【大手電機・IT6社】年収×残業分析(2025年)|平均年収966万円、残業は開示企業で20.2〜23.7時間

〜残業を開示する4社で「推定時給」を試算。年収ランキングだけでは見えない“稼ぎやすさ”を可視化〜

株式会社エフペリ

株式会社エフペリが運営する、人的資本データのオープンインフラ「Career Reveal(キャリア・リビール)」は、総合電機・ITサービス業界の主要6社(株式会社日立製作所、ソニーグループ株式会社、パナソニック ホールディングス株式会社、三菱電機株式会社、富士通株式会社、日本電気株式会社)について、一次情報(有価証券報告書・統合報告書・サステナビリティレポート等)をもとに、平均年収と月間平均残業時間を横断整理し、残業が開示されている企業については、残業を考慮した「推定時給」で稼ぎやすさ(効率)を可視化しました*。

*本リリースに掲載する各社データは、原則として最新開示(2025年期)を参照していますが、2025年期の開示がない企業については直近の開示(2024年)を参照しています。

賃上げやジョブ型の導入が進む中、企業選びでは「年収の高さ」だけでなく、「どれだけの時間で、どれだけ稼げるか」という観点が重要になっています。Career Revealは、求人票や口コミだけでは見えにくい“働き方と報酬のバランス”を、公開一次情報から比較できる形に整理し、就活・転職におけるミスマッチ低減を目指します。

各企業の有価証券報告書・統合報告書・サステナビリティレポート・ESGデータブックをもとにCareer Revealが作成

■調査結果サマリー

  • 大手電機・IT6社の平均年収は966万円(2025年)全産業平均857.8万円*を100万円以上上回る高水準でした。

  • 残業時間は、開示されている企業では富士通20.2時間〜三菱電機/NEC23.7時間のレンジ。なお、日立製作所・パナソニックHDは残業データ非公表です。

  • 年収と残業を併せてみることで、同じ“稼げる”でも、「高年収×残業抑制(効率型)」と「バランス型」など、企業のタイプが見えます(推定時給は残業開示企業のみ算出)。

    *全産業平均の年収と残業時間は、Career Reveal登録企業(TOPIX Core30/Large70/Mid400〔2025年10月改定前〕)を母集団とした平均値です。したがって、本数値は日本企業全体(未上場企業を含む)を母集団とする統計とは異なります。

■平均年収ランキング(2025年)

全産業平均857.8万円*に対し、電機・IT大手6社は全社が上回る結果となりました。

1位:ソニーグループ 1,118.4万円(平均との差 +260.6万円)
2位:日本電気(NEC) 963.1万円(+105.3万円)
3位:日立製作所 961.4万円(+103.6万円)
4位:パナソニックHD 956.2万円(+98.4万円)
5位:富士通 929.1万円(+71.3万円)
6位:三菱電機 869.5万円(+11.7万円)

*全産業平均の年収と残業時間は、Career Reveal登録企業(TOPIX Core30/Large70/Mid400〔2025年10月改定前〕)を母集団とした平均値です。したがって、本数値は日本企業全体(未上場企業を含む)を母集団とする統計とは異なります。

“年収が高い業界”という印象はデータでも裏付けられ、最下位企業でも全産業平均を上回りました。

■残業ランキング

各企業の有価証券報告書・統合報告書・サステナビリティレポート・ESGデータブックをもとにCareer Revealが作成。2025年期の開示がない企業については直近の開示(2024年期など)を参照しています。

残業時間は、同業界でも差があります。開示されている企業では、富士通が20.2時間と少なめで、三菱電機/NECが23.7時間と業界平均付近です。一方で、日立製作所・パナソニックHDは残業データ非公表となっています。

■電機・IT大手6社の残業時間推移

各企業の有価証券報告書・統合報告書・サステナビリティレポート・ESGデータブックをもとにCareer Revealが作成。2025年期の開示がない企業については直近の開示(2024年期など)を参照しています。

電機・IT大手6社の残業は「全産業より長い」が、長時間労働化というより、DX需要で仕事量が増える中でも、PCログ等で労働時間が可視化され“管理された忙しさ”へ移行していると考えられます。

■【独自試算】推定時給(残業考慮、開示企業のみ)

Career Revealでは、平均年収を「働く時間」で割り戻した推定時給を整理しています。なお、残業データ非公表の企業(例:日立製作所、パナソニックHD)は算出不可としています。

ソニーグループ:推定時給 5,260円(残業22.2時間)

日本電気(NEC):推定時給 4,370円(残業23.7時間)

富士通:推定時給 4,300円(残業20.2時間)

三菱電機:推定時給 3,940円(残業23.7時間)

■Career Reveal(キャリア・リビール)の分析

1) 電機・IT大手6社は「全社が全産業平均超え」の高年収セクター 

平均年収は6社平均で966万円となり、全産業平均857.8万円(※Career Reveal登録企業平均)を100万円以上上回った。最下位の三菱電機でも全産業平均を上回っており、電機・ITが構造的に高年収なセクターであることがデータから確認できる。

 2) ただし「年収が高い=稼ぎやすい」ではない。残業を加味すると企業像が変わる 

年収は“総額”を示す一方、働き方の実態は残業時間によって大きく変わる。年収ランキングだけで企業を選ぶと、「高年収だが時間投入も大きい」ケースと「高年収かつ時間効率が高い」ケースが混同されやすい。

 3) 残業を開示している企業では、20.2〜23.7時間に収まり「極端な長時間」ではない一方、差は確実にある 

残業開示企業に限ると、富士通20.2時間〜三菱電機/NEC23.7時間のレンジだった。月数時間の違いでも、年間に換算するとまとまった差になり、生活の余白や学習時間などの観点では無視できない差として現れる。

 4) 推定時給(年収÷所定労働時間+残業)で見ると、“稼ぎ方”のタイプが可視化できる 

推定時給(残業開示4社)では、ソニー5,260円、NEC4,370円、富士通4,300円、三菱電機3,940円となった。年収の高さだけでは見えない「時間あたりの効率」の差が可視化され、就活・転職の企業研究で“ミスマッチを減らす指標”になり得る。

 5) 残業データの「非公表」が比較可能性を左右する──開示の透明性にも差がある 

日立製作所・パナソニックHDは残業データ非公表のため、推定時給を算出できない。人的資本指標は企業ごとに開示範囲・粒度が異なり、横断比較の難易度を左右する。比較の前提として「開示の有無」を明示すること自体が、データ利用の信頼性につながる。

調査概要

  • 調査主体:Career Reveal(株式会社エフペリ)

  • 対象企業:日立製作所、ソニーグループ、パナソニックHD、三菱電機、富士通、NEC(計6社)

  • 対象指標:平均年収、月間平均残業時間(開示企業のみ)、推定時給(独自試算・開示企業のみ)

  • 注記:Career Reveal登録企業(TOPIX Core30/Large70/Mid400〔2025年10月改定前〕)を母集団とした平均値です。したがって、本数値は日本企業全体(未上場企業を含む)を母集団とする統計とは異なります。

公開記事(詳細)

Career Reveal(キャリア・リビール)について

Career Reveal(キャリア・リビール)は、人的資本データのオープンインフラとして、有価証券報告書やサステナビリティレポート等の一次情報をもとに、日本企業の人的資本データを横断比較・構造化するデータ基盤です。残業・離職率・有給取得率・研修・多様性などの指標を、企業別・業界別に整理し、企業研究や人的資本開示の理解を支援します。

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会社概要

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URL
https://www.career-reveal.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区銀座一丁目15番7号 MAC銀座ビル3階
電話番号
-
代表者名
早見 信吾
上場
未上場
資本金
50万円
設立
-