リサーチャー向け研究環境構築・データ解析支援ソリューション「ARAYA Research DX」を提供開始
研究者の準備時間を短縮
人工知能(AI)・脳神経科学の研究・研究開発支援を行う株式会社アラヤ(所在地:東京都港区、代表取締役:金井 良太、以下「アラヤ」)は、研究者のデータ取得・解析を支援するソリューション「ARAYA Research DX」を開始いたしました。
■背景
内閣府による「研究DX」構想や(※1)、EUの「OpenScience政策」(※2)にあるように、より高い成果を創出するために研究時に取得されたデータの解析・活用を効率的に行う流れが近年世界的に広がっています。
しかし、研究者の時間が年々減少していく中(※3)、データを取得するための研究環境構築や、解析によるスキル獲得・整理等に時間を確保することは難しい状況にあります。
アラヤはデータ取得と解析効率化で研究を支援するソリューション「ARAYA Research DX」を立ち上げました。本ソリューションを通してアカデミアの研究者や企業の研究開発担当者に対してリサーチ活動に専念できる環境を提供し、研究の発展や品質向上に貢献することを目指します。
URL: https://www.araya.org/rdx/
■ソリューション概要
ARAYA Research DXでは、以下の4つのメニューを提供します。
① 解析コード構築支援解析ソフトウェア開発
取得データに合わせた解析コードやソフトウェアの開発をサポート。時間のかかる解析業務を外部化することで研究の工数を短縮することができます。
② 脳・生体データ解析
種類が多く複雑なデータを一手に解析。クオリティチェックやノイズ除去などの前処理に時間をかけずに検証することができます。また実験に合わせた取得データのアドバイスも可能です。
③ 解析自動化ソフト作成
データを取得するたびに解析コードを構築するのではなく、データ をとってすぐに解析にかけられるように自動化ソフトを作成。
④ アラヤとの産学連携プロジェクト
研究環境をオープンに。アラヤを中心として、繋がりの持つ様々な 企業やプロジェクトにアプローチすることが可能です。
■特徴
・神経科学・エンジニアが1つのチームとして並走
神経科学の専門家と実装経験豊富なエンジニアが一つのチームになることで「本当に使える」解析環境の構築を実現します。
・執筆論文多数の現役研究者がサポート
アラヤの神経科学分野の研究者・リサーチャーの割合は34%。イギリスのサセックス大学で准教授を務めた代表取締役の社長の金井を筆頭に、さまざまな分野の著名な研究者が在籍。導入レベルから論文を活用した最先端の解析まで、神経科学者と共に解析・議論を進めることが可能です。
・豊富な開発実績
アラヤは創業以来、約99件の受託開発・研究を行っております。企業等への豊富な実装経験をもとに、研究効率化のためのソリューションを提供していきます。
■代表取締役CEO金井良太コメント
ARAYA Research DXは、研究環境構築やデータ解析をはじめとしたリサーチャー向けの研究支援ソリューションです。私がPIだった頃、事務作業やデータ解析の準備などで、研究の本筋である仮説・検証のリソース確保が難しいと感じており、もっと研究に没頭できる環境ができたらという思いで本ソリューションを立ち上げました。アラヤには実績豊富な研究者やエンジニアが多数在籍しており皆様の研究を高いレベルでサポートすることが可能です。まずは脳・神経・認知科学からのスタートですが、今後は様々な領域の学問、研究に対応できるソリューションを開発していきたいと考えています。
【ARAYA Research DX概要】
名称:ARAYA Research DX(読み:アラヤ リサーチ ディーエックス)
概要:研究支援ソリューション(実験コンサルタント・データ取得・解析・連携サポート)
解析対象のデータ:神経科学領域全般( 構造MRI、拡散強調MRI、機能的MRI (課題fMRI・安静時fMRI)、定量的MRI、脳波 (EEG)、脳磁図 (MEG)等)
URL: https://www.araya.org/rdx/
【会社概要】
会社名:株式会社アラヤ
代表者:代表取締役 金井 良太
設 立:2013年12月
所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル24階
URL:https://www.araya.org/
事 業:ディープラーニング事業、エッジAI事業、自律AI事業、ニューロテック事業、研究受託事業
【出典等】
※1)内閣府Webページ 研究DX https://www8.cao.go.jp/cstp/kenkyudx.html
※2)Open Science
https://research-and-innovation.ec.europa.eu/strategy/strategy-2020-2024/our-digital-future/open-science_en
※3)研究者の研究時間は年々減少しており、平成 30 年度は平成 25 年度より 2.1 ポイント減少して全業務時間の32.9%となっております。また、日本の順位の低下は注目度の高い論文において顕著であり、Top10%補正論文数は世界第 10 位から第 12 位となったことがわかりました。日本の科学医技術進行のためには研究者が研究に集中する時間の確保が急務と我々は考えております。
出典:文部科学省 科学技術・学術政策研究所、科学技術指標2022、報道発表、2022年8月
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