Checkout.com、OpenAIのAgentic Commerce Protocol (ACP)を採用。
エンタープライズ企業向けに、エージェントコマースを支える決済基盤を提供。

デジタル決済プラットフォームを提供するCheckout.com(チェックアウト・ドットコム)(本社:英国ロンドン、創業者兼CEO:ギヨーム・プセ)は、2025年11月26日、OpenAI社が提供する「Agentic Commerce Protocol(以下、ACP)」を採用したことを発表しました。ACPは、AIエージェント・人・企業が連携して購入手続きを完了できるようにするオープンなプロトコルで、Checkout.comはこれに対応することで、エンタープライズ企業向けの「エージェントコマース」を本格的に支えていきます。
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OpenAI社が提供する「Agentic Commerce Protocol(ACP)」を採用。
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ChatGPT上のAIエージェントが、消費者に代わって商品を購入できる環境を実現。
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Checkout.comの調査では、今後5年以内にエージェントコマースが月間家計支出の約5分の1を占める可能性があると予測。
ChatGPTのInstant Checkoutに対応し、AI起点の新しい購買チャネルを開拓
ACPへの対応により、Checkout.comはOpenAIが提供する「Instant Checkout」をはじめとしたAIプラットフォーム上で、シームレスかつ安全な決済を実現します。消費者は、ChatGPTのAIエージェントに相談しながら商品やサービスを検討し、そのまま同じ画面上で決済まで完了できます。企業側は、自社サイトやアプリの外側に広がる「AIエージェント経由の新しいタッチポイント」においても、自社ブランドの一貫した体験を提供しながら、リーチを拡大することができます。
信頼できるエージェント体験のためのオンボーディング・本人確認・不正対策
エージェントコマースが広がると、利便性だけでなく「誰がその取引をしているのか」「本当に安全か」が、これまで以上に重要になります。Checkout.comは、次のようなツール群を組み合わせることで、AIエージェント経由の取引においても信頼できる体験を実現します。
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正規の事業者だけが参加できるようにする検証済みオンボーディング
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なりすましやアカウント乗っ取りを防ぐアイデンティティ管理
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AIエージェントを悪用した不正取引を検知・遮断する不正防止機能
Visa、Mastercard、Googleなどとの協業でグローバル標準づくりを推進
Checkout.comは、エージェントコマースを安全に拡大していくためには、決済事業者だけでなく、カードネットワークやテクノロジーパートナーなどエコシステム全体での連携が不可欠だと考えています。現在、Visa、Mastercard、Googleなど多様なパートナーと協力し、セキュアでトークン化されたインテリジェントな決済のグローバル標準づくりを進めています。この取り組みは、AIエージェントが消費者の意図を理解し、その意図に基づいて行動する際に、以下の内容を担保することを目的としています。
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データが安全に扱われていること
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何がどのように行われているかが透明であること
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AIの行動範囲やルール(ガードレール)が明確であること
すでに複数の大手エンタープライズ企業が、この新しい標準への接続を進めており、実際のエージェントコマース体験を提供するためのインフラ整備が進行中です。
調査結果:5年以内に家計支出の約5分の1がエージェント経由に
Checkout.comが実施した最新の調査によると、エージェントコマースは今後5年以内に、月間家計支出の約5分の1(21%)を占める可能性があることが分かりました。特に、日用品の購入やサブスクリプションの更新、公共料金の支払いなど、繰り返し発生する支出において、AIエージェントへの委任が受け入れられやすい傾向があります。一方で、高額商品や体験型サービスにおいては、ブランドへの信頼や透明性がこれまで以上に重要視されることも明らかになっています。Checkout.comは、こうしたインサイトを踏まえ、加盟店が自社のビジネスニーズや商品特性、顧客の嗜好に合わせて、カスタマイズされたエージェントコマース体験を設計できるよう支援していきます。
Checkout.com 最高製品責任者(CPO)
メロン・コルベチのコメント

「エージェントコマースは、デジタルコマースの次の章であり、これまでとは違うアプローチが求められます。私たちは、AIエージェントが顧客に代わってリアルタイムに意思決定を行う世界に向けて、加盟店が今から備えられるよう支援することに注力しています。その成功の鍵となるのは、エコシステム全体にわたる深く信頼に基づいたコラボレーションです。だからこそ、Checkout.comはACPを採用し、加盟店が自信とコントロール、そして高いパフォーマンスをもって、この変化のタイミングを捉えられるようにしたいと考えています。」
Checkout.comについて
Checkout.comは、デジタル経済を支える数千の企業に決済サービスを提供しています。当社のデジタル決済ネットワークは145以上の通貨に対応し、世界中で年間数十億件の取引を処理しています。
柔軟性と拡張性のあるテクノロジーにより、決済成功率の向上、処理コスト削減、不正対策を支援し、決済を企業の収益性の向上につなげます。ロンドンに本社を置き、世界19拠点にオフィスを構えるチェックアウト・ドットコムは、ソニー、Alibaba、Docusign、Uber Eats、GEヘルスケア、Wise、Remitly、Sainsbury's、Financial Times、といった世界のトップ企業と取引を行っています。
詳細は www.checkout.com/ja-jp/ (日本語サイト)をご参照ください。
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