【新製品「ポータブル振動計」を世界初公開】小野測器「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」に出展
モビリティ開発を支える計測ソリューション 全20種を展示・紹介
電子計測器の製造および販売を展開する株式会社小野測器(代表取締役社長 大越 祐史)は、2025年5月21日(水)~23日(金)の3日間、神奈川県の「パシフィコ横浜」で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」およびオンライン展示会「人とくるまのテクノロジー展 ONLINE STAGE 1」(主催:公益社団法人自動車技術会)に出展します。

「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」の当社出展ブースは「モビリティ開発を支える計測ソリューション」をテーマに、次世代モビリティ開発に貢献する製品群を展示、紹介する予定です。世界初公開となる「ポータブル振動計VW-3100」や、xEV開発に貢献する「ローノイズマイクロホン」、実路での実車検証を台上で再現が可能な「AD/ADAS 開発向けVIL ベンチ」等、モビリティ開発を支えるアプリケーションおよび計測機器を展示予定です。
【小野測器ブースのポイント】
・開発領域毎に貢献可能な商品を展示(NV評価と検査/開発プロセス/車両評価)
・業界最高峰の性能を持つ「ポータブル振動計VW-3100」を世界初展示
・次世代モビリティ開発に貢献する最新の計測機器を展示
・MBD(モデルベース開発)に貢献するベンチマーキングレポート販売の紹介
【出展概要】
イベント名 人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA
会 期 2025年5月21日(水)~5月23日(金)
開 催 時 間 10:00~18:00(最終日のみ 9:00~16:00)
会 場 パシフィコ横浜
小 間 番 号 184
入 場 料 無料(事前登録が必要です)
※人とくるまのテクノロジー展 ONLINE STAGE 1 : 2025年6月4日(水)まで
※公式サイト : https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/
【出展商品】
●NV評価と検査
・ポータブル振動計 VW-3100 ※新製品
現場では依然として聴診棒を用い、作業者の感覚と経験に頼った異常判断が重要視されているが、属人的なばらつきや、ノウハウ継承の難しさが課題となっている。本製品は、当社独自の信号処理技術により、異常成分を抽出・数値化することで、異常兆候の検出確度を高めた。これにより経験に頼った診断をデータに基づく手法へと移行でき、設計・保全部門における判断確度の向上や、ノウハウ継承を支援するツールとしての活用が期待できる。


・音響振動解析システムO-Solution DS-5000 ※新機能/動画再生機能
当社の「音響振動解析システム O-Solution DS-5000」に、新たなオプションとして「動画再生機能」を追加。動画ファイルを本製品に読み込むことで、音や振動などの解析結果と併せて再生することが可能。
・実験的モード解析システムソフトウェア MEscope
DS-5000ハードウエアを使用し、解析用データを収集することが可能。事前にストラクチャを作成しておくことで、データ収録直後にアニメーションを開始することができるため多チャンネル解析に貢献。


・ノイズテスティング‧ソフトウェアGN-1200
音響・振動解析をベースとした異常診断用のコンパレーター機能付きソフトウェア。多チャンネルの信号を計測し、周波数解析やトラッキング解析、エンベロープ解析など、複数の解析手法を組み合わせた同時解析と良否判定が可能。通信とオートシーケンスにより計測~判定~データの送受信を繰り返し行えるため、装置に組み込むことで正確で効率的なNV検査を実現できます。
‧ローノイズマイクロホン MI-1282M10
国内初の1/2インチバックエレクトレット型ローノイズマイクロホンで、自己雑音レベル4.5 dB(A特性)を達成。車両に搭載される各種モーターやインバーターの静音化と車両の防音技術向上により顕在化してきた様々な微小音の評価・対策に貢献。


・O-Solution DS-5000音響パワーレベル計測システム
半無響室における音圧法の音響パワーレベル計測を行うことができるシステム。最新のISO規格に対応しているほか、解析周波数範囲を拡張することで1/3オクターブの20kHzまでの音響パワーレベルが測定可能。
・Webアプリケーション Sound One
音の収録・音の編集・データの管理・オーディオテスト・主観量と物理量の結び付けができるWebアプリケーション。どなたでも簡単に使えるシンプルな聴感実験(オーディオテスト)の機能を搭載。製品音のデザインや異常音の判定などさまざまなシーンで活用が可能。


・高機能騒音計LA-7000シリーズ
大型カラー液晶タッチパネルの採用により、直感的に分かりやすい操作で計測を開始できる騒音計。本製品があれば、騒音測定、音の収録、周波数分析、異音の音源探査が可能となり、測定作業の効率が大幅に向上。
●開発プロセス
‧AD/ADAS 開発向けVIL ベンチ
ADAS(先進運転支援システム)の評価を行う場合、実際の環境で他車両や周辺オブジェクトの配置、天候など外的要因を受けずテストすることは困難。バーチャルリアリティと当社のベンチを組み合わせることで、安全かつ定量的な評価ができる「ADAS-VILS(Vehicle In the Loop)」により、台上でのADASの機能検証を実現。


‧自動計測制御システムFAMS-R6
多様な機器と連携を強化した「自動車計測制御システム FAMS-R6」と「遠隔監視システム」を活用することでさまざまな試験の自動化が可能に。
自動車開発現場における、省人化の推進や試験の効率化に貢献。
・角度軸信号計測ソフトウェアExAngle(エクスアングル)
当社が長年販売している燃焼解析ソフトウェアの最新作。カーボンニュートラル(CN)に向けて、新燃料に対応した内燃機関や次世代動力源の開発が活発に進む中、本製品は燃焼解析だけにとどまらず、あらゆる回転体を対象とした高速サンプルの汎用計測器としてリニューアル。


・ベンチマーキングレポート販売
2023年より、電動車両を対象とした「ベンチマーキングレポート販売」を開始した。これまで培ってきた計測技術と経験を活かし、小野測器ならではの視点にこだわったレポートを提供している。好評を博した熱マネレポートに続き、最新作としてXiaomi SU7 MAXのロードノイズTPAを新たにラインナップに加えた。試験データから作成したシミュレーションモデル「熱マネジメントモデル」と組み合わせることで、自動車産業の技術進化に貢献。
●車両評価
・クランプ型トルク計 ※新製品
実走行とモデルの再現性を高めるトルク計測システム。対象シャフトにクランプするだけの簡単な取付にもかかわらず、着脱を繰り返しても高い再現性を実現。本製品を用いることで、実路と台上で同じ計測器を用いた試験の比較が可能となり、モデル化やモデル検証の質向上に貢献。


・小型高剛性トルク検出器RHシリーズ
自動車業界では、電動化が急速に進み多くのモーターが使用される中で、振動‧騒音の原因となるコギングトルクやトルクリップルを最小限に抑える
モーターが求められている。本製品は、トルク変動を正確に捉えるため、剛性を高め、高速回転仕様に対応するトルク計測を実現。
・レーザー面内速度計LV-7000シリーズ
移動物体、回転体の速度や速度ムラ、移動距離‧長さを、非接触で検出する高感度‧高応答の計測器。モーターの回転軸などにおいて、ねじり振動が原因で軸の破損や振動騒音などの問題を引き起こすことがある。本製品は、レーザー光をモーター軸に照射し、このねじり振動を非接触で測定することが可能。


‧無線計測システムWC / WT / WVシリーズ
小型・軽量モジュールで温度や電圧を計測し、無線通信でデータをPCに送信。可動部、回転体、密閉空間など設置や配線が困難な対象物の測定が可能。
‧GPS速度計LC-8300A
GPSからの速度情報だけでなく、IMUによって補正することで木々やビルなどによる電波障害が起きやすい市街地でも、試験環境に左右されることなく安定した速度計測が可能。GPSアンテナや独自のIMU(慣性計測ユニット)補正アルゴリズムを進化させ更に安定した計測を実現。


‧車載型容積式流量検出器 FP-4135
流量範囲 0.1~200 L/h(測定レンジ比 2000:1)のワイドレンジを実現した容積式流量検出器。流量検出部は小型で、実車のエンジンルーム内への設置を想定した広い使用温度範囲により、実走行においても正確な燃料流量計測が可能。
‧車載型燃料流量計DF-2200
当社のFPシリーズ容積式流量検出器に対応する小型の車載型燃料流量計。小さなボディに燃費計測に必要な流量‧温度‧圧力計測、CAN通信機能を
搭載し、車載や台上ベンチでも使用可能。


‧モーター&エンジン回転計CT-6710
多種のセンサー入力が可能な小型エンジン&モーター回転計。コンパクトな筐体により、台上試験機での使用はもちろん、実際の実験車両に搭載し、エンジンやEV/HEVモーターの回転計測が可能。
【小野測器について】
1954年創業。電子計測機器の製造、販売ならびに各種エンジニアリングサービス事業を展開。創業同年には、国内初となるジェットエンジンの回転数を計測する回転計を開発。自動車産業では二輪・四輪車、自動車部品、その他建設機械、食品や医療検査等、幅広い分野において研究開発のサポートから製造工程での測定技術を提供。自動車メーカーHondaの第二期(1983-1992)F1レース活動において、V6ターボエンジンのベンチ試験用の操作システムを特注制作するなど、同社の優勝に技術面でサポート。その他、近年では電動車両(EV)開発支援など、カーボンニュートラル社会実現のために新たなビジネス領域への参入を行っている。
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