東大発スタートアップの株式会社SenSproutはNEDO PCAに採択されました
農業用の土壌水分センサー、灌水制御装置、ビニールハウスソリューションの開発および販売をおこなう株式会社SenSprout(本社:東京都港区、 代表取締役社長:三根一仁)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)が実施する、2020年度「研究開発型スタートアップ支援事業/ Product Commercialization Alliance(PCA)」に採択されました。
■2020年度「研究開発型スタートアップ支援事業(旧:研究開発型ベンチャー支援事業)/Product Commercialization Alliance(PCA)」に係る実施体制の決定について
https://www.nedo.go.jp/koubo/CA3_100248.html
■助成事業の名称
灌水アルゴリズムを実装した遠隔自動潅水制御システムの開発販売
■背景
農林水産省「園芸用施設及び農業用廃プラスチックに関する実態」によると、国内にガラス温室及びハウスは約46,500ヘクタール設置されており、そのうち植物工場が44ヘクタール、複合環境制御 装置のある温室が655ヘクタール。45,794ヘクタールが複合環境制御装置のない温室です。つまり、98.5%の温室には環境制御装置が無く生産性が低い状態にあります。今回の事業の成果として開発される遠隔自動潅水制御システムはこれらの生産性が低い温室をターゲットとしており、来年には販売開始を予定しております。
■助成事業の目的
現行製品はSenSproutの土壌水分センサーで得た計測値を人間が目で確認し、灌水実施の必要性を人間が判断して灌水制御装置に対して手動で遠隔から灌水予約を登録しておりますが、土壌水分センサーで得た計測値をもとに灌水アルゴリズムが灌水実施の必要性を判断して灌水制御装置に対して自動的に灌水予約を登録するシステムを開発することを目的といたします。
■助成事業の概要
自動的に灌水予約が登録されるためには自動灌水アルゴリズムが必要となります。現状は仮のアルゴリズムまで完成している状態ですが、今回の助成事業を通じてその最終化を図ります。具体的には、従来の手動灌水によるビニールハウスと灌水アルゴリズムによって自動灌水されるビニールハウスの両方で比較栽培致します。単位面積あたりの収量は同等という条件の下、手動灌水の場合と比較してより短時間で作物が栽培されて収穫に至るような状況を実現いたします。
■会社概要
会社名 株式会社SenSprout (英文名:SenSprout Inc.)
所在地 〒105-0014 東京都港区芝2-16-7 KTTビル 2F
設立 2015年1月
代表取締役社長 三根一仁
事業内容 農業用ビニールハウスソリューション、灌水制御装システム、水分センサーの開発、販売
連絡先 info@sensprout.com
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