企業の産業保健業務をHRTechでサポートする「Carelyクラウド」サービスをリリース
RPAで産業保健分野の働き方改革を実現
■「健康経営」・「働き方改革」で強化が求められる産業医・産業保健機能
「健康経営」や「働き方改革」というキーワードが注目を集めています。昨年6月に、厚生労働省より公表された労働政策審議会建議「働き方改革実行計画を踏まえた今後の産業医・産業保健機能の強化について」では、長時間労働やメンタル不調などの過労死リスクが高い労働者に対し、産業医による面接指導や健康相談が確実に実施されるよう、企業における健康管理の強化が求められています。また、面接指導や健康診断の結果など、労働者の健康情報が適正に取り扱われ、労働者が安心して健康相談を受けられるようにする環境整備が急務となっています。
これらを実現する上で、産業医や産業保健スタッフに求められる役割はこれまで以上に大きくなっていきます。しかしながら、多くの企業における健康情報や面談記録は、紙やエクセル等で個別ファイル管理されることがほとんどです。機微な情報を扱う業務のため、管理にかかる手間とコストは全体としてかなりの業務非効率を産んでいる状態となっています。昨今では、「働き方改革」の中で生産性向上が大きなテーマとなっており、AIやRPAの活用が期待されています。
■「Carelyクラウド」の概要
こうした社会的背景やニーズを踏まえ、これまでの産業衛生分野で培ったノウハウとテクノロジー(RPA)を組み合わせ、産業保健の圧倒的な業務効率化を促進するクラウドサービスの提供を行うことにいたしました。
URL:https://www.icare.jpn.com/services/carely-cloud/
【Carelyクラウドの特徴】
1)健康情報の一元管理
従業員の健康診断、ストレスチェック、勤怠情報、産業医や保健師の面談記録など様々な健康情報をデータ化し、クラウドに一元的に集約管理することができます。過去の様々な健康情報を、個人に紐付けてカルテのように管理することが可能になり、健康情報へのアクセス性が高まり検索が容易になります。
2) 面談候補者の自動判定
データを投入するだけで、事前に設定した独自基準で面談対象者をリスト化できます。これまで、拠点ごとに異なった基準で行っていた面談対応も、独自基準で統一化することができ、全社的に統一基準での事後措置が可能となります。また、健康診断、過重労働者、ストレスチェックのすべての面談リストを自動で作成することが可能です。
3)産業医・保健師面談記録の登録
産業医・保健師面談を、過去の対応履歴や様々な健康情報を確認しながら実施することができ、入力しやすい画面で簡単に面談記録や就業判定結果を登録することができます。また、人事などに共有する情報と産業医・産業保健スタッフしか見られない情報を分けて登録することができるため、ファイルを二重管理する必要もパスワードをかける必要もありません。
4)健康診断業務の効率化
健康診断の受診確認を従業員が登録することができ、健康診断未受診者には受診勧奨メールを一斉送信することができるため、煩雑な健康診断業務の手間が軽減します。また、自動でリスト化された対象者に二次検診の受診勧奨メールなどを一斉送信することができます。
健康診断結果を登録することで、項目ごとに自動でデータが集計され、有所見者数を確認することができます。これまで手計算で集計が必要だった労働基準監督署に提出する定期健康診断結果報告書に必要な数字を、瞬時に把握することが可能になります。
5)過重労働者面談業務の効率化
従業員の残業時間を登録することができ、閾値を超えた対象者を自動でリスト化することができます。閾値は各社で設定することができ、基準を超えた従業員に対して「疲労蓄積度自己診断チェックリスト」を一斉送信することができ、記入状況もリアルタイムで把握できます。
【受付開始日】 2018年4月25日(水)
【提供開始日】 2018年5月7日(月)
【ご利用料金】 お問い合わせください
【会社概要】
会社名: 株式会社iCARE
代表者: 代表取締役 CEO 山田 洋太
設立 : 2011年6月
所在地: 東京都渋谷区円山町10番18号 マイキャッスル渋谷JP 203
URL : https://www.icare.jpn.com
【代表取締役 CEO:山田 洋太(やまだ ようた)】
金沢大学医学部卒業。産業医・内科医・心療内科医。
沖縄県立中部病院(救急・内科)で3年間研修後、公立久米島病院(総合内科・透析・在宅医療)にて離島医療に従事する。その後、慶應大学ビジネス・スクール(大学院)に入学しMBAを取得。ビジネススクール在学中に同級生と共に株式会社iCAREを創業。在学中より一般内科と心療内科の併設されたクリニックで診療を行い、メンタルヘルス患者2万人以上に携わる。診療スタイルは、薬をなるべく使わずに行動や習慣を変えることで健康を取り戻すことを主体としている。
株式会社iCAREの創業とともに、産業医としても活動を開始し、IT企業を中心にこれまで30社以上の企業を担当。また、IT業界に特化した産業医紹介サービス「Carely産業医」では、技術統括サポートとして、自身の産業医経験に基づいた産業医教育プログラムを構築し、その講師も務めている。
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