特許読解AIアシスタント「サマリア」が第37回「中小企業優秀新技術・新製品賞」のソフトウェア部門『優良賞』を受賞

知的財産分野において、技術開発における先見性と粘り強い挑戦が認められました

パテント・インテグレーション株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:大瀬佳之)の、特許読解支援AIアシスタント「サマリア」、公益財団法人りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社が主催、中小企業基盤整備機構と経済産業省中小企業庁が後援する第37回「中小企業優秀新技術・新製品賞」のソフトウエア部門において栄えある『優良賞』を受賞いたしました

なお、当社が公的な賞を受賞するのは「特許庁」が主催する第4回 IP BASE AWARDSの受賞(エコシステム部門、2023年2月27日)に引き続き2度目となります


当社は、生成AI登場の黎明期からその可能性に着目し、他社に先んじて多大な労力と研究開発投資を費やし、実務家にとって有益なソフトウェアサービスの開発に尽力して参りました今回、この栄誉ある受賞は、当社の技術開発における先見性と粘り強い挑戦が実を結んだ証であり、大変名誉なことと受け止めております。

特許読解AIアシスタント「サマリア」

サービスURL:https://patent-i.com/summaria

中小企業優秀新技術・新製品賞について

りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞は、中小企業の技術の振興を図り、国内産業の発展に寄与することを目的とし、1988年に「中小企業優秀新技術・新製品賞」を設立しました。毎年1回、中小企業が開発した革新的な「新技術・新製品」を表彰・支援しています。本表彰は、経済産業省 中小企業庁、中小企業基盤整備機構が後援しています。

本表彰は今回で37回目となり、「一般部門」「ソフトウエア部門」の2部門において、厳正な審査のうえ優れた新技術・新製品等に対して中小企業庁長官賞(一般部門)、中小企業基盤整備機構理事長賞(ソフトウェア部門)、優秀賞、優良賞、奨励賞の各賞を贈賞するものです。

※過去36回で応募総数は11,819件となり、1,163作品を表彰しています。

中小企業優秀新技術・新製品賞の概要
表彰対象

・わが国のソフトウェア分野において、コンピューター利用の高度化や新たな利用分野の開拓により、デジタル社会の発展に寄与するとみられるソフトウェア。

・機能・性能などの優秀性、着眼・新規性などの独創性、競争力・将来性などの市場性が極めて高いとみられるソフトウェア。

審査

・審査は、学識経験者、主催関係者などで構成される審査委員会および各分野の専門家による専門審査委員会において厳格かつ構成に審査します。

・審査は、「優秀性」「独創性」「市場性」を中心に行います。「中小企業らしさ」「環境への配慮」「社会的有用性」なども考慮します。
審査委員

東京大学 新井民夫 名誉教授を委員長とする、14名の審査委員会 審査委員、8名の専門審査委員会 審査委員による審査会により審査が行われます。

参考URL

https://www.resona-fdn.or.jp/shingijutu.html#gsc.tab=0


受賞理由

本表彰の受賞理由は、当社製品の特許読解支援AIアシスタント「サマリア」に関する以下の点が評価されたものです。

1.サービスの有用性

利用者は難解な操作を要さずに特許文書に関する読解作業の作業時間を大幅に短縮(最大80%程度)することができ、従来品、競合品に比べて優れた社会的有用性を提供するものです。

2.技術革新性

当社技術は、14件(未公開特許を含む)の特許技術に裏付けられておりまた、第三者機関の調査結果においても他社製品に対する優位性が確認されております。これらの技術は、多数の当社特許により保護されており、当社が独自開発したオリジナル技術となります。

3.生成AIを用いた知財実務市場形成への取り組み

当社は、生成AI黎明期から生成AIの特許実務への実践的利活用に関する草分け的存在として地道な取り組みを進めてきました。外部団体が主催するセミナーも含む多数のイベントへの登壇、知財実務オンライン等の有力オンラインメディアでの拡散、その他、論文、書籍等刊行物の出版など生成AIの知財実務への実践的利活用について多面的な取り組みを進めてきました。

当社は、単に革新的な新技術を開発しただけでなく、開発技術の実務家への普及に向けて多大な労力と費用を投資し、粘り強く取り組んできましたそして、生成AIを用いた知財実務という従来全く存在しなかった新市場の形成に当社が主体的な貢献を行ってきたことが高く評価されたものであると考えております。

サマリアが提供する5つの革新的な機能

当社製品「サマリア」が提供する革新的な機能を以下に説明します。

①.高品質なサマリー作成:特許文書について、用途や課題、解決手段、効果などの観点で明細書全文を簡潔に要約

②.技術分類:教師データなしでも特許文書の内容に基づいて技術分類を自動生成

③.製品・発明対比:製品使用と権利範囲、発明内容と従来技術との一致点・相違点を比較

④.拒絶対応支援:特許庁による拒絶理由通知書を解析して解説

⑤.複数文書の比較:複数の特許文書の一致点・相違点を自動分析して技術の違いを明確化

これらの機能は、5件の特許技術(特許7542812号、特許7539094号、特許7493195号、特許7578348号、特許7579555号)に裏付けられており、他社が容易に追随できない技術的優位性を確立しています。

特許取得済機能を含む、革新的な機能で特許文章の読解を多角的に支援

高い顧客満足度と実績

当社製品「サマリア」は2023年4月のサービス提供開始以来、多くのお客様にご導入いただき、サービスの普及が加速度的に進んでおります。例えば、パナソニック株式会社様、カヤバ株式会社様、HOYA株式会社様、など、大手企業を含む様々な分野の企業様にご利用いただいております。

また、弁理士法人IPX様、ザック国際特許事務所様、ライトハウス国際特許事務所様、きのか特許事務所様、など特許事務所への導入も徐々に進んでおります。

顧客満足度調査においては、83%以上のユーザーが読解効率の向上を実感、94%以上のユーザーが他者への推奨意向を示しております。また、「公報のスクリーニング時間が80%程度低減できた」「読み込み負担が70%程度低減できた」などの成果をご報告いただだいております。

特許読解支援アシスタント「サマリア」導入効果のアンケート結果

参考URL:https://patent-i.com/summaria/customer

開発背景:弁理士とAIエンジニアの融合

「サマリア」は、弁理士でありJDLA認定E資格を保有するAIエンジニアでもある大瀬佳之CEOが中心となって開発しました。特許読解があらゆる知財実務で発生するにも関わらず、適切な読解支援ツールが存在しないという業界課題に着目し、自身の専門知識を活かして開発したサービスです。

特許実務に精通した専門家が開発に関わることで、理論的な性能だけでなく、実務で求められる実用性と信頼性、実務上での利便性を兼ね備えたサービスを実現しています。


出版物・コンテンツの御案内

当社に関連する出版物を以下の通り紹介させていただきます。

・『ディープスタートテックの知財戦略』, 中央経済グループパブリッシング(2024年9月17日)

代表の大瀬が共著者として参加しています。

https://amzn.asia/d/hhrmine

・『自然言語処理の導入と実践、活用事例』(技術情報協会)

当社製品「サマリア」について一部執筆させて頂いております。

https://www.gijutu.co.jp/doc/b_2270.htm

・『“知財DX”の導入と推進ポイント』(技術情報協会)

当社製品「サマリア」について一部執筆させて頂いております。

https://www.gijutu.co.jp/doc/b_2292.htm

・初心者でもわかる特許の書き方講座【初心者向け】【弁理士が教える特許セミナー】【書き方のコツ】, 大瀬佳之, Udemy for Business

受講者数2,608名 コース評価4.12の特許の書き方に関するトップレベルのオンライン講座です

https://www.udemy.com/course/patentlearning/?referralCode=A51C75912760E48F68EC

・よくわかる特許の読み方講座【初心者向け】【弁理士が教える特許セミナー】【読み方のコツ】, 

角渕 由英, Udemy for Business

受講者数357名 コース評価4.33の特許の読み方に関するトップレベルのオンライン講座です

https://www.udemy.com/course/patentreading/?referralCode=AB6D55FB7CB1BE5AB947

・知財実務オンライン「特許文書読解アシスタント「サマリア」」

https://www.youtube.com/live/0vzoQEN8uCo?si=kt7E6jZZ2d84L8nC

知財領域における最大の動画YouTubeチャンネルにもゲストとして登壇しております。


サマリア 今後の展望

1.~生成AI時代の知財プロセス革新に向けて~

当社は特許読解支援AIアシスタント「サマリア」の機能開発を継続的に進めるとともに、実務への実装フェーズに注力してまいります。生成AI導入の真の価値は、革新的機能と業務プロセス全体の最適化の両立にあると考えています。

2.新たなビジョン:実務に根ざした知財プロセスの変革

2022年末の生成AI登場から2年半が経過し、市場からの重要な教訓が明らかになりました。生成AI機能の提供だけでは、実務への効果的な社会実装は困難である点です。特許実務の深い理解に基づいた「生成AI時代の新たな標準業務フロー」の定義が不可欠です。

実務家である弁理士が経営する当社は、この課題に独自の視点で取り組みます。技術と実務の両面を理解した専門家として、機能開発と並行して知財業務全体の再構築を支援します。

3.実践的サポート体制の強化

今後は以下の取り組みを重点的に推進します:

• ハンズオンサポートの拡充:お客様の実際の業務フローに合わせた実践的なサポートを提供します。

• トレーニングプログラムの強化:生成AI技術を最大限に活用するための専門的なトレーニングを実施します。

• 実問題解決のためのコンサルティング:個々の企業が直面する特許業務の具体的課題に対し、実践的なソリューションを提案します。

4.未来へのコミットメント

当社は「サマリア」を通じて、革新的機能の開発者であると同時に、知財業務の変革パートナーとしての役割を果たしていきます。実務家の視点と先進技術を融合させた独自のアプローチで、お客様の知的財産戦略の価値向上に貢献します。

生成AI技術の可能性を最大限に引き出し、知財業務の効率化と質の向上を実現する——それが当社の目指す未来です。

関連HPリンク:https://patent-i.com/summaria/manual/R_20250416

------

サービス概要

- サービス名:特許読解支援AIアシスタント「サマリア」

- 提供形態:SaaS(Service As A Service)

- 利用料金:月額8,000円~

- 公式サイト:https://patent-i.com/summaria/

- お問い合わせ:[お問い合わせフォーム](https://patent-i.com/ja/contact/)

会社概要

- 会社名:パテント・インテグレーション株式会社

- 所在地:東京都千代田区

- 代表者:Founder CEO 大瀬佳之

- 事業内容:特許読解支援AIサービスの開発・提供

公式キャラクター「summariaちゃん」

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://patent-i.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区九段南1−5−6 りそな九段ビル5階
電話番号
050-3690-4220
代表者名
大瀬佳之
上場
未上場
資本金
900万円
設立
2002年06月