【イベントレポート】なぜ量り売りの化粧品に人が集まったのか？西中島クリスマスマーケットの現場から

〜コミュニケーションの起点になる、量り売り化粧品という選択〜

イベント時のワンシーン_量り売り風景

Kayohi合同会社（カヨイ合同会社、本社：大阪市淀川区、代表：鶴見勇介）は、2025年12月7日（日）に開催された「西中島クリスマスマーケット」に出店し、化粧品の量り売り体験を提供しました。当日は冬晴れの空の下、近隣住民を中心に、さまざまな世代の方にご来場いただきました。

「買う」よりも「話す」から始まる体験

イベント時のワンシーン

弊社のブースでは、パッケージではなく中身に向き合うことを大切にした量り売り化粧品を通して、自然と会話が生まれる光景が広がっていました。

量り売りは、あらかじめ決められた商品を並べるのではなく、
来場者一人ひとりと対話しながら、香りや質感を確かめてもらうスタイルです。

「これはどんな人向け？」「家族で使える？」
そんな何気ないやり取りの中で、化粧品の背景や想いを共有する時間が生まれていました。

実際にその場で手に取り、10gから量れる少量設計は、
“納得して選ぶ”という安心感にもつながっています。

 

ブースを覗き込むお子様

子どもから大人まで立ち止まるブース

当日は、小さなお子さんが興味津々でブースを覗き込む姿やじっくり説明を聞きながら試される大人の方の姿も多く見られました。

１０月に開催された北浜蚤の市出店のために開発した量り売り什器「通ヒ弐号機」の存在感も、人目を惹く要素になっていたように思います。

また量り売りという珍しさだけでなく、
「なんだか話しやすい」「聞いてみたくなる」
そんな空気感が、足を止める理由になっていたように感じます。 

創業１年を経て｜Kayohiが目指す“通いのある商い” 

弊社は、
「心が通うモノやサービスを通じて、人が通い集まる場所をつくる」
という理念のもと、量り売り化粧品をひとつの入り口として活動しています。

今回の西中島クリスマスマーケットへの参加は、
弊社にとって創業1周年の節目となるタイミングでの取り組みでもありました。

売上以上に「また来たい」「次はいつ出るの？」という声を多くいただけたことは、
この1年の歩みを振り返る中で、特に印象に残る出来事でした。

地元・淀川区に根を下ろし、一度きりのイベントではなく、人と人が顔を覚え、言葉を交わし、関係が続いていく。そんな“通いの文化”を、これからも地域の中で育てていきます。

イベント内での取り組み｜香りに関するヒアリング

香りサンプルのベース_kayohiベーシッククリーム

Kayohiベーシッククリーム_内容

今回のポップアップでは、Kayohi（カヨイ）が開発を進めているKayohi（カヨイ）ベーシックシリーズの賦香バージョン（仮称：香りベーシック）に関するヒアリングも実施しました。

サンプルのベースとなったKayohiベーシッククリームは、

敏感肌の方にも使いやすい処方を目指した無香料設計のシルククリームです。

「暮らしの中でふと気持ちが和らぐ要素」として、香りが日常に与える影響についても検討するため、
複数の賦香サンプルを用意し、来場者の方に実際に香りを確かめていただきました。

イベントのために香りのサンプルイメージ

以下、ご来場者の方々からのご意見を表にしております。

 

■精油系香りの評価 

香り原料	来場者の印象・コメント傾向	総合評価	Kayohi視点での解釈
ローズマリー葉油	落ち着く／甘すぎない／日常使いしやすい	★★★★☆	Kayohiベーシックとの親和性が高く、候補筆頭
ユズ果皮油	親しみやすい／分かりやすい／やや一般的	★★★☆☆	安心感はあるが個性・上質感は弱め
ラベンダー油	嗅ぎ慣れている／想像通り	★★★☆☆	定番ゆえの安心感と同時に没個性
ショウガ根油	好みが分かれる／少し個性的	★★☆☆☆	Kayohiらしさはあるが用途を選ぶ
カニナバラ果実油（ノバラ油）	優しい／控えめ	★★☆☆☆	単体では印象が弱くブレンド向き

■香料系香りの評価

香り原料	来場者の印象・コメント傾向	総合評価	Kayohi視点での解釈
藤の香り	やさしい／あまり嗅いだことない／生活になじむ	★★★★☆	Kayohiが目指す「生活のあたたかみ」と高い親和性
モスグリーン系	落ち着く／よくある／想像通り	★★☆☆☆	ナチュラル系では定番だが新規性に欠ける
シトラス系	さっぱり／分かりやすい／使いやすい	★★☆☆☆	清潔感はあるがKayohi独自性は弱い、洗剤っぽい

■ 総括 

精油系では ローズマリー葉油 が最も評価が高く、香料系では 藤の香り が印象・情緒面で好評価でした。西中島クリスマスマーケットでの来場者の属性として、「小さいお子様を連れた来場者や、近隣に暮らす方々」が多く、傾向として「親しみやすさ」と「上質感」のバランスを好む傾向にありました。

 

今回いただいたご意見や評価をひとつの指標としながら、Kayohiベーシックシリーズの処方思想を大切にしつつ、香りが日常にそっと寄り添うかたちで、今後の開発を進めてまいります。

代表コメント

「化粧品を“売る場”というより、人と人が自然に言葉を交わせる“きっかけの場”をつくりたい。
そんな想いから、私たちは量り売りという事業形態にフォーカスしています。

西中島クリスマスマーケットでは、商品そのもの以上に、香りを一緒に確かめたり、使い方を話したり、何気ない会話が生まれる時間がとても印象的でした。
『また来るね』『次も楽しみにしてる』という言葉をいただけたことが、何よりの励みです。

Kayohiはこれからも、モノの価値だけでなく、そこで生まれる関係性や時間を大切にしながら、地域の中に“通い続けたくなる場”を少しずつ育てていきたいと考えています。」
ー Kayohi合同会社 代表 鶴見勇介

Kayohi合同会社_代表_鶴見勇介

会社概要

社　名： Kayohi（カヨイ）合同会社
所在地： 〒532-0004 大阪市淀川区西宮原1-5-33
代　表： 鶴見勇介
設　立： 2024年11月
事業内容： 化粧品の企画・製造・販売（量り売りによる化粧品提供事業）
URL： https://kayohi.jp
Instagram： @kayohi_gk

※最新の出店情報や商品開発の様子はInstagramで発信しています。