株式会社piland | 代表取締役長野が慶應義塾大学SFCの客員研究員に就任
AI×ドローンの分野で、最先端の技術を学術的側面から研究・開発
このたび、株式会社pilandの代表取締役である長野が武田圭史教授のもと、慶應義塾大学SFCの客員研究員に就任いたしました。2025年3月31日までの期間、ドローンをメインとした研究プロジェクトに参加いたします。
<SFC研究所:公式ページ>
https://www.kri.sfc.keio.ac.jp/ja/about/
<SFC研究所受入れ研究者一覧について>
https://www.kri.sfc.keio.ac.jp/ja/researchers/
<人物紹介>
長野陸 - 代表取締役CEO
大学を主席で飛び級卒業後、AIやIT技術を深めるために大学院に進学。ソフトバンクグループではCEO室で孫正義のもとで成長戦略を担当し、アクセンチュアではAIやWeb3関連の事業戦略を立案。2023年には経産省の高度IT人材として石川県加賀市のDX推進を支援。第11期ソフトバンクアカデミア生であり、総務省のSecHack365や経産省のAI Questにも参画。
2022年1月より株式会社pilandを立ち上げ、ソフトウェア・ハードウェアの両領域でのAI開発事業を展開中。
<論文一覧>
・長野陸,藤本悠介,永原正章:空撮を用いたスクミリンゴガイのマッピング技術の検討,第62回自動制御連合講演会,札幌,2019. 11. 9 -10, 1J2-05 (2019. 11. 9).
・長野陸,藤本悠介,永原正章:スクミリンゴガイ除去に向けた画像認識技術の検討,第6回制御部門マルチシンポジウム,熊本,2019. 3. 7-9, 3E1-4 (2019. 3. 9)
今回、SFCにて長野が参加するプロジェクトは
・ドローンで働くエッジAIシステムの研究開発
・マルチエージェントドローンの研究開発
・UAVとAIを活用した広域環境モニタリングシステムの研究開発
の3点となります。
エッジAIとは
データをクラウドではなく、デバイスやその近くで処理するAI技術のことを指します。例を挙げるとスマートフォンや家庭用の監視カメラといった身近な機械の中にAIが直接組み込まれていて、その場でデータ処理をするものです。
これにより、インターネットを介してデータを送る必要が減るため、処理が瞬時に終わることやプライバシーが守られること、そしてクラウドに依存しないためネット環境が悪い場所でも機能します。
これからは家電やスマートデバイスだけでなく、医療や農業など幅広い分野でもエッジAIが活躍していくと言われています。
マルチエージェント(システム)とは
複数の「エージェント」と呼ばれる自律的なプログラムが連携しながら、問題を解決したり目標を達成する仕組みのことで、このエージェントは以下のような特徴を持っています。
自律性:自分で判断して行動します。
目標指向:与えられた目標を達成しようとします。
環境とのやりとり:周りの状況を感知し、それに応じて動きます。
コミュニケーション:他のエージェントと情報をやりとりします。
例えば自律型掃除機(エージェントA)とスマートスピーカー(エージェントB)が連携して、部屋を効率よく掃除するのも一種のマルチエージェントシステムと言えます。
今後の予定
MSCS2025 計測自動制御学会 第12回制御部門マルチシンポジウムにて長野が論文を発表予定。論文は「深層学習による画像認識を用いたドローンのモデル予測制御」と題し、深層学習を用いたリアルタイムな画像認識とモデル予測経路積分制御(Model Predictive Path Integral Control; MPPI)を組み合わせることで,動的な障害物回避を可能にするドローン制御手法を提案します。
MSCS2025について
また、サンディエゴで行われるIEEE主催の制御工学の国際学会、CCTA2025にも査読付き論文を提出予定です。
CCTA2025について
pilandでは「数学とAIで社会を変革する」をモットーにAI×ハードウェアの領域における開発に注力をしており、その中でもAIを搭載した日本発の国産ドローンのビジネス展開を目標としております。
pilandが取り組んでおりますドローンプロジェクトにつきましての詳細は下記リンクのプレス、並びにpilandの公式ホームページよりご確認ください。
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