【展覧会】舘鼻則孝の個展「It’s always the others who die」がポーラ ミュージアム アネックスにて開幕

生と死を主題とした新作『アローズ』が初公開される

全20点の新作で構成された展覧会では、舘鼻の代表作であるヒールレスシューズから近年精力的に創作している絵画作品まで10年間の創作活動の軌跡を辿ります。

POLA MUSEUM ANNEX Noritaka Tatehana It’s always the others who die ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GIONPOLA MUSEUM ANNEX Noritaka Tatehana It’s always the others who die ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION

 

 

舘鼻則孝 個展「It’s always the others who die」

2019年11月22日(金)〜12月22日(日)
POLA MUSEUM ANNEX


 
舘鼻則孝による個展「It’s always the others who die」が開幕しました。

会場となるポーラ ミュージアム アネックスは、ポーラ銀座ビル3階にスペースを構えており、ポーラコレクションから現代アートまで多彩な企画展が行われています。
 

 

Arrows, 2019  Descending Series, 2019 ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GIONArrows, 2019 Descending Series, 2019 ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION


展覧会の中心となる『アローズ』は、木組みされたブナ材に赤いウレタン塗装で仕上げられた225本の矢を用いて「日本独自の死生観」を表現した作品です。着想のヒントとなったのが『古事記』『日本書紀』に登場する天若日子(アメノワカヒコ)の「還矢(かえしや)」の物語です。自らが放った矢を投げ返されて命を落とす天若日子の物語では、自らの邪心が死を招くことを象徴し、「欲望」や「嫉妬」などの「生」への衝動が「死」を招くとも言い換えられます。そのような生死は、境界線が曖昧で近い存在だと舘鼻は作品を通して語っています。また、『アローズ』の底面をステンレス製の鏡で仕上げたのも、境界線の曖昧さを示すためであり、鏡によってシンメトリーに反転する矢によって、実像と虚像(生と死、また「この世」と「あの世」)を表現しています。
 

 

Descending Series, 2019 ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GIONDescending Series, 2019 ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION


新作絵画の『ディセンディング シリーズ』は、作家史上最大となる横幅6メートルにも及ぶ巨大作品を中心に、大小合わせて10点が展示されています。作品のモチーフとして描かれている雲や雷は、「天と地」また「生と死」を示す境界線を隠喩するモチーフとして、舘鼻作品の中に度々用いられている象徴的なアイコンだと言えます。これらは仏教絵画における「来迎図(らいごうず)」から着想を得たと舘鼻は語っています。
 

 

Floating World, 2019 Descending Series, 2019 ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GIONFloating World, 2019 Descending Series, 2019 ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION


『フローティングワールド』は、舘鼻が東京藝大在学中より作り続けている作品シリーズであり、『ヒールレスシューズ』の原点となった花魁の履く高下駄をモチーフとした作品です。本展では、舘鼻の独特な色彩感覚によるポップな色遣いに、絵画作品と同様に雲や雷をあしらった新作が展示されています。
 

 

Heel-less Shoes, 2019 Thunder Cloud #02, 2019 ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GIONHeel-less Shoes, 2019 Thunder Cloud #02, 2019 ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION


本展で展示されている『ヒールレスシューズ』は、一足で約15000粒ものクリスタルが緻密な手仕事によってあしらわれています。また、本作は舘鼻が卒業制作で発表し「レディー・ガガ」の最初の一足となったモデルと同一であるという点も注目すべき事柄です。
 

 

Baby Heel-less Shoes, 2019 ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GIONBaby Heel-less Shoes, 2019 ©︎NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION


会期中は、POLA銀座ビル1階の中央通りに面したウィンドウディスプレイにも舘鼻によるアートインスタレーションが展開されており、色鮮やかなクリスタルで飾られた7足の『ベビーヒールレスシューズ』がホリデーシーズンを彩ります。また、同じく1階のポーラ ザ ビューティ銀座店では、舘鼻作品を象徴する模様や素材であつらえた展覧会限定アイテムが販売されており、展覧会と合わせて舘鼻の世界観をお楽しみいただけます。


開催概要
展覧会名:舘鼻則孝「It's always the others who die」
会    期:2019年11月22日(金)- 12月22日(日)※会期中無休
開館時間:11:00 - 20:00(入場は閉館の30分前まで)
入 場 料 :無料
会   場 :ポーラ ミュージアム アネックス(〒104-0061 中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3 階)
アクセス:東京メトロ 銀座一丁目駅 7 番出口すぐ / 東京メトロ 銀座駅 A9 番出口から徒歩6 分
主    催:株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
U  R  L :http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/

 

 

Noritaka Tatehana Portrait ©2019 NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GIONNoritaka Tatehana Portrait ©2019 NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION


アーティストプロフィール
舘鼻 則孝(たてはな のりたか)
1985年、東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で幼少期から手でものをつくることを覚える。東京藝術大学では染織を専攻し遊女に関する文化研究とともに友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。卒業制作であるヒールレスシューズは花魁の下駄から着想を得たものである。近年はアーティストとして展覧会を開催する他、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んでいる。2016年3月には、仏カルティエ現代美術財団にて人形浄瑠璃文楽の舞台を初監督「TATEHANA BUNRAKU : The Love Suicides on the Bridge」を公演した。作品はニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、世界の著名な美術館に永久収蔵されている。
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