【開催レポート】「家庭環境データ2023」展示イベント・トークイベントを実施しました。
NPO法人「第3の家族」が「家庭環境データ2023」公開および支援を広げるイベントを11月19日(日)に開催しました。
家庭環境データ公式サイト:https://daisan-kazoku.com/
「家庭環境データ2023」展示イベント・トークイベントについて
全国の15歳〜25歳を対象に第3の家族が行った”家庭環境データ2023”では、約25%の少年少女が「自分の家庭が居場所になっていない」こと、そのうち、家庭環境の悩みを周りに知られたくないため嘘をついたり隠したりした経験がある人は約50%にも上るというということがわかりました。そこで、家庭環境データの調査結果や比喩を用いたグラフィックの展示、「“支援”のハードルを下げるには」をテーマに各NPO法人の取り組みを深掘りするトークイベント、当事者の本音や実態について話す裏座談会を行いました。
当日の様子
当日、会場では家庭環境データの調査結果やグラフィックの展示、また、それと並行して、支援を広げるトークイベントを行いました。開放的な会場だからこそ、悩みを可視化したグラフィックが際立ち、トークイベントではNPOの代表理事・当事者といったそれぞれの立場だからこそ伝えられる言葉をじかに聞いていただくことができる機会となりました。
その結果、会場には約50名、オンライン会場では70名の皆様にご来場いただきました。
スタッフからの言葉
今回の実験では、当初は「少年少女が傷ついていることに気づく」きっかけづくりを主としていましたが、それよりも「当事者の周囲の人が問題に関心を持つ」きっかけづくりの方に意味があったように感じました。支援者や教育関係者など、様々な来場者さんから嬉しいお言葉をいただきましたが、1番熱量を感じたのが「自分の知り合いにそのようなはざまの子がいる」人たちでした。「今まで悩んでいそうなことは知っていたけど、改めてこの問題の影響や実態について知れた。もう少し自分の中で考えてみたい。」という声をもらい、当事者外の周囲の人が支えてあげるムーブメントを作る一歩を生み出せることの可能性を感じました。
第3の家族の取り組みはまだまだ試行錯誤中ですが、これからも仮説・検証のサイクルを繰り返し、今救えていない少年少女たちが自分の居場所を見つけるための状態構築を行っていきたいと思います。
※参考情報:プレスリリース・出演メディア一覧
・【PR TIMES】家庭を自分の居場所だと感じられない少年少女は約25%。「家庭環境データ2023」公開および支援を広げるイベントを開催:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000120079.html
・【NHK NEWS おはよう日本】”家にいると苦しい”から脱出するための「あなたを助ける手札」:https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pzvl7wDPqn/bp/pkZZqxOXmk/
イベント概要
日時:2023年11月19日(日)12:00〜19:00
場所 : 100BANCH 3F(東京都渋谷区渋谷3-27-1)
金額 : 無料
定員 : なし
トークイベント申し込みページ:http://ptix.at/wGpx0x
第3の家族とは
【対象】家庭環境問題の支援のはざまの少年少女が自分の居場所は他にもあると思え、生き抜ける社会
【年代】小学生〜大学生
【コンセプト】寄り添うために寄り添わない支援で、家庭環境問題の支援のはざまの少年少女が「自分の居場所は他にもある」と思え、生き抜ける状態を構築する。
【サービス】情報サイト「nigeruno」(https://nigeruno.gedokun.com/)、調査事業「家庭環境データ」(https://daisan-kazoku.com/)、掲示板「gedokun」(https://gedokun.com/)、コミュニティ「第3の部活」(https://scrapbox.io/daisan/)
【活動拠点】全国(オンライン)・東京・神奈川
【設立日】2023年3月23日
【代表】奥村春香
【受賞歴】Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023・グッドデザイン・ニューホープ賞2022 最優秀賞
【コーポレートサイト】https://daisan-kazoku.net
本件に関するお問い合わせ先
NPO法人第3の家族
問い合わせ:info@daisan-kazoku.net
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