シグマ アルドリッチ、Cerilliant(セリリアント)ブランドから胆汁酸の認証標準物質(CRM)を発売

【セントルイス、2015年10月8 日】シグマアルドリッチ(Sigma-Aldrich Corporation、NASDAQ:SIAL)は、Cerilliant® (セリリアント)ブランドから、検査や分析等で利用される、胆汁酸および内部標準物質用に安定同位体標識された胆汁酸の認証標準物質を、溶液品形態で新たに10種類発売することを発表しました。この新たな認証標準物質のラインナップはリトコール酸、タウロコール酸、ケノデオキシコール酸、デオキシコール酸、ウルソデオキシコール酸、重水素標識および非標識のコール酸類縁物質です。
質量分析法(MS)を用いた胆汁酸の分析は、新生児の先天性胆汁酸合成障害のスクリーニングや患者の治療モニタリングに用いられます1。また、医薬品開発の前臨床段階においても候補物質の肝毒性を評価するため、日常的に胆汁酸の分析が実施されています2。

また、消化器および肝臓疾患の発症に胆汁酸代謝が及ぼす影響を検討した研究から、新たな胆汁酸検査の必要性に注目が集まっています3,4。その適用例としては、胆管がん発見のバイオマーカーとしての活用、治療予後の最適化に向けた消化器疾患患者の代謝プロフィール分析、周産期の有害転帰を伴う肝臓疾患である肥満性胆汁うっ滞を含む肝臓疾患の追加的なバイオマーカーの特定などが含まれます3,4,5。

Cerilliant®は、臨床診断検査、内分泌学、臨床化学、治療薬物モニタリング、臨床中毒学、医薬品研究などにおけるキャリブレーションや検査の管理に対応する、標準物質および認証標準物質(CRM)を提供しています。カタログ製品には、数多くの安定同位体標識及び非標識の薬物や、薬物代謝物および内因性バイオマーカーがあります。また、Cerilliant®の認証標準物質は、ISOガイド34、ISO/IEC 17025、ISO 13485を含んだ業界最高水準の認証を得て製造され、ISO 15194にも適合しています。

 

1. Jahnel, J., Zöhrer, E., Scharnagl, H., Erwa, W., Fauler, G. and Stojakovic, T. (2015) Reference ranges of serum bile acids in children and adolescents. Clinical Chemistry and Laboratory Medicine (CCLM). http://www.degruyter.com/doi/10.1515/cclm-2014-1273 (14 September 2015). 

2. Van Tonder, J., Steenkamp, V. and Gulumi, M. (2013) Pre-Clinical Assessment of the Potential Intrinsic Hepatotoxicity of Candidate Drugs. New Insights into Toxicity and Drug Testing, 2013: 10.5772/54792.

3. Xu, X., Cheng, S., Ding, C., Lv, Z., Chen, D. and Wu, J. et al. (2014) Identification of bile biomarkers of biliary tract cancer through a liquid chromatography/mass spectrometry-based metabolomic method. Molecular Medicine Reports, 2014: 10.3892/mmr.2014.2973. http://www.spandidos-publications.com/mmr/11/3/2191?text=fulltext (14 September 2015).

4. Holmes, E., Wijeyesekera, A., Taylor-Robinson, S. and Nicholson, J. (2015) The promise of metabolic phenotyping in gastroenterology and hepatology. Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology, 12, 458-471. http://www.nature.com/nrgastro/journal/v12/n8/full/nrgastro.2015.114.html (14 September 2015).

5. Egan, N., Bartels, Ä., Khashan, A., Broadhurst, D., Joyce, C. and O'Mullane, J. et al. (2012) Reference standard for serum bile acids in pregnancy. BJOG: An International Journal of Obstetrics & Gynaecology, 119, 493-498.


 Sigma-Aldrich, Cerilliant, Snap-N-Spike, and Snap-N-Shoot are registered trademarks of Sigma-Aldrich Co. LLC or an affiliated company.


【Cerilliant(セリリアント)について】
Cerilliantは、テキサス州ラウンドロックを拠点とし、35年以上にわたり、重要な用途に用いられる認証標準物質を提供するグローバルリーダーです。Cerilliantは、3,000点以上のカタログ掲載製品を提供すると共に、製薬、臨床診断、臨床/法医中毒学、天然産生物の各業界の厳密かつ複雑な要件に対応する幅広いカスタム製品およびサービスを提供しています。Cerilliantでは、cGMP、GLP、およびISOの要件を組み入れた近代的かつ強固な品質システムを採用しています。ISO Guide 34およびISO/IEC 17025について認定を取得し、ISO 13485およびISO 9001について認証を取得し、ISO 15194に準拠しています。Cerilliantは、シグマ アルドリッチ社の取り扱いブランドです。Cerilliantについては、http://goo.gl/b4L93P   (Cerilliant Webサイト)をご覧ください。

【Sigma-Aldrichについて】
Sigma-Aldrichは、人々の健康と安全の向上に取り組むライフサイエンスとハイテク製品のリーディングカンパニーです。産業および商業市場に加え、研究および応用研究分野の全世界で140万以上のお客様に、25万種類以上もの化学薬品、生化学薬品、その他の一般試薬を製造販売しています。リサーチ、アプライド・マーケット、コマーシャルSAFCの3つの事業部門を擁し、科学による生活の質の向上に取り組んでいます。世界37カ国で事業展開し、従業員数は全世界で9,000人を超え、2014年度の売上高は27.9億ドルでした。Sigma-Aldrichについての詳しい情報は、http://goo.gl/DrGD6T  (シグマ アルドリッチWebサイト) をご覧ください。

【シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社について】
シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社は、Sigma-Aldrich Corp.の全額出資により設立された日本法人です。1978年にその前身であるアルドリッチ ジャパン インクを設立し、Sigma-Aldrichブランド研究用試薬および工業用薬品の輸入販売を開始しました。1994年に日本における事業拡大を目指し千葉県市川市に物流センターを開設、社名をシグマ アルドリッチ ジャパン株式会社に改称。2012年、グローバルオペレーションにおける意思決定の更なる迅速化を目指し、シグマ アルドリッチ ジャパン合同会社に名称を変更しました。本社における研究開発と継続的なM&Aにより研究用試薬、化成品バルク関連製品を日本市場にて展開させるべくサービスの強化を続けております。

URL:   http://goo.gl/DrGD6T  (シグマ アルドリッチ ジャパンWebサイト)
本社所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目2番24号天王洲セントラルタワー4階
TEL:03-5796-7300 (代表)
代表執行役 社長:秋山 一
主要営業品目:研究用試薬、 クロマト関連製品、 化成品バルク、 化学合成オリゴDNA・ペプチド

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会社概要

URL
http://www.sigmaaldrich.com/japan.html/
業種
製造業
本社所在地
東京都品川区東品川2丁目2番24号 天王洲セントラルタワー 4階
電話番号
03-5796-7300
代表者名
秋山 一
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1978年09月