農場のフードロス食材を活用したハンドクリーム「TE&TE」10月24日よりSKS JAPANで販売開始
〜Regenerationをテーマに大学生が企画、商品化を当社団が伴走〜
食に関する新規事業支援や人材育成を推進し、食の未来を東京から創ることを目指す一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTE(所在地:東京都中央区、代表理事:沢 俊和)、以下「TFI」)は、TFI主催の「リジェネレーション」※をテーマにしたワークショップでのアイディアから生まれた、農場から発生する農作物の未利用素材を使ったハンドクリーム「TE&TE(テトテ)」を、2024年10月24日からCOREDO室町テラス等で開催される「SKS JAPAN 2024 -Global Foodtech Summit-」(主催:株式会社UnlocX、The Spoon)にて販売いたします。
※Regeneration(リジェネレーション): 地球や社会、そして人々のウェルビーイングを同時に追求し、マルチステークホルダーに対して多元的な価値を生み出し続け、豊かな未来を創ること
FUTURE FOOD INNOVATION WORKSHOP 2024発
「リジェネレーション」をテーマにした学生のアイディアが形に
TFIでは、食の未来を想像・創造する学生向けコンテスト「FUTURE FOOD INNOVATION WORKSHOP」(※1)を2023年12月に実施しました。
ワークショップのテーマ「Regeneration(リジェネレーション)」について参加者がグループワークを通してビジネスアイディアを創出。最後にグループごとに発表し、優秀賞として選ばれたグループのアイデアを、株式会社Beans監修のもと、ブラッシュアップして形にし、社会実装するという内容です。
このワークショップに、宮城大学 石川研究室学生ほか2つの大学から学生の皆さんが参加。
Regenerationをテーマに、業界で活躍する起業家によるセッションやグループワークを実施しました。ここで生まれたビジネスアイデアを、約6ヶ月をかけて議論した結果、農地で廃棄される農作物や残渣を活用したハンドクリームを商品化することに決定しました。
農作物を食品ではなく、化粧品として商品化することで、新たな循環サイクルの創出を狙いとしています。
(※1) FUTURE FOOD INNOVATION WORKSHOPについて
様々な背景を持つ人々が共創し、食が抱える社会課題を解決するための新たなアイディアを創り、そのアイディアを実際の社会に展開すること、そこで得た学びから次世代のリーダーを育てることから、食の未来に繋げていく社会実装型プロジェクトです。
ハンドクリーム「TE&TE~テトテ~」開発の背景
今回参加した学生と農地で廃棄される農作物について思考を巡らせた際に、学生の研究領域でいちじくを生産している農家の方がいらっしゃり、枝の廃棄が課題になっていることがわかりました。いちじくの特性上、その生産過程で枝をすべて切り落とすことになり、農家1軒でも約1000枝もの廃棄量が発生しています。
自社の土地で管理をするため産業廃棄費用の負担はないものの、空き地には制限があり、対処が必要な状況でありました。全国には同様に、産業廃棄費用としての負荷が高く、経営を圧迫するケースも存在しています。
これらの課題解決の一歩として、いちじくの剪定枝を活用したハンドクリームを商品化することになり、「TE&TE ~テトテ~」が生まれました。
商品化にあたり、最適な製造工場の選定および工場と農家・学生との接続をTFIが行い、製造工場や生産現場でのフードロスの現場も見学。商品化に至る一連のプロセスを学生のみなさんに体感いただきました。
『TE&TE~テトテ~』について
〜『世代と世代』『都市と地域』『人間とAI』を繋ぎ合わせる、ハンドクリーム〜
農地で廃棄されるいちじくの剪定枝を使用した「TE&TE~テトテ~」。真空加工技術を活用することで、剪定枝がもつ『いちじくエキス』を抽出し、ハンドクリームの原材料として利用しています。
「TE&TE~テトテ~」は、『大切な人と触れ合う、大切な時間』をコンセプトとし、自身の手をケアするためではなく、家族との塗り合いっこ専用のハンドクリームを提案します。
「TE&TE~テトテ~」のデザインは、生成AIとの共創によりパッケージデザインを考案。人の温かみある商品を『AI』と共に創り上げることで、人とAIの『温かな』関係を築くきっかけをつくります。
商品概要/展示・販売情報
商品名:TE&TE(テトテ)
展示・販売期間:2024年10月24日〜10月27日
容量:90mL
提供価格:1,200円(税込)
会場: SKS JAPAN 2024 -Global Foodtech Summit-
住所:東京都中央区日本橋室町3丁目2−1 COREDO室町テラス
展示(10/24〜10/26): COREDO室町テラス3階 東京建物ブース
販売(10/26〜10/27):仲通り 東京建物キッチンカー
商品開発に参加した学生の皆さんの声
私達は、アンケート調査や農地での見学、日々のミーティングから、「自分ごと」で考えることの重要性を学びました。また、商品に対して「わくわくするかどうか」を常に意識し改良を重ね制作を進めました。今回考案したハンドクリーム「TE&TE」を通して、家族とのコミュニケーションのきっかけとなると幸いです。
(宮城大 伊藤歩美)
秩父で実際に製造の現場を見学して商品を良くする新しい発見があったことや、商品化に至るまでに沢山の人の思いが込められていることを感じられた、とても貴重な体験となりました。
(宮城大 佐藤ひより)
学生には出来ない貴重な経験をすることが出来ました。アイデアに対して、フィードバックをいただける機会が多かったので、相対的に考える力が身につきました。
(宮城大 石岡玲)
商品企画を0から始めるのは初めてだったので、大変でしたがリーダーが中心となって話し合いをすることができたので商品開発できたと思います。この商品があらゆる人の話すきっかけになったらいいなと思います。
(宮城大 中塩穂果)
なかなか会えない人たちへプレゼントをすることでコミュニケーションをとってほしいという思いで今回のハンドクリームを開発しました。学生というこのタイミングで実際に開発から販売に至るまでのプロセスを体感できたことは貴重な経験となりました。このハンドクリームを通してより充実した家族の時間が増えれば幸いです。
(宮城大 杉浦妃舞)
FFIWのディスカッションが特に印象的でした。丸々2日間で頭が回らないぐらいに使って、体が凄く疲れましたが、精神状態がずっと興奮していて、メンバー同士とのBrainstormから、沢山の知識を得ました。そして、素晴らしい講師陣と充実した内容に感謝します。食分野の各視点から様々な視点から問題を見るのも、私の視野を広げられました。最後、商品開発のプロセスに参加することにより、実践的な内容でこれからの研究活動や今後の仕事でも、大変参考になりました。
(宮城大 方楊)
私たちは当初、帰省のタイミングで久しぶりに会う家族と食卓を囲み、食後の団欒を楽しむ場を作るための食品作りを目指していました。しかし、そのメッセージを伝えられる商品案を作ることができず、食品開発の難しさと自身の力不足を感じました。そういった紆余曲折を経て今回のハンドクリームが出来上がりました。みなさまのコミュニケーションの一助となれば嬉しく思います。
(津旨まい)
TOKYO FOOD INSTITUTEについて
一般社団法人 TOKYO FOOD INSTITUTE は、食に関する新規事業支援や人材育成を推進し、国内外の様々なプレイヤーの共創を生む食のエコシステムを構築することで、食の未来を東京から創るための活動をしています。
TFIでは、主に以下の活動を推進しています。
・食に関わる人の学ぶ機会を提供し、食の分野に興味を持つ人や次世代を担うリーダーを育てる。
・食の分野に興味がある多様な人々が集まり、カジュアルかつ真面目に意見交換をし、信頼に基づく価値創造が出来る場を創る。
・多様な人々を繋ぎ合わせて生まれてきた新たな価値を街に実装していき、八重洲・日本 橋・京橋エリア全体をリビングラボとして、食の未来をアップデートし続ける場を創る。
・食の未来に繋がる様々な取組みを国内外に発信する
■公式サイト
https://tokyofoodinstitute.jp/
https://www.instagram.com/tokyofoodinstitute/
株式会社Beansについて
株式会社ビーンズは、「自分の大切な人に食べてほしいモノのみをつくる」を信念に、オーガニックベビーフードや子供用食品を創り出してきました。
高い食品加工技術をもって、健康や美容にいい、おいしさにもこだわった本当につくりたいと思える食品のみを開発、販売しています。
今回のリリースのような「食のリジェネ事業」の立ち上げだけでなく、「土」や「水」が循環する活動も推進中です。
全てを「子供たちに、なにげない豊かな毎日を繋ぐため」に捧げている企業です。
■公式サイト
<本件に関するお問合わせ先>
一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTE 事務局
連絡先:info@tokyofoodinstitute.jp
受付時間:10:00〜17:00
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像