中小企業の約6割が「近年リスクは増えていると思う」 一方で、3割以上が対策なし、意識の低さも 日本損害保険協会が中小企業のリスク意識・対策実態を調査
一般社団法人 日本損害保険協会(会長:舩曵 真一郎)は、中小企業の経営者と従業員1,031名を対象に、企業を取り巻くリスクに対する意識・対策実態調査を行いました。
企業は、近年多発している異常気象による自然災害や新型コロナウイルス感染症の流行、サイバー攻撃など、様々なリスクに晒されています。また、従業員による情報漏洩やパワハラ・セクハラといった、企業の内部で発生する要因によって損害賠償請求を受けるなどのリスクも抱えています。
本調査では、多様化・複雑化するリスクに対する中小企業の意識、実際の被害内容や被害額、損害保険への加入状況などについて把握することができました。
当協会では、災害に強い社会の実現に向けて、本調査結果を活用し、事業者向け保険の普及促進に関する各種取組みを実施してまいります。
本調査では、多様化・複雑化するリスクに対する中小企業の意識、実際の被害内容や被害額、損害保険への加入状況などについて把握することができました。
当協会では、災害に強い社会の実現に向けて、本調査結果を活用し、事業者向け保険の普及促進に関する各種取組みを実施してまいります。
<主な調査結果>
①約6割がリスクの増加を感じるも、3割以上が対策なし
②4社に1社が被害経験あり。被害額は「1億円以上」というケースも
③「まさか自分の会社が…」担当者から実際に聞いたことがあるとの声も
④損害保険で被害を軽減したいリスク「自然災害」「売上の減少」「感染症」
⑤損害保険への加入動機「被害が出ているわけではないがリスクに感じることが多いから」
- 約6割がリスクの増加を感じるも、3割以上が対策無し
- 4社に1社が被害経験あり。被害額は「1億円以上」というケースも
- 「まさか自分の会社が・・・」担当者から実際に聞いたことがあるとの声も
- 損害保険で被害を軽減したいリスク「自然災害」「売上の減少」「感染症」
- 損害保険への加入動機「被害が出ているわけではないがリスクに感じることが多いから」
・「取引信用保険」「情報漏洩賠償責任保険」「サイバー保険」では、「年々リスクが複雑化していると思うから」との回答が他の保険と比べて多く、リスクの増加や保険の必要性が認識され始めている様子もうかがえました。
<まとめ>
新型コロナウイルス感染症の流行しかり、リスクはいつどのように発生するか分かりません。事前に対策して被害の発生を防ぐことも大切ですが、予測不能なリスクを完全に避けることは難しく、実際に被害が起きてしまうと事業活動に大きな影響を及ぼす事態になりかねません。今回の調査では、4社に1社が被害を経験しており、被害を受けたことがある方の中には「うちの会社ではまさか起こらないだろう」と思っていた方も多くいることが判明しました。「大した被害は出ないだろう」「自分の会社には関係ない」と感じている方ほど、自社を取り巻くリスクやその対策としての損害保険について、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
<中小企業におけるリスク意識・対策実態調査2021の概要>
・調査期間:2021年7月16日(金)~7月21日(水)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象: 中小企業の経営者および従業員<条件>損害保険契約関与者(決定権あり/選定関与)
・サンプル数:1,031サンプル
・調査結果URL:https://www.sonpo.or.jp/news/release/2021/pdf/sme_report2021.pdf
※別途、「企業費用・利益総合保険」「サイバー保険」「雇用慣行賠償責任保険」について、①保険既加入者・メリットを経験したことがある方、②リスクを感じて保険加入を検討している方、③リスクを感じているが保険加入をためらっている方(計11名)へインタビューを実施。
<参考情報>
・中小企業に必要な保険(特設サイト):https://www.sonpo.or.jp/sme_insurance/
(2021年12月中旬公開予定)
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