6名の全く異なるスタイルの写真家が交わる。COPYCENTER GALLERYで「発見のよろこび」にフォーカスをあてたグループ展が開催

─ 多元世界での共生をテーマに、2年半かけて設計された最高純度の合同写真展覧会

株式会社PHOTOPRI

6名の全く異なるスタイルの写真家が交わる。COPYCENTER GALLERYで「発見のよろこび」にフォーカスをあてたグループ展が開催

この度、アートスペースCOPYCENTER GALLERY(コピーセンターギャラリー)は、2025年7月19日(土)から7月26日(土)まで、6人の写真家 Kazuya Yoshino/柘植美咲/西岡心平/藤江龍之介/山本 華/石田祐規 による合同写真展覧会《Eternalpole やまびこ(エターナルポール やまびこ)》を開催いたします。00年代から今日まであらゆる舞台で活躍する注目のアーティストたちの最新プリントや代表作の数々を、同一の空間で心ゆくまでお楽しみいただけます。これまで殆ど接点がなかった作家同士は、企画者以外とは事前の打ち合わせさえ実施せず、それぞれが全く異なるプロセスのまま搬入の日へ挑みます。そんな挑戦的な環境をキュレーションしているのは、COPYCENTER GALLERYのスタッフであり写真家のサマサ・シシースターです。シシースターは、この展示について「思い出に残るような仕掛けがある」と度々発言しています。仕掛けとは一体何か、ぜひその場へ足をお運びいただき、お確かめください。

【キュレーターからのごあいさつ】

本展覧会は、誰にとってもごく身近で多種多様な用途・解釈・表現方法が交差する「写真」を、遠くにそびえる山々へのこだまに例え、主題を 『やまびこ』(Yamabiko) としました。

類い稀な独創によって美しいライフハックを教えてくれる写真表現者たち、平時の活動では見られない大変異色な顔ぶれです。作風、制作スタンス、バックグラウンド、そして出身県までが異なる彼らの写真作品が一堂に会し交わるマルチバース系写真展を、ぜひとも現場でお楽しみください。本展の企画では、鑑賞者のためのより良い展示とは何なのかを自問、追求しながら、「発見のよろこび 」に焦点を当てた場所づくりを心掛けています。思いがけない愛おしい作品(もしくは展示環境による化学反応)との出会いから、ここでの新たな原体験を得て、今までにない感度の獲得を狙います。仮に、生きることが何かという問いの解が出会いであるとしたら、感性に訴えかけるような何物にも変え難い経験やコンテンツこそ、楽しさの根幹であると考えています。

写真における代替できない経験といえば、国内で最も影響力のあった二大写真コンペディション『写真新世紀』と『1_WALL』が同時期に終了した事実は、多くの若手写真家にとって「発見の喪失」に繋がったのではないでしょうか。私も写真を撮る者として、名の無い写真の行き場やエターナルポール(=時の流れの道しるべ)を一時的に失いました。まだ見ぬ写真領域に触れられる機会が減ったように感じ、若手写真家たちの業界がいつも以上に平坦に見えた日から、みんなのエターナルポールとして当企画構想を練り始めました。当初は、とにかく記憶に残る写真展を見てみたかったのですが、それはやがて、「決まり」をなくしたフラットなコミュニケーションとしての写真鑑賞を遂行したいという真の目的に繋がります。

企画の元ネタの一つとして、かつてのインディーズ写真イベントの再来を願うものもあります。本展出展作家の石田祐規を中心に2012年東京都豊島区のターナーギャラリーで開催された展覧会《イケイケハッピーハッピー写真ニューイヤー》や、2014年当時杉並区にあったTAV GALLERYこけら落とし展覧会《ピクチャーパーティ2》等は、私が活動を始めるより以前の出来ごとですがウェブ上のアーカイブを通して、純粋な写真表現の楽しさに没入できる展覧会情報に胸を打たれました。

現代では情報の過剰受信によって本質的かつ長期的な理解が霞みやすくなったと感じるかもしれませんが、理解とはささやかな愛情であり、そのプロセスに決まりはありません。「価値観を超越し反響し合う本展が、僅かでも 物見やぐら として活かされますように」と身勝手な祈りを捧げております。全ての皆さんにとって新鮮な楽しみにつながれば、この上ないよろこびです。

多元的に拡張し続ける写真環境と、それを光らせてきた写真家たちによる作品群をご堪能ください。


【開催概要】

展覧会名

Eternalpole やまびこ

出展作家

Kazuya Yoshino/柘植美咲/西岡心平/藤江龍之介/山本華/石田祐規

会期

2025年7月19日(土)~ 7月26日(土)

開廊時間

13:00 ~ 20:00(初日は23:00頃まで)

レセプションパーティ

7月19日(土)18:00 〜 midnight

休廊日

7月22日(火)

入場料

500円(現金もしくはPayPay)

会場

COPYCENTER GALLERY

住所

〒173-0004東京都板橋区板橋4-4-2 ミクニビル 1F/B1

クレジット企画

企画:サマサ・シシースター、ネギシコウダイ

キュレーター:サマサ・シシースター

会場構成:鈴木陽太郎

ポスターデザイン:久保心花

ホームページ

https://sites.google.com/view/eternalpole/yamabiko

展覧会オフィシャルX

https://x.com/pho_yamabiko

お問い合わせ

info@copycenter.gallery


【アーティストプロフィール】

Kazuya Yoshino

Kazuya Yoshino

1996- 大阪府出身

2001年から2021年の間、オーストラリアに居住。オーストラリアにて写真活動を開始。日本に帰国後もフォトスタジオに勤めながらポートレートやファッションなど多岐にわたり活動。東京を中心に活動するドイツ出身の写真家Stefan Dotterのアシスタントを勤める。

主な個展に《Before She Dies》(2020 at TCS Windows, オーストラリア)。

Instagram @kataomoi___


柘植美咲(Misaki Tsuge)

柘植美咲(Misaki Tsuge)

2000- 三重県出身

2018年、ポカリスエットの広告で高校生カメラマンとして起用される。羊文学や、20th Centuryなど多くのアーティストを撮影し、同世代のムーブメントを牽引する写真家の一人。日常生活から友人という被写体へ向けて最愛を持って接しており、撮影された写真への想いも強い。

主な個展に《健全》(2024 at .LAB RAINROOTS, 愛知)。受賞にIMA next“LOVE”グランプリ(2020)。

ウェブサイト https://33ki2ge.tumblr.com/

Instagram @misaki_tsuge


西岡心平(Shimpei Nishioka)

西岡心平(Shimpei Nishioka)

1976- 徳島県出身

2010年頃から撮影を始める。作品づくりをメインに雑誌やweb媒体などで活動。現在は子の誕生と祖父の死を機に、曖昧な記憶や白昼夢、空想に光をあてて撮影を継続している。

主な個展に《頭を垂る、眼差しを伏す》(2016 at ano ano gallery, 東京)、《Lichizwang》(2020 at tomorrow, 東京)。

ウェブサイト https://nishiokashimpei.com/

Instagram @nishiokashimpei


藤江龍之介(Ryunosuke Fujie)

藤江龍之介(Ryunosuke Fujie)

2000- 北海道出身

札幌で生まれ、2015年から写真活動を始める。狂気と静寂、シニカルと真心 相反する印象の乱立が、他を寄せ付けぬ唯一無二の閃光を成す。

主な個展にuntitled(2024 at gokou studio, 東京)。グループ展に《「elective affinities」展 PartI》(2023 at アニエスベー ギャラリー ブティック, 東京)、《Inertia》(2024, 東京)。

Instagram @fantasia2098


山本 華(Hana Yamamoto)

山本 華(Hana Yamamoto)

1999- 千葉県出身

アーティスト。ニューヨーク滞在を経て、多摩美術大学卒業。日常的な経験やフィールドワークによって促される人間の変容から、個人と世界の接点を探索し、その知覚から作品を制作する。

主な個展に《Offset》(2024 at 美學館 Philosopher's Stone, 韓国)。グループ展に《Anima in the fog》(2024 at Wall_Alternative, 東京)、《Encounters in Parallel》(2021 at ANB Tokyo, 東京)など。2023年,BWA Wrocław Galleries of Contemporary Art(ポーランド)によるアーティストレジデンス"Retreat Art Routes"に参加。

ウェブサイト https://hanayamamoto.com/

Instagram @hanayamamotowork


石田祐規(Yuki Ishida)

石田祐規(Yuki Ishida)

1989- 神奈川県出身

多摩美術大学映像演劇学科卒業。『雑誌令和』責任編集者。渋谷を拠点としたクリエイター集団『渋家(シブハウス)』初期メンバーであり、これまでにヌード、スナップ、演劇、ファッションと幅広いジャンルの写真を撮影。『完全犯罪』『大満足』『大盛り』などのZINEを刊行。写真家を超越した「生活の態度」が、結果として独創的な作家性に濃く還元される。現在は奈良県葛城市で猫や友人らと暮らす。

主な個展に《完全犯罪》(2016 at BARRACK, 沖縄)、《家族設計》(2017, 台湾)。グループ展に《イケイケハッピーハッピー写真ニューイヤー》(2012 at ターナーギャラリー, 東京)、《ピクチャーパーティ2》(2014 at TAV GALLERY, 東京)。いずれも参加・主催。

ウェブサイト http://yukiishida.com/

Instagram @amusing365


【キュレータープロフィール】

サマサ・シシースター(Samasa Sissistar)

2000- 東京都出身

本名、阿久津晟矢。写真家、映像作家。墨田区横綱出身。東京工芸大学映像学科中途退学。東京都板橋区 COPYCENTER GALLERY、港区 TAV GALLERY スタッフ。2013年、当時流行していた「投稿系中学生YouTuber」を皮切りに映像制作を開始。2018年に「ポカリ高校生カメラマン」第一期として大森瑠々、柘植美咲と共にポカリスエットの広告写真を撮影。2020年よりカレーコレクティブ『Curry Session』を発足し、同時期に写真家の石田祐規へ精神的弟子入り。現在は個人の写真・映像作品制作に加え展覧会企画を並行。初監督映画『Goodbye to KEEPSAKE』はクランクアップし、2025年現在製作進行中。

主催イベントに《築地玉子焼映画祭(しぶや篇)》(2021 at GAKU 渋谷PARCO, 東京)、《見えなくてもカレーセッション 夢の中でも一生》(2021 at F/Actory, 東京)、untitled(2023-2024 at copycenter gallery, 東京)、《酒井風&Samantha Sissistarプレゼンツ - オンゴーイング・カレーセッション with ミャンマー映像上映》(2024 at Art Center Ongoing, 東京)。

ウェブサイト https://sites.google.com/view/eternalpole/samasa-sissistar-home

Instagram @samanthasissistar


【COPYCENTER GALLERYについて】

【COPYCENTER GALLERYについて】

COPYCENTER GALLERYは、写真展・美術展品質の印刷サービス「PHOTOPRI」が運営する、都営三田線新板橋駅前のオルタナティブスペースです。かつて印刷所であったテナントを活かし、作品を「カタチにする」ことへの深いこだわりを追求する場として設立されました。

写真表現を軸としながらも、若手を中心としたアーティストが様々な実践を通じてこの境界的な空間を変容させていく、開かれたプラットフォームとなることを目指します。今後の活動にご注目ください。


本件に関するお問い合わせ先

株式会社PHOTOPRI

COPYCENTER GALLERY 広報担当

TEL: 070-9278-8828

Email: info@copycenter.gallery

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会社概要

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URL
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業種
製造業
本社所在地
東京都板橋区板橋1-9-10 保坂ビル3F
電話番号
-
代表者名
松邑 佑太
上場
未上場
資本金
-
設立
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