旅行業の資産を「ビジネス調査インフラ」へ定義。株式会社KiAI、ベトナムでの実地調査に成功
〜総務省ICTスタートアップリーグ採択事業として、中小企業の海外進出コストを劇的に削減〜

株式会社KiAI(本社:茨城県、CEO:大場一雅、以下「当社」)は、世界各地に広がるランドオペレーターのネットワークを活用した海外企業調査サービスの実証実験を、ベトナム・ホーチミンにて2025年12月に実施し、成功裏に完了したことをお知らせいたします。
日本の優れた技術を持つ中小企業の多くが、現地の「生の情報」不足により海外進出を断念しています。 当社は、世界中に張り巡らされたランドオペレーターのネットワークを、旅行業の資産からビジネス調査のインフラへと定義。本実証実験により、現地の正確な企業情報を迅速かつ低コストで取得できることが実証されました。
本実証実験は、株式会社IACEトラベル(本社:東京都)との協業により実施され、総務省が主導する官民一体型のスタートアップ支援プログラム「ICTスタートアップリーグ」のサポートのもと行われました。
■ 海外展開支援プラットフォーム「Trst」を2026年半ばローンチ予定

今回の実証実験の成果を踏まえ、当社は2026年半ば、海外展開支援プラットフォーム「Trst」(トラスト、当社が提供する新サービス)の正式サービス提供を開始する予定です。
Trstは、AI技術と世界各地のランドオペレーターネットワークを組み合わせた、中小企業向けの包括的な海外展開支援サービスです。従来、海外営業人材の採用に年間700-1500万円、調査・コンサルティングに数百万円かかっていた海外展開のコストを、月額10万円からという中小企業でも手が届く価格帯で提供します。
Trstは、AI営業エージェントによる市場調査・営業戦略立案から、アプローチ先企業の発掘、現地商習慣や言語に応じた複数チャネルでのアプローチまで、海外展開のPDCAサイクル全体を自動化します。関心を示した企業に対しては、世界各地のランドオペレーターネットワークを活用し、従来の1/10以下のコストで企業の実在性や営業実態を実地確認するオプションサービスを提供。さらに、商談が進んだ際には、現地訪問パッケージの作成、通訳・安全確保のサポート、トラブル時の現地対応まで、海外経験が少ない中小企業でも安心してビジネス交渉に臨める包括的な支援体制を整えています。
Trstは「デジタル × リアル」のハイブリッド型アプローチにより、AIによる膨大なオンラインデータ解析と、ランドオペレーターによる実地確認を組み合わせ、情報の精度を極限まで高めることで、中小企業が世界のどこへでも安心して進出できるプラットフォームの構築を目指します。
■ 旅行業のグローバル網をビジネス調査インフラへ
ランドオペレーターとは、旅行会社からの依頼を受けて、旅行先の交通機関、宿泊施設、観光施設などの手配を行う現地専門業者です。現地の言語や文化に精通し、地域に根ざした活動を行っています。普段から現地の施設や交通機関の状況を『目視で確認・手配』しているプロフェッショナルだからこそ、迅速かつ正確な実態把握が可能です。
世界の主要都市・観光地には必ずランドオペレーターが存在し、北米・欧州・アジア・中東・アフリカ・中南米など、観光需要のある地域全体で数万社規模のネットワークが形成されています。
当社の革新性は、この既存の巨大なグローバルネットワークを、ビジネス情報収集のインフラとして定義したことにあります。

■ Before / After:従来の海外調査との圧倒的な違い

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従来の海外調査 |
当社の調査サービス |
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コスト |
数十万〜数百万円 |
数万円〜(圧倒的低コスト) |
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期間 |
数週間〜1ヶ月 |
最短1日〜 |
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信頼性 |
ネット情報のまとめが中心 |
現地担当者による目視・実写の生情報 |
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カバー範囲 |
限定的 |
世界各地に展開可能 |
※月額利用料とは別に、単発の企業実地調査については数万円から利用可能な設計としています。
■ デジタル×リアルのハイブリッド型海外展開支援プラットフォーム
Trstの強みは、「AI」と「人的ネットワーク」の融合にあります。
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AIによる膨大なオンラインデータ解析: 政府発表やローカルメディア情報をリアルタイムで収集・翻訳
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ランドオペレーターによる実地確認: オフラインの現地調査で情報を裏付け
この「デジタル×リアル」のハイブリッド型アプローチにより、情報の精度を極限まで高め、AIが導き出した推論を現地の人間が「足」で裏付けるエビデンス重視の調査を実現しています。
■ 実証実験の成果
今回のベトナムでの実証により、以下が確認されました:
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世界展開の実証: ベトナムで確立したモデルは、ランドオペレーターが存在する世界中の都市で展開可能。実証実験により、グローバル展開に向けたオペレーションモデルの再現性が確認されており、これを順次プラットフォーム化していく予定
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迅速な情報収集: 3社の企業調査を1日で完了。従来数週間かかっていた現地調査を大幅に短縮
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コストの劇的削減: 従来の海外調査会社への依頼と比較して、中小企業でも手が届く価格帯での提供を実現
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実地確認による信頼性: オンライン情報だけでは得られない、企業の実在性や営業実態を現地で直接確認
■ 解決される中小企業の課題

日本の中小企業が海外市場への進出を目指す際、以下のような「情報の壁」に直面していました:
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情報の非対称性: 現地企業の実態把握が困難
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高額な調査コスト: 従来の調査サービスは中小企業には負担が大きい
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時間的制約: 自社での現地訪問・調査には多大な時間とリソースが必要
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信頼性の担保: オンライン情報だけでは企業の実在性や活動状況の確認が不十分
本実証により、世界各地のランドオペレーターネットワークを活用することで、この「情報の壁」を壊し、中小企業が世界へ挑める情報基盤を構築できることが実証されました。
■ 実証実験の概要
実施期間: 2025年12月
実施場所: ベトナム・ホーチミン
調査対象: 現地企業3社
調査内容:
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対象企業の所在地確認と表札撮影
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企業の営業実態の確認
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現地周辺住民からのヒアリング(企業の存在有無、移転・閉鎖情報等)
※調査は、現地法令およびプライバシーに十分配慮した形で実施しています。
■ 今後の展開:世界各地へのスケーラブルな展開
2026年1-2月: 日本の中小企業3社と協力したパイロットプロジェクトを実施予定
2026年3月: ICTスタートアップリーグ成果報告会での発表
2026年半ば以降: サービスの正式提供開始、アジア・欧米など対象国を順次拡大
今回のベトナムでの成功は一つのマイルストーンに過ぎません。世界各地のランドオペレーターとのネットワークを拡大し、日本の中小企業が世界のどこへでも安心して進出できる情報基盤の構築を目指してまいります。
■ パートナー企業コメント
株式会社IACEトラベル 取締役専務執行役員 灰田様

「海外進出を目指す日本の中小企業の皆様にとって、現地の正確な情報取得は大きな課題です。今回の実証実験を通じて、当社のグローバルネットワークとKiAI様の技術を組み合わせることで、新たな価値を提供できる可能性を実感いたしました。世界中のランドオペレーターとの協業により、日本企業の海外展開を力強く支援してまいります」
■ ICTスタートアップリーグについて
ICTスタートアップリーグは、総務省が2023年度から開始した、ICT分野のスタートアップを強力に支援する官民一体型プログラムです。日本版SBIR(Small Business Innovation Research)制度の一翼を担い、単なる資金援助にとどまらず「競争・共創の場」をパッケージで提供しています。
従来の補助金制度と異なり、スタートアップの「勝ち筋」を作るための環境が整備されており、日本から世界に誇れるICTスタートアップの輩出を目指しています。本実証実験は、同プログラムの支援により実現いたしました。
■ 株式会社KiAIについて

当社は、「すべての人にグローバルなリターンを届ける」というビジョンのもと、AIマーケットインテリジェンスサービスを提供するスタートアップです。2025年5月にはシードラウンドの資金調達を完了。
今回の実証実験は、当社の大学発のAI技術に加え、世界各地のランドオペレーターネットワークという「現地の人的ネットワーク」を組み合わせることで、オンライン情報と実地調査の両面から、より包括的な海外ビジネス支援を実現する新たな取り組みです。
会社概要
社名: 株式会社KiAI
代表者: 代表取締役 大場一雅
本社所在地: 茨城県日立市西成沢町2-20-1
事業内容: AI海外展開サービスの開発・運営
URL: https://kiai.bz/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社KiAI 広報担当
Email: info@kiai.bz
Tel: 050-3575-8368
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