Chemlex社、合成ルート最適化を含むAI搭載自動化プラットフォームによる低分子化合物CROサービスを開始
Chemlex社は、2年で4代目となるロボティック有機合成プラットフォームとAI駆動の逆合成AutoAnalyzerを開発し、世界の製薬・化学品企業に、革新的CROサービスの提供を可能にしました。
株式会社アクセラレート・バイオ(本社:東京都中央区)は、Chemlex社との業務提携により自動化とAIを活用した創薬サービスを開始したことをお知らせいたします。
独自に開発したAI搭載DRY LABと、全自動ロボットWET LABを連携させたクローズドループシステムにより、ChemLex社は、次世代型の低分子化合物受託合成サービスを提供します。
クローズドループシステムの特徴
WET LABでは、毎日数千件の反応がロボットにより行われ、データ収集をします。そのデータを元に、DRY LABのAIモデルが学習し、自律的にロボットを制御し、さらなるデータ収集を行います。このサイクルにより、高効率かつ高精度な化合物合成を実現しています。
ChemLexのDRY LAB
ChemLexのAIモデルは、以下の機能を備えています:
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最適な合成ルートと反応条件の設計
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LCMSスペクトルの解析
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精製条件の提案
ChemLexのWET LAB
End-to-Endで完全自動化されたハイスループットプラットフォームにより、合成、分析、後処理、精製、濃縮などプロセスを網羅しています。
各プラットフォームの詳細
HTEプラットフォーム:8/40/500mLの反応バイアル、加熱・光反応に対応、1日1000件以上の反応実施
自動分析プラットフォーム:自動サンプリング、希釈、濾過、LCMSへのサンプル装填・回収、機器のインテリジェントな連携
自動分離プラットフォーム:サンプルの自動希釈・濾過、装填・回収
自動ワークアッププラットフォーム:自動サンプリング、抽出、濃縮
自動フローケミストリープラットフォーム:水素化反応、低/高温反応、光化学反応、ガス液フロー反応
実例紹介1: 初期CMCプロジェクトのプロセス条件スクリーニング
ChemLexのWET LABとDRY LABを活用し、初期CMCプロジェクトにおいて低収率かつ高コストの目的物反応条件を評価しました。3種類の脱離基、6種類の溶媒、10種類の塩基、4種類のルイス酸、等価量、温度、時間を設計・最適化し、8日間で1510種類の反応を実施。その結果、2つの潜在的なプロセス条件を特定し、最大98%(LC-MS)の収率を達成しました。また、10gスケールアップ実験を確認済みで、生産コストを60%以上削減することに成功しました。
サービスについて、info@accelerate-bio.co.jpもしくはお近くの販売代理店様までお問い合わせください。
【Chemlex社について】
会社名 CHEMLEX TECHNOLOGY CO., LTD.
所在地 Shanghai & Singapore
設立日 2022年
【株式会社アクセラレート・バイオについて】
会社名 株式会社アクセラレート・バイオ
所在地 東京都中央区京橋2丁目7−8
設立日 2023年4月
役員 代表取締役:劉順俊 取締役社長:飯田專人
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