県立綾瀬高校 神奈川県のNPO&町工場と連携し〝実現性の高い〟「総合的な探究の時間」実施
11/27より半年をかけ 高校生の柔軟な提案から中小企業の課題解決へ 生徒に〝主体的な課題発見力と行動力を〟
「総合的な探究の時間」とは、2022年度から高等学校で行われている、教科や科目の域を超えた横断的・総合的な学びの時間です。
神奈川県立綾瀬高等学校では、現代社会で求められる主体的に課題を発見し行動する力を育むために、社会問題に対する啓発・教育事業を行うNPO法人SoELa(主たる事業所:川崎市麻生区)の協力のもと、新しいことに挑戦し事業を創造していく行動力「アントレプレナーシップ(起業家精神)」を育む授業を2022年度に実施してきました。しかし、これまでの授業は大手企業をモチーフとした架空の経営課題設定となっており、生徒が解決策を考えても、実現することが難しいという課題がありました。
(画像出所:神奈川県立綾瀬高等学校HP https://www.pen-kanagawa.ed.jp/ayase-h/tokushoku/index.html)
そこで、2023年11月27日から始まる2023年度の総合的な探究の時間では、横浜市の町工場である株式会社スリーハイ(本社:横浜市都筑区)を題材企業として、「株式会社スリーハイ綾瀬高校支店」を立ち上げたと仮定し、スリーハイが実際に抱えている経営課題について綾瀬高校の生徒達が解決策を検討します。
授業は全19回で、第1回⽬(11⽉27⽇)はSoELaが担当し、今回⽣徒たちが考える課題を発表します。第2回⽬(12⽉11⽇)では、スリーハイから事業内容や抱えている経営課題を説明します。第3回⽬(12⽉18⽇)はSoELaから、マーケティングの基礎知識について講義をしたのち、第4回⽬(1⽉15⽇)以降は現状把握、アイディアの発散等を通じて、生徒達がスリーハイの経営課題に対する解決策を考えます。
1月15日の授業はスリーハイの社員も参加し、生徒達にアドバイスをします。2024年6月に予定している講義の最終回には、スリーハイ代表取締役の男澤に向けプレゼンテーションを実施し、優れた提案についてはスリーハイで実現することを前提に授業を進めます。
今回題材企業となる株式会社スリーハイは、横浜市都筑区に立地する、産業用ヒーターを製造・販売する町工場です。代表の男澤は実父から経営を引き継いだ2代目経営者で、一人ひとりが自分の役割や価値を自覚し仕事に誇りを持つことができる組織づくりに取り組んでおり、2~30代の若い世代が約65%在籍しています(男性6人、女性5人)。今回は社員のうち5人が綾瀬高等学校の授業に参加する予定であり、社員自らが課題に一緒に関わることで、社員の働きがい向上につなげるという人材育成の側面も期待しています。
「総合的な探究の時間」は2022年度から始まった新しいカリキュラムであり、教育現場はどのような授業を実施すればよいか模索しています。また、 「総合的な探究の時間」で求められているアントレプレナーシップについては、教員のみでカリキュラムを組むことも難しく、外部との連携が求められますが、「どことどのように組めばいいかわからない」と悩んでいる学校も多いと思われます。
ぜひ報道の力で、多くの教育関係者や中小企業に本取り組みについて知っていただく機会をいただき、 新たに始まった「総合的な探究の時間」が高校生たちにとってより有意義なものになる一助になれば幸いです。
講義の内容と日程(各回13:35~14:25)
●2023年11月〜2024年3月までの実施日及び内容
●2024年4月〜6月までに予定している内容
綾瀬高等学校生徒が考えるテーマと、スリーハイが抱える経営課題
本カリキュラムでは、株式会社スリーハイの「綾瀬高校支店」が立ち上がったと仮定し、生徒達を5つの部署に配属してスリーハイが各部署で抱えている経営課題について、高校生たちに対応策を考えてもらいます。
授業の最終回ではスリーハイの経営陣と社員に向けてプレゼンテーションを実施し、優れた提案についてはスリーハイで実現に向けて検討します。
神奈川県立綾瀬高等学校について
神奈川県立綾瀬高等学校は昭和52年に開校し、令和5年3月までに約17,000名の卒業生を輩出しました。綾瀬高校は「すべての生徒に学ぶ楽しさと喜びを」を教育目標とし、令和3年度より「教育活動のユニバーサルデザイン化」を推進しています。多様性を認め、互いを尊重しあうことこそが成熟した社会をつくる第一歩であるという理念のもと、令和2年度からインクルーシブ教育実践推進校として知的障がいのある生徒も仲間に迎え入れています。
学校名:神奈川県立綾瀬高等学校
校長 :竹本弥生
場所 :神奈川県綾瀬市寺尾南1-4-1
開校 :1977年4月1日
生徒数:970人(2023年11月現在)
公式サイト:https://www.pen-kanagawa.ed.jp/ayase-h/index.html
NPO法人SoELaについて
NPO法人SoELaは、子ども、お年寄りを中心とした全生活者に対して、地球環境、犯罪、高齢化、地域活性化など社会問題に対する啓発、教育に関する事業をエンタテインメントの手法を用いて行い、主体的に行動を起こす人々で溢れる社会の構築に貢献することを目的とするNPO法人です。青少年の職業観醸成に関する事業「ア
ントレ塾」や社会人向けの研修・セミナーや、高校の「総合的な探究の時間」のサポート事業(相模女子大高等部、函嶺白百合学園、県立元石川高等学校等)などを展開しています。
団体名 :NPO法人SoELa
代表理事 :岡部 佳文
主たる事業所:神奈川県川崎市麻生区白山4丁目5番2-1106
設立 :2016年1月27日
事業内容 :社会教育の推進を図る活動
公式サイト:https://soela.jp/
株式会社スリーハイについて
株式会社スリーハイは、「ものを想う。ひとを想う。」を企業理念に、産業用ヒーター及び温度コントローラ等の製造、販売をしています。結露・凍結防止、加熱、保温などお客様のご要望にあわせたオーダーメイドの製品をご提案し、国内・海外の企業様の「困った!」を熱のチカラで解決してきました。ヒーターのエキスパートが日本全国の現場に駆け付け、お客様に寄り添うサービスをご提供いたします。
会社名 :株式会社スリーハイ
代表者 :男澤 誠
所在地 :神奈川県横浜市都筑区東山田4-42-16
設立 :1990年5月24日
事業内容:産業用ヒーター及び温度コントローラ等の製造及び販売
公式サイト:https://www.threehigh.co.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/threehigh/
公式Instagram:https://www.instagram.com/threehigh.official/
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