物語を通じて作家・作品と出会うEコマース「ナラティブ・プラットフォーム(ナラプラ)」にて、三重県伊賀の陶芸家5名による期間限定オンライン個展を開催
〜日本の伝統工芸品・伊賀焼に魅せられた陶芸家達のナラティブに迫る〜
素朴で野性味ある風合いで、古から人々を魅了してきた日本の伝統工芸品伊賀焼。今回のオンライン個展では、伊賀焼の伝統を守りつつ、新たな可能性を切り開く5名の陶芸家の物語(陶芸家のヒストリー、作品への想い/考え方、製造工程、等)を通じて、伊賀焼の魅力に迫ります。
【特別作品のお取り扱い開始について】
開催期間:2023年9月6日(水)〜10月8日(日)
作 家:陶芸家 新学、陶芸家 鈴木大弓、陶芸家 谷本貴、陶芸家 福島一紘、陶芸家 福島真弥
展示点数:50点以上(新作を含む)
https://narrative-platform.com/
【作家 / 作品のご紹介】
陶芸家:新 学
伝統的な伊賀焼を現代的に創造し、ダイナミックな伊賀焼を制作。
大胆なカットや造形で次世代の伊賀を牽引する一人。
経歴/プロフィール
1973年 大阪に生まれる
1995年 関⻄大学文学部卒業
1999年 父、新 歓嗣に師事
2002年 穴窯築窯 同年初個展
2003年 以後各地にて個展、グループ展開催
2008年 二基目となる穴窯築窯
2011年 新窯築窯
作品名:「伊賀 鎬徳利」33,000円(税込)
鎬の大胆なカットが眩しい徳利で、シャープに尖った肩が斬新な造形です。 伝統を受け継ぎながらもモダンな現代の伊賀デザインが特徴的で、 穴窯で焼成された力強い表情に、豪快な土の動きが美しい逸品。
陶芸家:鈴木大弓
粉引、三島、刷毛目などの李朝系の作品から、信楽の土を用いた焼締など、多彩な作品を制作し、シンプルながら柔らかで深みのある表現が魅力。
古典の魅力に向き合いながら、確かな技で自身の作風を追求している次世代の伊賀を牽引する一人。
経歴/プロフィール
1981年 宮城県仙台市にて生まれる
2005年 韓国 聞慶および慶州にて修行
2009年 滋賀県信楽にて独立
2010年 信楽 ギャラリー陶園にて初個展
2010年 大阪 現代陶芸サロン桃青にて個展(以後毎年開催)
2011年 東京 穴窯陶廊炎色野にて個展(以後毎年開催)
2012年 名古屋三越栄店美術サロンにて個展(以後隔年開催)
2013年 横浜高島屋美術工芸サロン(’15開催)
2013年 大丸神戸店アートギャラリーにて個展(’15開催)
2016年 三重県伊賀に工房を移転 2016年 銀座黒田陶苑にて個展
作品名:「三島丸皿」11,000円(税込)
白土の象嵌模様が特徴的な三島。乾く前の素地に印花や線彫などによって文様を施し、そのくぼんだ部分に化粧土を塗り、さらに透明釉を流しかけて焼成する技法を用いることで、 凛としてやわらかな白化粧の下からのぞく、力強い存在感と使うたびに表情を変え、見所を増す逸品。
陶芸家:谷本貴
古伊賀の復興を目指した祖父、故谷本光生氏、絵画的要素を取り込み現代伊賀の道を切り開いた父、谷本景氏。 その血を受け継ぎ三代目となり伝統的な伊賀焼を極めつつも、独自の感覚で大胆にアレンジを加える次世代の伊賀を牽引する一人。
経歴/プロフィール
1978年 三重県伊賀市に生まれる(谷本景の長男)
1997年 同志社大学文学部美学及び芸術学専攻入学
2002年 京都府立陶工高等技術専門校入学 2003年 森正氏に師事
2004年 岡田文化財団の奨学金を得てイタリアへ留学
2005年 帰国後、伊賀市にて作陶
2006年初個展開催、以後、各地で個展開催
作品名:「伊賀大皿」22,000円(税込)
伊賀の伝統と品格を受け継ぎながら、ダイナミックで独創的な造形表現に挑戦している作品。 土味とビードロ釉のハーモニーが美しいうつわ。載せるだけで充分おもてなしの演出が出来る逸品。
陶芸家:福島真弥
重厚感のある土の風合いと繊細なビードロ釉が美しい伊賀焼を中心に作陶 次世代の伊賀を牽引する一人。
経歴/プロフィール
1981年 三重県伊賀市丸柱に生まれる
2004年 京都府立陶工高等技術専門校卒業
2005年 岐阜県恵那市上矢作にて鯉江良二氏に師事
2006年 カリフォルニア・バークレーにて穴窯の研修
2010年 自宅工房に穴窯を築窯 現在 伊賀市丸柱にて制作
作品名:「伊賀長方皿」49,500円(税込)
全体にかかった美しいビードロが特徴的な伊賀焼きの伝統的なスタイル 重厚感のある土の風合いと繊細なビードロ釉が美しい作品。 アート作品のような器を普段の食卓に使う贅沢をお楽しみください。
陶芸家:福島真弥
伊賀の土味や薪窯焼成による自然釉の面白さを生かした作品を中心に作陶 次世代の伊賀を牽引する一人。
経歴/プロフィール
1983年 三重県伊賀市丸柱に生まれる
2004年 奈良芸術短期大学 日本画コース卒業
2006年 京都府立陶工高等技術専門学校 図案科卒業
2007年 伊賀丸柱に戻り制作
2012年 自宅工房に薪窯築窯
2017年 自宅工房に穴窯築窯
作品名:「伊賀茶盌」77,000円(税込)
美しい青が特徴的な茶盌 伊賀の武骨な柄温かみのある陶の質感と福島真弥さんならではのデザインをお楽しみください。
日本の伝統工芸文化を守るエコシステムとプラットフォーム
長い時間を経て育み、継承されてきた日本の伝統工芸文化は今、少子高齢化や東京一極集中などの理由により消滅の危機に晒されています。当社はこの文化を維持・継承することで日本の誇りを守ると同時に、新たなエコシステムを形成し、国内外でさらなる発展を遂げられないかと事業に挑戦しています。
具体的には、作家や作品に出会えるEコマースのプラットフォーム「Narrative Platform(ナラティブ・プラットフォーム)」を展開していますが、この傘の下には、特別に創られた作品(器)を観て購入できる「WARE(ウェア)」というサービスがあります。このほか、作品(器)を愉しむための一流シェフによる冷凍グルメ「FROZEN(フローズン)」や、作品の源流に触れる旅「TRAVEL(トラベル)」など、立体的に伝統工芸を体感できるサービスを今後拡充していく計画です。こうした様々なサービス展開を推進する中で、物語を起点にした新たな購入体験という概念が広がり、ナラティブ・プラットフォームが通称ナラプラとして広く生活者の中に浸透していくことが私たちの理想です。その状態こそが、健全に日本の伝統工芸が守り、発展していく道筋であると信じています。
なぜ「物語」を起点にするのか
伝統工芸は、類まれなる技術、途方もない手間暇、作品に宿る情熱、想像から生まれる美的感性など、作品の向こう側には実に多くの物語が存在します。しかし「職人は多くを語らず」というのは、古くからある日本の慣習の一つであり、それにより私たちが知らない伝統工芸の魅力はまだまだたくさんあると考えました。今こそそれらを言語化し、創作過程や場面を映像化することで「物語」を広く届け、より多くの方に物語への共感や感動をきっかけに作家や作品や伝統工芸という文化に没入してもらう機会を創出していきたいと思います。
物語運輸について
物語運輸株式会社は、物語の力で日本の伝統工芸文化を守り発展させることはもちろん、その素晴らしさを世界へ轟かせることをミッションとしています。作家・作品の物語で人々に感動を生み、作品の購買によって経済圏を作り、作品を愛用するライフスタイルの定着を目指します。
【会社概要】
社 名:物語運輸株式会社
所在地:東京都港区南青山7-13-2-317 号
代 表:代表取締役:五十嵐 勇
設 立: 2022年8月
事業内容: Eコマース事業「ナラティブ・プラットフォーム」
HP:https://monoun.jp/
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