NTT東日本が行う「スマート畜産」普及に向けた無線通信環境の構築実証実験に「PIGI」が実験協力
プラチナバンドのIoT向けWi-Fi 「IEEE802.11ah」の活用に向けて
コーンテックとNTT東日本では「スマート畜産」普及に向けて、既存設備でも容易に導入が可能なシステム構成を基本に、畜産現場での多様な実証実験<*1>行っています。
今回、各種システムを運用するために必要不可欠となる通信領域を高品質で安定提供できるよう、NTTグループのアクセスネットワークに関する研究開発機関であるNTT AS研と共同で、畜産現場でプラチナバンドのIoT向けWi-Fi「IEEE802.11ah」の活用有無を検証する実証実験をNTT東日本が行うにあたり、ネットワークを介して活用するソリューションサービスとして、AIとビッグデータを活用し勘と経験に頼らない養豚を実現するAI家畜管理サービス『PIGI(ピギ)』を提供致しました。
なおIEEE802.11ahの導入や運用に当たっては、本規格の国内利用実現に向けて活動している、802.11ah推進協議会(https://www.11ahpc.org/)と連携しています。
<*1>コーンテックとNTT東日本による主な実証実験
https://www.ntt-east.co.jp/kanagawa/information/detail/20210607.html
※NTT東日本の本件に関するプレスリリース
https://www.ntt-east.co.jp/kanagawa/information/detail/20220209_001.html
今後も、本取り組みにて集積したデータを活用 (AI等による分析、活用等)し、臼井農産は最高品質の豚肉の提供を目指していくとともに、NTT東日本とコーンテックは、神奈川県内における養豚業へのIoTサービス導入のサポートを実施していくほか、各種連携等により養豚業の発展に向けた新たな仕組みづくりを検討していきます。
■AI家畜管理サービス『PIGI(ピギ)』について
コーンテック社は独自にAI開発を行い、スマートフォンで人の目や体重計を代替して豚の体重を解析。
これによって、これまで豚1頭を体重計測する際に大人の男性が2名で約3分以上の時間を掛けていた作業が
『PIGI(ピギ)』1台で約10秒程度で計測、ない手間で体重管理ができ、いつも最適な体重で豚を出荷できます。
最適な体重での出荷で収益率がアップするだけでなく、削減された作業時間で飼養数を増やすことができ、
養豚事業の収益拡大を図れることができます。
測定はカメラで撮影するだけ
・利用方法は測定したい豚を撮影するだけ
・即体重が画面上に表示されます
出荷適性体重がすぐに分かる(機能追加予定)
・出荷に適した体重を登録
・登録された適性体重の豚がすぐに分かります
肉質も測定できる(機能追加予定)
・出荷前の豚の肉質も測定可能(推定の枝肉重量)
・相場単価と掛け合わせて出荷時の値段を算出
※対応端末
・iPhone12 Pro ProMax
・iPhone13 Pro ProMax
・iPad Pro
■コーンテックとは
畜産業界においては勘と経験に依存した管理や台帳記入など未だアナログな業務管理が多く、旧来の体重測定・管理方法では豚を1頭づつ体重計に乗せて計測したり目視で計測したものを台帳に記入するなど、人が介在し多くの時間をかけてかけてきました。一方で、人材確保が難しくなっている昨今の労働背景や防疫の観点からも人の介在を減らすことが重要だと考えています。
当社はカメラの映像解析から豚の個体数を特定、さらには体重を判別し、これらの推移データを出荷予測などに活用することを実現し、勘と経験に頼らず、人の介在を減らす畜産DX化をサポートします。
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