児童養護施設の高校生の自立を支援する「ドリームナビゲーター」プログラム「ロート子どもの夢基金」第2回助成先(一般枠)として採択されました
「言語化」×「実践」×「ロールモデル」の包括的支援
特定非営利活動法人JAMネットワーク(神奈川県横浜市、代表:村上好)が行う、児童養護施設の高校生を対象とした自立支援プログラム「ドリームナビゲーター」が、2025年度 ロート子どもの夢基金の第2回助成事業(一般枠)として採択されました。
[プレスリリース:ロート子どもの夢基金、第2回助成先として8団体の採択を決定]

■事業の社会的意義と特徴
児童養護施設で暮らす子どもは基本的に高校卒業時に退所をしますが、家族からの経済的・精神的支援がないまま自立を迫られ、進路選択と社会への適応という重大な岐路に立ちます。約7割が虐待経験を持ち、自己肯定感が低い彼らは、就職後も対人関係のつまずきから早期離職するリスクが高く、貧困の連鎖に陥りやすい現状があります。「ドリームナビゲーター」プログラムは、「言語化」による自己表現力の向上、調理実習などの「実践」を通じたチームワークの体験、多様な「ロールモデル」との対話という3つのアプローチを組み合わせた総合的かつ実践的な支援プログラムです。これにより、子どもたちは自分の可能性を見出し、社会で必要とされる対人スキルを身につけ、困難に直面しても前向きに未来を切り拓く力を育みます。
■助成事業の概要
活動名:児童養護施設の高校生の未来を拓く「ドリームナビゲーター」プログラム
実施地域:関東圏の児童養護施設
活動内容:
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「ことばキャンプ®」メソッドを用いた自己表現・対話力・思考力の向上
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調理実習でのチームワーク体験を通じた内省と協力の学び
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困難を乗り越えたロールモデルとの対話による将来の可能性
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キャリアコンサルタント資格を持つ社会人メンター等による伴走支援
■期待される成果
このプログラムを通じて高校生たちは、過酷な成育歴から生じた自己肯定感の低さを乗り越え、実践的なコミュニケーション能力と自己理解を深めます。進学や職場での人間関係構築に必要なスキルを獲得すると同時に、自立後の困難に対しても適切に助けを求め、人とのつながりを構築できる力を身につけます。多様なロールモデルとの対話経験により、人生には何度でもチャンスがあることを知り、挫折しても自分らしい未来を切り拓く多角的視点と感情的レジリエンスを育みます。

■JAMネットワークについて
2003年の設立以来、「どんな環境に生まれた子どもも自分の未来を自分で描ける」という理念のもと、独自開発の「ことばキャンプ®」などを通じて、のべ140施設・1050人の子ども・3500人の職員に支援を提供してきました。社会的養護のもとで育つ子どもたちが、自己肯定感を持ち、社会の中で自分らしく生きていけるよう、継続的な支援を行っています。
Giveoneサイトを通じた寄付(寄付金控除等の税制優遇の対象)で応援してください。
プロジェクト:児童養護施設の子ども達が退所後に自分の未来を切り拓くために「自分も相手も大切にするコミュニケーション力」をつけてもらいたい!
[お問い合わせ先]
NPO法人JAMネットワーク
住所:〒231-0002 横浜市中区
電話:09090165299
メール:info@jam-network.net
URL:https://www.jam-network.net/
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