていただきました。
実績(当館スタッフが製造に携わったワインと日本酒)
2024年11月 「SUIDEN NOVEAU 2024」(ピノ・コッリーナ松ケ岡)
2025年3月 「オリジナル日本酒 水田」(鯉川酒造)
2025年11月 「SUIDEN NOVEAU 2025」(ピノ・コッリーナ松ケ岡)
今後もテーマ設定や学び・体験コンテンツを拡充し、庄内の酒文化や作り手の思いを伝えるイベントとして進化を目指します。
環境に配慮した未来へのアクション
〈サスティナブルチャレンジ〉
2023年に立ち上げ、今年で3年目を迎える当館の取り組みです。
地球環境の破壊、国際紛争、原料やエネルギーコストの高騰など世界規模で課題が山積する中、2025年度も多角的に課題解決に挑戦しています。
〈サスティナブルチャレンジ〉5つの行動指針
01 SUIDEN TERRASSEに訪れる人を幸せにする
02 自然、風土、人 山形庄内の魅力を発信し続ける
03 山形庄内の食の魅力を伝え 山形庄内の食に責任を持つ
04 人と環境に優しいモノ・コトを選択する
05 山形庄内で暮らす私たちが幸せになる
これらの指針のもと、私たちは「食」や「滞在体験」を通じた社会課題の解決にとどまらず、下記の観点から多角的な観点から活動を広げています。
●お客様が庄内の人々と交流し、土地の魅力に触れる機会の創出
●スタッフ自身の幸せの追求

2025年度の取り組みのひとつが、オリジナルスキンケアセットの開発です。テーマは 「山形のめぐみを肌とこころに。田んぼの中でととのう時間を」。当館の温泉水と、規格外の山形産さくらんぼから抽出したエキスを配合した化粧水・乳液を客室に設置し、滞在を通じて地域資源の新しい価値をご体感いただけます。
総支配人 中 弥生より 開業7周年のご挨拶
おかげ様をもちまして、当館は本日9月19日に開業7周年を迎えることができました。これもひとえに日頃よりホテルを利用いただいているお客様と、変わらぬご支援をくださる地域の皆様のご支援があったからこそであると、深く感謝申し上げます。
昨年からの一年は私たちを取り巻く観光マーケットは大きく変化いたしました。
また、お客様の旅行に対する”価値観”や”嗜好”も著しく変化していると感じた時間でした。
その変化により、私たちが提供するサービスをより磨き上げ、市場や価値に対してよりセンシティブに対応することを大切にしてきましたが、一方で山形庄内の変わらない素晴らしいものにフォーカスし、発信し続けることも同様に大切であると改めて感じています。
スイデンテラスで提供する時間、空間、風土と人のあり方を今一度立ち返りながら、新しい一年もお客様に愛されるホテルづくりを目指してまいります。
どうか引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
稲穂が光り輝く季節になりました。ホテル館内も芳しい香りに包まれています。
皆様のお越しを、スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。

2025年9月19日
SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
総支配人 中 弥生
SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSEについて

所在地 :山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1
総支配人 :中 弥生
事業内容 :宿泊事業、ウェディング、
体験型プログラムの企画・運営
SUIDEN TERRASSE は、「晴耕雨読の時を過ごす 田んぼに浮かぶホテル」をコンセプトに、2018年に庄内平野で知られる山形県鶴岡市に開業しました。世界的建築家 坂 茂氏 が設計を手掛け、山形庄内の自然・食・文化を活かした宿泊体験や体験型プログラムを提供しています。
滞在中、訪れる方々は四季折々の庄内の景色や地域資源に触れ、地域文化や生活に根ざした学びや交流の機会を体験できます。
公式サイト:https://suiden-terrasse.com/
株式会社LOCAL RESORTSについて

所在地 :山形県鶴岡市北京田字下鳥ノ巣23-1
代表 :代表取締役 CEO 山中 大介
代表取締役 COO 中 弥生
事業内容 :ホテルや旅館などの企画・運営、
地域資源を活かした観光事業
株式会社LOCAL RESORTSは、地域の資源を尊重し、その魅力をひらき、国内外へ伝える事業を展開しています。「晴耕雨読の時を過ごす 田んぼに浮かぶホテル」をコンセプトとしたスイデンテラス(山形県鶴岡市)の企画・運営を手がけており、現在も運営を継続しています。各地で地域に根ざした資源を活かしたホテルづくりを行い、観光を起点とした新しい交流の形を創出しています。
公式サイト:https://localresorts.inc/

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