S2W、ギリシャ政府機関へサイバー脅威インテリジェンスソリューション「QUAXAR」提供
グローバル公共分野での実績を背景にヨーロッパ市場へ事業拡大
ダークウェブビッグデータ分析AI企業S2W(以下、S2W、代表:徐尚徳 ソ・サンドク)は12月25日、ギリシャ政府機関に、民間企業及び公共部門向けのサイバー脅威インテリジェンス(CTI)ソリューション「QUAXAR」を提供することを発表しました。S2WはダークウェブやTelegramなどから新種のサイバー脅威に関するビッグデータを収集・分析し、インテリジェンスを導き出すことで、ギリシャ政府が自国を標的とした安全保障上の脅威の兆候を、より体系的かつ効果的に把握し、対応できるよう支援します。

今回の契約は、欧州連合サイバー保安庁(ENISA)本部の所在国であり、欧州連合(EU)におけるサイバー安全保障協力の拠点として重要な役割を担うギリシャにおいて、政府機関による厳格な性能検証および安全性評価を経て実現したものです。その点で、本契約は大きな意義を持っています。
これに先立ち、S2Wは国際機関やアジア・中東地域の公共機関・政府機関を中心にグローバルな顧客基盤を拡大してきました。こうした実績を通じて、当社は国際基準に適合した技術力と高いセキュリティ性を有することを証明しています。
S2Wは、今回のリファレンスを起点に、ギリシャ国内の他の政府機関に加え、ヨーロッパ全域の公共部門へと積極的に展開していく予定です。あわせて、これまで企業と政府間取引(B2G)分野で培ってきた技術的な信頼性を強みとして打ち出し、該当地域における企業間取引(B2B)分野へと事業領域を拡張します。海外事業戦略をさらに高度化することで、民間市場における存在感の強化を図ります。
最近では、台湾証券取引所(TWSE)および国営台湾鉄路での導入実績を背景に、台湾を代表するグローバル海運企業であるエバーグリーン海運(Evergreen Marine Corp.)との契約を締結しました。これにより、当社の海外事業戦略の有効性が実証されています。
S2W海外事業総括のイ・ユギョン常務取締役は「昨年8月、サウジアラビア向けの輸出をきっかけに中東市場への進出を成功させましたが、今回新たにギリシャ政府機関を顧客として獲得したことで、ヨーロッパという新たな舞台においてもS2Wの可能性を確認することができました。今後も、差別化された技術競争力を強みとして、グローバル市場における事業領域の拡大を進めていきます」と語りました。
■会社概要
商号 :S2W
代表者 :代表 徐尚徳 ソ・サンドク
設立 :2018年9月
公式サイト:https://s2w.inc/ja
2018年9月に設立されたS2Wは、2023年に世界経済フォーラム(WEF)の「最も有望なテクノロジーパイオニア100社」のうちの1社に選定されたダークウェブビッグデータ分析AI専門企業です。
2020年に「国際刑事警察機構(ICPO)」のパートナー企業に選定されて以降、国際社会の安全保障強化のための捜査協力を続けており、2024年7月からマイクロソフト(MS)の「セキュリティコパイロット(Security Copilot)」にデータを提供し、機関や企業に向けた技術協力を続けています。また2025年10月には、ICPOが主導する官民協力プログラム「Gatewayイニシアチブ」の世界12番目のパートナーとして、韓国から初めて選定されました。
製品情報:
●XARVIS(ザービス):公共部門・政府機関向けサイバー犯罪捜査ビッグデータソリューション
●QUAXAR(クェーサー):民間企業・機関専用サイバー脅威インテリジェンスソリューション
●SAIP:産業用生成AIソリューション
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