広い場所やオープンスペースでセキュリティを確保するための4つの方法
大きな交差点や倉庫、駐車場といった広い場所をはっきりと見渡せるようにするのは、必ずしも簡単なことではありません。通常、視野全体をカバーするには、さまざまな場所に複数のカメラを設置したり、大掛かりなケーブルを敷設したりする必要があります。
とはいえ、ハードウェアの設置となると、その要件はシナリオごとに大きく異なる可能性があります。たとえば、公共の広場や大規模なスタジアムのセキュリティを確保するには、変化する気象条件下で一貫した質の高いイメージングを通じて、各シーンの完全な概観を超高解像度で構成できれば理想的でしょう。店舗や会議室など、比較的小さなスペースでの状況認識については、縦方向のビューで360度のカバレッジに対処するほうが適しています。こうした用途の例は、他にもたくさんあります。
Hikvisionではそうした要件をはじめ、多数の要素を考慮しています。提供されているさまざまなセキュリティソリューションは、完全なカバレッジで現場のセキュリティを強化できるだけでなく、セキュリティとビジネスにまつわる日常業務が簡素化されるという付加価値も提供されます。それを実現する製品として、PanoVuシリーズのパノラマカメラ、UltraシリーズのPTZカメラ、魚眼カメラのほか、新しくリリースされたラインであるTandemVuのPTZカメラなどが提供されています。
■優れたイメージングによって実現される完璧なパノラマ画像
競技場や広場、交差点などの広いオープンスペースでは、多くの場合に共通の課題となるのが大規模なセキュリティの確保です。あらゆる場所をカバーするには複数のカメラが必要になるため、導入が困難になって費用も増加します。また、こうした広い場所では、画像を拡大して詳細表示を確認するためのHD画像も必要になります。
この場合に最適な選択となるのが、Hikvisionの受賞歴を誇るPanoVuシリーズなどの製品です。PanoVuのパノラマカメラでは複数のレンズが1つのユニットに統合されており、従来は複数のカメラが必要だった範囲を一台でカバーできるため、設置と管理にかかる費用を節約できます。
PanoVusでは、独自の高度な画像ステッチング技術によって複数の画像をつなぎ合わせることで、1つのシームレスな180度または360度のパノラマ画像が生成されるため、さらに実物に近い鮮明で一貫した表示が実現します。これらの高機能な製品では、最高32 MPの高解像度の優れたイメージングによって、ビデオ画像のプレビューや再生もスムーズに行えます。
■パン、チルト、ズームも思いのまま
重要な領域では、セキュリティのカバレッジが最優先されることがあります。インシデントが発生した際には、高画質の細部をクローズアップで表示できることが重要です。一般的に困難なシナリオとしては、複数の入口がある公共の広場や駅の待合室などが挙げられます。従来的に、完全なセキュリティのカバレッジには多数のIPカメラが必要ですが、これはインシデントがめったに発生しない場所では費用対効果の高い方法ではないでしょう。これについては、PTZカメラのほうが適しています。
PTZカメラの強みの1つは自動パトロール機能で、セキュリティ担当者はカメラで監視を行う領域とその期間、頻度、タイミングなどのルールを設定できます。また、HikvisionのUltraシリーズのPTZカメラでは、たとえば42倍という超高倍率の光学ズームで広い範囲をカバーできます。そのため、離れた場所にある被写体を拡大して、細部をはっきりと表示することが可能です。
Ultraシリーズには非常に優れた暗視機能も搭載されています。Hikvisionの代表的な低光量技術であるDarkFighterによって、0.0005ルクスまでの低照度で美しいHD画像をキャプチャすることができます。
■全体像と細部を1つの画面で表示
また、広角のセキュリティビューを常に表示しつつ、インシデントが発生した際にクローズアップで詳細を確認することが必要な場合もあるでしょう。その例としては、ショッピングモールの混み合った屋外駐車場が挙げられます。駐車場に入って来る車両が多いと、施設の管理者は混雑が発生する場所に注意を払い、買い物客が慌てずスムーズに駐車できるようにする必要があります。
事故は、駐車スペースを急いで見つけようとしているときに発生する可能性があります。管理者がどこで何が起こっているのかを把握して、セキュリティスタッフを直ちに現場へ送り込み、必要に応じて状況に対処し、交差点を片付けて他の車両が通れるようにできれば、非常に有益でしょう。
Hikvisionの新しいTandemVuのPTZカメラでは、全体的な状況認識のために広い範囲を監視しながら、特定のインシデントを確認するために細部を拡大表示することで、同時に両方の「視点」にフォーカスできます。このカメラでは複数のレンズが1つのユニットに統合されており、全体像と詳細を一緒に表示することが可能です。そのため、最大限のセキュリティと安心という2つの強みが確保されます。
■狭い場所で完全なカバレッジが必要な場合
小売店や会議室など、カバーするスペースがより小さい場所では、状況を認識できる完全なカバレッジがセキュリティ上の最優先事項になることが多々あります。ただしこれらのシナリオでは、棚や陳列台など、カメラの視線を妨げる被写体がフロア中に存在します。そのため、天井から床への縦方向のビューのほうがスペース全体をカバーしやすくなります。ここでは、魚眼カメラが最適な役割を果たします。
Hikvisionの魚眼カメラは現在の市場で最も高機能な製品の一つとなっています。Immervision社のトップ製品であるレンズが採用され、市販されている他の多くのカメラよりも画角が広くて歪みが少なく、鮮明できめ細かな画像を表示できます。これらの画像は、歪み補正が行われてさらに自然になります。
ヒートマッピング、交差点フロー分析、人数計測など、ディープラーニングベースのAIアプリケーションが組み込まれているこの魚眼カメラがあれば、さまざまなデータを活用してビジネスの分析やレポートの作成、よりスマートな意思決定を行えるようになります。
【効果的な一元化】
これらのデバイスや技術はすべて管理する必要がありますが、そのためにはHikvisionのHikCentral Professionalのような高度なVMSが最適です。HikCentral Professionalのビデオ管理ソフトウェアでは、リアルタイムの情報を拡大、縮小したり、パノラマで表示したりすることができます。ここでは、効果的かつリアルタイムでインシデントに対応できるよう、ビデオフィードから収集されたインサイトが活用されます。
【自信を持って安全性を強化】
Hikvisionは、広い場所やオープンスペースを保護するにあたって、高度なカメラでセキュリティ上の課題に対処できるようにすることで、将来を形成する技術をさまざまな職種の専門家に自信を持って活用していただけるよう取り組んでいます。今すぐトライアルにお申し込みのうえ、Hikvisionの高性能な製品(今なら5年間の保証付きです!)を実際にご利用ください。詳細についてはぜひウェブサイトもご覧ください。デジタルショールームでは、すべての製品ライン、コアテクノロジー、シナリオベースのソリューションパッケージなどをご確認いただけます。
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■HIKVISION JAPAN株式会社について■
2019年に設立されたHIKVISION JAPAN株式会社(ハイクビジョンジャパン株式会社)は監視カメラ事業、アクセス制御、顔認証製品等の事業分野を柱とし、日本市場のお客様のニーズに応える幅広い製品やサービスを提供しております。今後は、EZVIZ、Hik Robot、Automotive Electronics、Intelligent StorageとHimicroをハイクビジョングループとして、「課題の解決を軸に、あらゆるソリューションを提供する」ことを企業理念とし、この使命を実現するために、「人々の安全性を高める」という価値を守ります。そしてこれらを礎に、グループ一体となり、日本顧客の未来創造に貢献していきたいと考えております。
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