【JX石油開発】新潟大学の「SDGs推進プロジェクト基金」への寄附について
~ペロブスカイト太陽電池等の次世代技術の開発促進を支援~
当社(社長:中原 俊也)は、国立大学法人新潟大学(以下、「新潟大学」といいます。)が開設する「SDGs推進プロジェクト基金」を通じて、 同大学の「カーボンニュートラル融合技術研究センター」で行われる太陽光発電に関する研究および、SDGsに関する取組に対して寄附を行いましたので、お知らせいたします。
当社は、従来の石油・天然ガス開発事業に加え、CCS/CCUS(注1、2)を中心とした環境対応型事業にも注力する「二軸経営(注3)」を推進しており、当社の国内唯一の原油・天然ガスおよびヨウ素の生産拠点である中条油業所がある新潟県胎内市に「中条共創の森オープンイノベーションラボ(Nakajo Open-innovation Lab:NOiL、以下、「NOiL」といいます。)」を2022年4月に開設しました(【参考】ご参照)。
今回の寄附は、NOiLが推進する産官学及び地域社会との連携・共生への取組みの一環として、地元、新潟県の国立大学法人である新潟大学が進めるSDGs推進プロジェクトを支援・協力することを目的としています。
新潟大学は、2022年4月に「カーボンニュートラル融合技術研究センター」を設立し、世界最高水準の太陽熱・太陽電池・水電解技術の開発促進を目的とした研究を行っており、特に太陽光発電に関しましては、次世代の太陽電池として注目を集めているペロブスカイト太陽電池と従来型の結晶シリコン太陽電池を組み合わせたタンデム太陽電池(注4)の研究に力を入れております。当社中条油業所では、ペロブスカイト太陽電池の原料となるヨウ素を生産していることから、当社事業との親和性も非常に高いものと考えております。
当社は、今回の寄附を機に、同分野における研究・開発に関して専門家との交流機会を充実させるとともに、将来的な新潟大学と共同での実証実験の実現に向けた関係強化を目指してまいります。
以 上
【参考】2022年4月6日公表「「中条共創の森 オープンイノベーションラボ (Nakajo Open-innovation Lab : N
OiL)」の開設について」
https://www.nex.jx-group.co.jp/newsrelease/2022/_nakajo_open-innovation_lab_noil.html
(注1)CCS: Carbon dioxide Capture and Storageの略。排出される CO₂を回収し、地下に圧入・貯留する技
術。
(注2)CCUS: Carbon Capture Utilization and Storage の略。排出される CO₂を回収・貯留することに加え、
新たな商品やエネルギー生成のために利用する技術。
(注3)二軸経営について:https://www.nex.jx-group.co.jp/corporate/philosophy_noex.html
(注4)タンデム太陽電池:次世代太陽電池であるペロブスカイト太陽電池と従来型の結晶シリコン太陽電池を組
み合わせた太陽電池のこと。それぞれの電池を単体で使用するよりも高性能化が期待
されている。
添付資料
新潟大学で行われた寄付受贈式に参加した当社中原社長や新大牛木学長ら関係者
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