Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」を再起動!
『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズとのタイアップを開始
NICT(エヌアイシーティー)は、Web媒介型攻撃の実態把握と対策技術の向上のため、2018年に開始したユーザー参加型プロジェクト「WarpDrive」を再起動し、アニメ『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズの世界観にプロジェクト全体をアップデートするとともに、各種のユーザビリティを向上しました。プロジェクトへの参加を可能にする新しいタチコマ・セキュリティ・エージェント及びタチコマ・モバイルの無償ダウンロードを2022年5月31日(火)14:00から開始しました。
【ポイント】
■ Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」を完全リニューアル
■ 最新シリーズ『攻殻機動隊 SAC_2045』の世界観にプロジェクト全体をアップデート
■ 2022年5月31日(火)からタチコマ・セキュリティ・エージェント等の無償ダウンロードを開始
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー)、理事長: 徳田 英幸)サイバーセキュリティネクサスは、Web媒介型攻撃の実態把握と対策技術の向上のため、2018年に開始したユーザー参加型プロジェクト「WarpDrive*」を再起動し、アニメ『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズの世界観にプロジェクト全体をアップデートするとともに、各種のユーザビリティを向上しました。プロジェクトへの参加を可能にする新しいタチコマ・セキュリティ・エージェント及びタチコマ・モバイルの無償ダウンロードを2022年5月31日(火)14:00から開始しました。
*Web-based Attack Response with Practical and Deployable Research InitiatiVE
【背景】
多様化・巧妙化を続けるサイバー攻撃。Webサイトを閲覧するだけでマルウェアに感染するWeb媒介型攻撃による被害は今もなお続いています。Web媒介型攻撃は、悪性のWebサイトを閲覧したユーザーのみに攻撃が行われるため、正確な実態把握が困難でした。
NICTは2018年に、アニメ『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズとタイアップし、ユーザー参加型プロジェクト「WarpDrive」を開始しました。「WarpDrive」では、PC向けに「タチコマ・セキュリティ・エージェント」(以下「タチコマSA」)、スマートフォン向けに「タチコマ・セキュリティ・エージェント・モバイル」(以下「タチコマ・モバイル」)を無償配布し、参加ユーザーのWebアクセスの観測、分析、攻撃検知、ブロック、警告等を行い、Web媒介型攻撃の実態解明や対策展開を目指してきました。
【今回の成果】
今回、NICTで2021年4月に発足した新組織サイバーセキュリティネクサス(Cybersecurity Nexus: CYNEX(サイネックス))において「WarpDrive」を再起動し、最新シリーズ『攻殻機動隊 SAC_2045』とのタイアップを開始。同作品の世界観にアップデートしました。
さらに、タチコマSAは、PCへのアプリケーションのインストールを不要とし、Chromeブラウザの拡張機能のみで動作可能とすることで、初期導入が容易になりました。また、タチコマSAからユーザーに通知があった際のヘッドライン表示を改善し、通知履歴を確認できるメニュー(図2参照)を追加、通知に関して運営側とやり取りができる窓口も追加しました。タチコマ・モバイルは、Android 11に対応するとともに、スマートフォンのセキュリティレポートを表示する機能を追加するなど、ユーザビリティが大幅に向上しました。
『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズにアップデートしたタチコマSA及びタチコマ・モバイルは、2022年5月31日(火)14:00から無償ダウンロードを開始しました。
⇒ WarpDriveポータルサイト(https://warpdrive-project.jp/)
【今後の展望】
「WarpDrive」は、今後もタチコマSAとタチコマ・モバイルのユーザビリティ向上やゲーム要素の追加など、継続的なアップデートを行うことで、より多くの参加ユーザーを募り、Web媒介型攻撃の実態解明や対策展開を更に進め、Web空間の安全性向上を目指します。
<関連する過去のプレスリリース>
・2018年6月1日 Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」の実証実験開始について
https://www.nict.go.jp/press/2018/06/01-1.html
・2020年3月16日 Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」スマートフォン向け実証実験を開始
https://www.nict.go.jp/press/2020/03/16-1.html
■ Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」を完全リニューアル
■ 最新シリーズ『攻殻機動隊 SAC_2045』の世界観にプロジェクト全体をアップデート
■ 2022年5月31日(火)からタチコマ・セキュリティ・エージェント等の無償ダウンロードを開始
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー)、理事長: 徳田 英幸)サイバーセキュリティネクサスは、Web媒介型攻撃の実態把握と対策技術の向上のため、2018年に開始したユーザー参加型プロジェクト「WarpDrive*」を再起動し、アニメ『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズの世界観にプロジェクト全体をアップデートするとともに、各種のユーザビリティを向上しました。プロジェクトへの参加を可能にする新しいタチコマ・セキュリティ・エージェント及びタチコマ・モバイルの無償ダウンロードを2022年5月31日(火)14:00から開始しました。
*Web-based Attack Response with Practical and Deployable Research InitiatiVE
【背景】
多様化・巧妙化を続けるサイバー攻撃。Webサイトを閲覧するだけでマルウェアに感染するWeb媒介型攻撃による被害は今もなお続いています。Web媒介型攻撃は、悪性のWebサイトを閲覧したユーザーのみに攻撃が行われるため、正確な実態把握が困難でした。
NICTは2018年に、アニメ『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズとタイアップし、ユーザー参加型プロジェクト「WarpDrive」を開始しました。「WarpDrive」では、PC向けに「タチコマ・セキュリティ・エージェント」(以下「タチコマSA」)、スマートフォン向けに「タチコマ・セキュリティ・エージェント・モバイル」(以下「タチコマ・モバイル」)を無償配布し、参加ユーザーのWebアクセスの観測、分析、攻撃検知、ブロック、警告等を行い、Web媒介型攻撃の実態解明や対策展開を目指してきました。
【今回の成果】
今回、NICTで2021年4月に発足した新組織サイバーセキュリティネクサス(Cybersecurity Nexus: CYNEX(サイネックス))において「WarpDrive」を再起動し、最新シリーズ『攻殻機動隊 SAC_2045』とのタイアップを開始。同作品の世界観にアップデートしました。
さらに、タチコマSAは、PCへのアプリケーションのインストールを不要とし、Chromeブラウザの拡張機能のみで動作可能とすることで、初期導入が容易になりました。また、タチコマSAからユーザーに通知があった際のヘッドライン表示を改善し、通知履歴を確認できるメニュー(図2参照)を追加、通知に関して運営側とやり取りができる窓口も追加しました。タチコマ・モバイルは、Android 11に対応するとともに、スマートフォンのセキュリティレポートを表示する機能を追加するなど、ユーザビリティが大幅に向上しました。
『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズにアップデートしたタチコマSA及びタチコマ・モバイルは、2022年5月31日(火)14:00から無償ダウンロードを開始しました。
⇒ WarpDriveポータルサイト(https://warpdrive-project.jp/)
【今後の展望】
「WarpDrive」は、今後もタチコマSAとタチコマ・モバイルのユーザビリティ向上やゲーム要素の追加など、継続的なアップデートを行うことで、より多くの参加ユーザーを募り、Web媒介型攻撃の実態解明や対策展開を更に進め、Web空間の安全性向上を目指します。
<関連する過去のプレスリリース>
・2018年6月1日 Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」の実証実験開始について
https://www.nict.go.jp/press/2018/06/01-1.html
・2020年3月16日 Web媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」スマートフォン向け実証実験を開始
https://www.nict.go.jp/press/2020/03/16-1.html
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