在宅血液透析のフィジオロガス、大阪商工会議所主催のピッチ大会でで最優秀賞を受賞

万博レガシーに向けた記念事業として開催されたMedTech Actuator Global Pitch Showdownにて最優秀賞を獲得し、在宅血液透析の社会実装に向けた製品開発を加速

左から、大阪商工会議所会頭 鳥井信吾会様、当社代表 宮脇一嘉、MedTech Actuator CEO Dr. Buzz Palmer

製品イメージ

 フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役:宮脇一嘉、「当社」という)は、大阪商工会議所とMedTech Actuatorが主催するMedTech Global Pitch Showdownにおいて、最優秀賞である「大阪商工会議所会頭賞(賞金:500万円相当)」を獲得したことをお知らせ致します。

 MedTech Actuator Global Pitch Showdownは、万博会期中の2025年9月16日に万博レガシーに向けた記念事業として、大阪商工会議所とMedTech Actuatorが主催した国内外の優れた医療・ヘルスケア領域のスタートアップによるピッチコンテストです。世界21ヶ国・地域(日本、オーストラリア、カナダ、韓国、スペイン、シンガポール、台湾、英国他)から選抜された選りすぐりのメドテック分野のスタートアップ8社が集結し、世界の医療・健康課題に応える革新的な技術とアイデアを披露致しました。

 当社は、北里大学発のスタートアップとして、末期腎不全患者の方々が、ご自宅で簡単、安全に導入と運用ができる在宅専用の血液透析装置の開発をしております。本受賞を励みに、当社は、在宅血液透析装置及び消耗品の日本および世界での市場展開を目指し、製品開発および事業化に向けた取り組みに注力してまいります。

在宅血液透析について

 クリニックにおける血液透析治療は、日本で34万人の末期腎不全患者が標準的に1回4時間、週3回受けている時間的な制約と身体的な負担の大きい治療法となります。一方で、在宅での血液透析治療は、通院も不要で頻回治療ができるため、患者QOLは高く、生命予後も良い治療法として知られております。

 しかし、日本においては在宅向けに開発された透析装置がないことから、クリニックで使われている大型で給排水配管が必要な、水質管理や警報対応など複雑な操作を必要とする機器を自宅に導入しなくてはならないため、患者数が800名程度と、日本における在宅血液透析は殆ど普及していない状況となっております。

当社プロジェクトについて

 当社は、北里大学の小久保謙一(北里大学医療衛生学部准教授 兼 当社取締役CTO)の研究成果を基に、尿毒素を吸着除去することにより透析液を装置内で再循環させる仕組みを実用化し、小型で安全な在宅専用の血液透析装置を開発しております。

 当社開発品の導入により、通院も不要で頻回透析が可能となることから、臨床面において高い生命予後が期待されます。また、患者やそのご家族のQOLが向上することから、社会的なインパクトとして末期腎不全患者の社会復帰や就業促進が見込まれ、経済的有用性の高さが期待されます。

大阪商工会議所の医療機器開発、事業化支援の取組みについて

 大阪商工会議所は、全国に先駆けて健康・医療を戦略分野に位置づけ、創薬、医療機器開発の最先端医療から、日常のヘルスケア、スポーツによる健康増進まで、健康・医療を幅広く捉えた産業振興に注力しております。医療機器分野においては、異業種から医療分野への新規参入や新ビジネス創出を目的とした、全国最大規模の医工連携プラットフォーム事業「次世代医療システム産業化フォーラム」を通じて、四半世紀に亘り、医療機器開発のあらゆるステージを対象とした事業を展開しております。1000件に及ぶ医療現場ニーズと企業とのマッチングや、4000件以上の事業化相談対応などを経て、数多くの医療機器開発プロジェクトの創出や事業化の実績を重ねている。今後、国内外の支援ネットワークを生かした医療機器開発のグローバルエコシステム構築に向けた取組みを加速化しています。

MedTech Actuatorについて

 オーストラリアのメルボルン、シンガポールおよび大阪に拠点をもつ、医療・ヘルスケア分野に特化し、スタートアップや中堅・中小企業のグローバル市場における事業化を支援する世界的に活躍する非営利のアクセラレータです。2024年3月に大阪商工会議所と連携協定を締結しております。同年10月に大阪に日本拠点を開設。150を超える国内外のパートナーと連携し、世界各国に約100名の外部メンターを擁する。これまでに支援した医療・ヘルスケア分野のスタートアップは1000社超、支援先の合計時価総額は40億USD、支援累計資金調達額は7億USD以上にのぼっております。

https://medtechactuator.com

フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社について

 フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社は、「テクノロジーで医療を革新し、患者さんとそのご家族により幸せな生活を届ける」ことをパーパスに、2020年に設立された北里大学発のスタートアップです。

会社名

フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社

所在地

神奈川県相模原市南区北里一丁目15番1号(北里大学 相模原キャンパス内)

設立

2020年3月

資本金

1億円(2024年12月31日時点)

事業内容

医療機器(在宅血液透析装置)の開発、製造販売

URL

https://physiologas.co.jp/

本件に関するお問合せ

フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社 広報担当

お問合せ https://physiologas.co.jp/jp-contact.html

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医療・病院
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会社概要

URL
https://physiologas.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
神奈川県相模原市南区北里1-15-1 北里大学内
電話番号
042-711-9320
代表者名
宮脇一嘉
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2020年03月