「最大のけん玉教室」でギネス世界記録®認定に成功！

「しらかわカタールスポーツパーク」オープン記念イベント

東日本大震災の被災地復興支援プロジェクトに資金を援助するカタール国の基金「カタールフレンド　基金（以下、QFF）」（議長：ユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール国特命全権大使）が助成した「しらかわカタールスポーツパーク」が福島県白河市に2月22日（日）にオープンしました。

そのオープン記念イベントとして、子どもから年配の方まで、幅広い年代で楽しめるスポーツとして、海外でも人気のけん玉で、世界で初めて250人以上の人が一斉に参加する「最大のけん玉教室」を開催しギネス世界記録の達成に臨み,見事達成しました。

 

QFFでは、東日本大震災による被害や福島第一原子力発電所事故による市民の健康への影響を懸念し、市民の運動不足や心身の健康を改善するため、約6億6,000万円を助成し、白河市総合運動公園内の東日本大震災の被害を受けた国体記念体育館と陸上競技場の改修と、市民が集う健康施設「アナビースポーツプラザ」を新設しました。

そのオープン記念イベントとして、子どもから年配の方まで、幅広い年代で楽しめるスポーツとして、海外でも人気のけん玉で、世界で初めて250人以上の人が一斉に参加する「最大のけん玉教室」を開催しギネス世界記録の達成に臨みました。

当日は、オープンしたばかりの新しいスポーツ施設「アナビースポーツプラザ」に、子どもから大人まで多くの市民の方々にお集まりいただき、受付でカタール伝統のテキスタイルで作られたオリジナルポーチとQFF、白河市のロゴ入りけん玉が手渡されました。その後、会場2Fのフットサルコートへ移動、ギネスワールドレコーズ公式認定員が、厳密に一人一人参加者の数をカウンターで数える厳粛な体制の中、約280名がエントリーしました。

イベント冒頭ではQFFの親善大使を務める俳優の別所哲也さんから応援メッセージを頂き、続いて公式認定員によるルール説明の後、「３・２・１」の掛け声で、「最大のけん玉教室」がスタートしました。講師には、ストリートけん玉のパイオニアで、現在のけん玉ブームの火付け役であるKENDAMANこと河本NOB伸明さんを迎え、けん玉の歴史やその普遍的なデザイン、世界各国で親しまれているけん玉の話を、様々な技の実技を交えながら約30分間講義していただきました。

ギネスワールドレコーズの審査は非常に厳格で、けん玉教室の間、配置された6名の監視員が途中で退席する人や、講義を聞いていない人などがいないか？など厳しく監視しており、残念ながら何名かは失格となってしまいました。しかし、市民の方々268名が正式にけん玉教室 ”Largest Kendama Lesson” に参加したと認定され、見事、ギネスワールドレコーズ公式認定証が伊藤渉 白河市教育委員会教育長に手渡されました。

参加者の方々からは、「新しい施設をこのようなイベントで一緒にお祝いできてよかった。」「家族3世代で楽しむことができた。」「幼い頃に遊んだけん玉が世界で流行している魅力がよく理解できた。」といった声が聞かれました。

 審査を待つ間には、ストリートスポーツで、けん玉のように技を組み合わせてパフォーマンスを作り上げるBMXの演技が披露され、そのダイナミックな演技に参加者の皆さんは歓声を上げていました。ギネス世界記録に挑戦した後、日本けん玉協会が定めるけん玉級認定会が行われ、10級～1級までの実技に合格した方には、認定証が講師の河本NOB伸明さんから手渡されました。

 
カタールフレンド基金（QFF）とは
カタールフレンド基金は、2012年1月に設立された、東日本大震災の被災地復興を支援するカタール国の基金です。カタール国の前首長のシェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニ殿下が設立し、新首長タミーム・ビン・ハマド・アール＝サーニー殿下の指揮の下、ハリッド・ビン・モハメド・アルアティーヤ カタール国外務大臣の主導で活動しています。議長はユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール国特命全権大使が務めており、親善大使には俳優の別所哲也氏が就任しています。「子どもたちの教育」、「健康」、「水産業」、「起業家支援」の4分野を支援するプロジェクトを対象に、迅速かつ効率的に運営されています。特徴は、プロジェクト運営者による持続可能な方法を編み出し、直接的な支援をしている点です。支援金額は、総額で1億米ドル（当時の換算レートで約80億円）の活動資金の助成を行う予定です。東日本大震災の復興に向けた歩みを、被災地と共に手を携えながら進めていく友でありたい、というカタール国の願いと意志が込められています。今後のカタールフレンド基金の活動については、公式サイト（http:// www.qatarfriendshipfund.org.）を通じて随時発表します。