HIRAC FUND、WineTech事業を手掛ける株式会社WineBankに出資
※1 WineとTechnologyを組み合わせた造語。ワイン業界において金融とテクノロジーを掛け合わせた新たなサービスを指す。
出資の背景
日本における果実酒(ワイン)の消費者に対する販売数量について、令和3年度は354,992kl(キロリットル)と前年比102.1%※2であり、10年前と比較すると126.0%※3と長期的に拡大しています。特に高級ワインは飲むだけでなく、経年による価値や希少度合の上昇が期待できるものとして、欧米諸国の富裕層の中では投資対象としての側面も持っています。
今回出資したWineBankは、シリアルアントレプレナー(連続起業家)である中野氏が、創業50年の酒販店を承継し事業拡大しているスタートアップです。既存のワイン直輸入、EC・サブスクリプション事業、レストラン・ワインカーヴ事業の基盤を活かし、「既存のワイン流通をアップデートする」をMissionに掲げ、新たな領域であるWineTech事業に注力しています。
<WineTech事業>
希少価値の高い高級ワイン銘柄に投資し、そのポートフォリオをアプリケーションで管理・売買できるワイン投資サービス『WineVest』を提供します。インフレヘッジのアセットクラスとして、高級ワイン投資が富裕層中心に注目を集める中で、手軽に希少価値の高い正規品ワインを購入できるだけでなく、ワインポートフォリオの時価が日米欧のネット最安値と連動して見える化されます。
今後、WineBankからの購入だけでなく富裕層等が個人セラーで保管している高級ワインもアプリ上で管理可能(クラウドセラー化)とすることで取扱量を増やし、高級ワインの一大売買プラットフォームを目指します。また、飲食店向けにも事業展開予定であり、オンラインだけでなくオフラインでのユーザータッチポイントを作っていく予定です。
当社は、WineBank代表の中野氏のシリアルアントレプレナーとしての手腕に加え、ワイン業界・富裕層向けビジネスへの知見の深さ、高級ワインの仕入力等をはじめとした参入障壁の高さを軸とした事業展開の広がりに期待してこの度出資しました。今後は、HIRAC FUNDのリソースを活用し、地域金融機関との連携をはじめとした事業展開や資金調達、広報など様々な領域で支援してまいります。
※2 「国税庁ホームページ統計情報 令和3年度 3 間接税」(2023年6月21日公開)より。令和3年度の酒類の販売(消費)数量において果実酒の消費者に対する販売数量計は354,992kl、令和2年度は347,710kl。
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/sake2021/shuzei.htm
※3 「国税庁ホームページ統計情報 平成23年度 3 間接税」(2013年8月16日公開)より。平成23年度の酒類の販売(消費)数量において果実酒の消費者に対する販売数量計は289,669kl。
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/sake2011/shuzei.htm
ワイン投資のオンラインプラットフォーム『WineBank』について
『WineBank』は、希少価値の高いワインの購入・管理・売却を一貫してシステム上で行うことができる、ワイン管理/投資のオンラインプラットフォームです。ソムリエたちによって厳選された、良質かつ高級なワインへ投資を行います。さらに、ご希望の投資プランをもとにコンシェルジュが、ワインの購入、ワインセラーでの資産管理、売却まですべてをサポート。また、ポートフォリオ内のすべてのワインはお客さまに所有権があるため、お好きなタイミングで売買するだけでなく、実際に取り寄せてお飲みいただけます。(一部の機能は開発中です)
URL:https://www.wine-bank.co.jp/lp
株式会社WineBankについて
<代表プロフィール>
代表取締役社長 中野 邦人
株式会社Seven Signatures にて、Donald Trump氏とハワイでTrump tower Waikikiプロジェクトに関わり1日あたりの売上高のギネス記録樹立。担当役員として学んだ不動産業のスペースシェアリング事業にて、飲食・宿泊・会議などの時間貸しコンテンツを株式会社あどばるを設立。株式会社あどばる、その後設立した株式会社AbHeriにおいて、上場企業グループ入りを果した。シリアルアントレプレナーとして2020年に有限会社中村を事業承継。株式会社WineBankに改め、代表取締役社長に就任。
<会社概要>
会社名:株式会社WineBank
代表者:代表取締役社長 中野 邦人
事業内容:WineTech事業、ワインを中心とした酒類販売、 レストラン事業
設立:1970年10月 ※2022年7月事業承継
本社:東京都港区六本木4丁目12番8号 第6DMJビル 2階
URL:https://www.wine-bank.co.jp/lp/
HIRAC FUNDの出資を受けてのコメント
株式会社WineBank 代表取締役社長 中野 邦人氏
WineTech事業を構想した時から、将来的な出資と事業連携を思い描いていたマネーフォワードベンチャーパートナーズ社より、この度当社に出資いただけたことを光栄に思います。我々はワイン愛好家の一員として、ワインの購入・管理・売却における業界の様々な課題を解決するために必要な「WineTech事業=Wine×Technology」を今後更に拡大したいと考えております。その知見を有するHIRAC FUNDおよび参画されるLPの方々と連携させていただき、これを機会に更なる成長と信頼度向上を目指しててまいります。
そして、全国の富裕層にファインワインを楽しんでもらいながら、ワインを資産形成の一つとして加え、より豊かなライフスタイルを構築するお手伝いをさせていただければと思います。最後になりますが、ワインテック構想の始まりである金坂さん、ご担当いただき辛い時も並走してくださった岡田さんに感謝を申し上げながら、共にワイン業界の明るい未来を構築していきます。
HIRAC FUND概要
HIRAC FUNDは、テクノロジーによる社会課題解決を目指すシード・アーリーステージのスタートアップに特化したアントレプレナーファンドです。
<2号ファンドについて>
名称:HIRAC FUND2号投資事業有限責任組合
ファンド総額:61.5~80億円(予定)
投資対象:国内外のシード・アーリーステージを中心としたIT/テクノロジー企業全般
無限責任組合員:マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社
(参考)「マネーフォワードグループのHIRAC FUND、2号ファンドのセミ・ファイナルクローズを実施し総額61.5億円に」
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000104600.html
マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社について
名称:マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社(株式会社マネーフォワード100%子会社)
所在地:東京都港区芝浦 3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
代表者:古橋智史、金坂直哉
事業内容:ファンドの募集・運営
設立:2020年5月25日
*お問い合わせはページ内コンタクトフォームよりご連絡下さい。
*記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像