2025年12月6日(土)、都内のビル(東京・池袋)の一室で子ども食堂「みんなのふくろう食堂 クリスマス会」を開催!

ワーカーズコープ・センター事業団の職員(組合員)有志により、ビルの一室で始まった子ども食堂。たくさんの地域の皆様、団体に協力いただき「クリスマス会」を開催します!地域の皆様と一緒に楽しむ活動もたくさん行っています。

事前申し込みにより、どなたでもご参加いただけます。

みんなのふくろう食堂 クリスマス会

場所

ワーカーズコープ・センター事業団 本部8階 職員食堂(東京都豊島区東池袋1-44-3 池袋ISPタマビル8階)

日時

2025年12月6日(土) 11:00~13:00

内容

クリスマス演奏会(東京音楽大学学生や教員有志)

おにぎりを作って食べよう!(予約制・満席御礼締め切りました)

サンタさんからのプレゼント、もあるかも!?

※プレゼントなどは数に限りがありますのでなくなり次第、終了とさせていただきます。

参加者

子ども食堂「みんなのふくろう食堂」ご利用者様、子ども食堂にご興味ある方

参加申込

予約制<下記お問合せ先まで>

みんなのふくろう食堂 事務局

(ワーカーズコープ・センター事業団)

E-mail :kodomo-shoku@roukyou.gr.jp

LINE :お申し込みやお問い合わせはLINEからでもOKです

多世代が集まるふくろう食堂クリスマス会
サンタさんからプレゼントがもらえるかも?

全国で頑張る仲間たち。「本部の私たちも、地域にできることを始めよう」。2016年、本部で働く職員(組合員)有志が職員食堂・フリースペースを活用した子ども食堂「みんなのふくろう食堂」を開設しました。

ワーカーズコープ・センター事業団の本部があるのは、都心部の東京都豊島区東池袋。それまで本部では特別な場合を除き、地域住民のための活動を行う機会はありませんでしたが、あるとき本部職員の間から「法人本部に勤務する私たちも何か地域のためにできることがあるのでは?」「豊島区や池袋界隈の皆様のためになにかしたい」という声があがりました。

そこで2016年、思いを同じくする職員有志が立ち上がり、住民の皆様と一緒に子ども食堂「ふくろうこども食堂(当時の名称)」やフードパントリーなどの取り組みを開始。子ども食堂やフードパントリーを選択したのは、全国のワーカーズコープ・センター事業団の多くの事業所が、子どもの貧困・孤食対策として子ども食堂を始めていたことでした。

当初は来所者もまばらで、スタッフの数の方が多い日もありましたが、回を重ねるにつれ地域に知られるようになり、子どものご家族や地域のシニア世代もふくめて、参加者は増えていきました。

できることからひとつずつ。企業や外部組織とも協力し、地域特有の課題を解決

活動を進めるにつれ、地域特有の問題や外国籍の子どもたちと家族の問題などの課題が見えていきました。そこで毎回、活動後メンバー全員で行うミーティングで意見を出し合い、できることから少しずつ活動の幅を広げていきました。

活動の輪はワーカーズコープ・センター事業団だけでなく企業にも広がり、現在、さまざまなご縁でつながった企業・団体さんたちにもご協力をいただいています。

地域の課題は、私たち一人ひとりの課題でもあります。職業や働き方を問わず「困っている人のお役に立ちたい」という願いを持つ方はたくさんいます。「自分には何ができるのだろうか」「できることから始めたい」と思っていらっしゃる方や組織の皆様に向けて、手をつなぐきっかけになればと思い、以下に私たちの活動をご紹介します。

会場のセンター事業団本部が入居するビル(中央)
民間のピザ会社や金融機関の皆様から、食材などのご支援を継続的にいただいています

どなたでも参加できる活動紹介
(開催場所:ワーカーズコープ・センター事業団本部8階)

(1)居場所カフェ(開催日:毎月第2火曜)

どなたでも、ふらっと気軽に立ち寄ることができる居場所を目指して開設。11月は「とりかえっこ(子ども用品のおさがり交換)」「ひだまりCafé(傾聴ボランティアさんらとのお話)」「ブックカフェ(おもちゃ遊び・絵本の貸し出し)」「ホッと一息(ドリンク提供)」の4つのメニューで開催しました。不定期で「ソーシャルワーカーによる相談会」も実施。社会福祉協議会や行政と協力し、防災講座などのミニセミナーも実施しています。

(2)Book café・みんなのふくろうおもちゃ図書館(開催日:毎週火曜・金曜)

職員食堂の一角に開設した、たくさんの絵本・児童書が並ぶ「図書館スペース」で本やおもちゃの貸し出しを無料実施。おもちゃ図書館では、ボランティアと一緒におもちゃで遊ぶこともできます。

季節ごとに、絵本の読み聞かせなどのイベントも実施。今年から豊島区のIKE・SUNPARK(としまみどりの防災公園)にて「出張本箱」も開始しました。本を通じて、人と人、地域とつながる新しい形の交流の場をめざしています。ベビーカーや車いすのままで利用可。

居場所カフェでの読書会
ブックスペースは絵本などがたくさん

(3)つながるんるんサロン(開催日:毎週火曜、参加費(ランチ代等)要)

豊島区 介護予防・日常生活支援総合事業(通所型サービス・活動B型)として開催中。会の前半は、ハンドメイド、歌の会、絵本の読み聞かせ、体操など、参加者の健康維持やフレイル予防の活動を。後半は栄養満点のランチと飲み物を楽しみます。

豊島区高齢者福祉課と連携し、定期的にフレイルチェックも実施。元気に暮らせるヒントもご紹介しています。参加を通じて仲間ができ、コーヒータイムではおしゃべりに花が咲くことも。どなたでも参加可能。ご希望の方は事前にお問い合わせください。

(4)手しごとの会(開催日:毎月第2火曜日)

アクセサリーやドライフラワー、コースターなど手づくり品を参加者と一緒に作って販売しています。売り上げは活動費として活用。ズボンやスカートの裾直し(有料)等も受付中。衣替えの時期には、お直しが必要な洋服の相談も受け付けます。参加者の趣味や経験を活かし、仲間同士でおしゃべりしながら楽しく、手芸や裁縫などに関する小さな困りごとを解決する取組みです。

つながるんるんサロンの健康体操
つながるんるんサロンのお食事の一例

豊島区と連携し、利用対象者を限定した活動紹介
(開催場所:ワーカーズコープ・センター事業団本部8階)

(1)みんなのふくろう食堂

豊島区と連携し、対象者を限定(生活困窮世帯や独居の方)して実施。コロナ禍以前は会食形式の子ども食堂として月2回開催していましたが、現在は、月1回お弁当配付スタイルで継続中。希望者はお弁当を食べて帰ることもできます。食材は、地元の企業やスーパーからも提供いただいています。利用対象者以外も参加可能な定期イベント(夏まつり・クリスマス会など)も開催しています。

(2)フードパントリー

食品・日用品の支援が必要な方を対象に実施。配布品は、社会福祉協議会やセカンドハーベスト・ジャパン、地元企業からの提供に加え、助成金を活用して子どもたちの成長に必要な野菜やフルーツなどを仕入れて提供中。食品・日用品を直接手渡しすることで利用者の様子や変化を定期確認できる、大事な機会となっています。

お弁当を準備するスタッフ
多世代が集うふくろう食堂の夏まつり
パントリーでは寄付の果物と一緒に果物の絵本をおいて食育も意識
講演会でも積極的にふくろう食堂を発信

誰かの役に立ちたい。そうした願いを地域に広げ、未来へつなげています。

私たちの活動は、地域の方々や学生さんなど、たくさんの方々にご参加いただいています。出会いのきっかけは、一人ひとり様々。初めは利用者として、またはボランティア募集の呼びかけを見て、友達に誘われて、など。毎月、翌月の予定を「通信」として配っていますが、「他にもいろいろな活動があるのね。参加してみたい。何かお手伝いすることはある?」と、複数の活動に参加されている方も多くいらっしゃいます。ある活動では利用者として、別の活動では運営ボランティアとしてなど、活動ごとにそのかかわり方を選べることも魅力のようです。

大学生時代にボランティアとして関わってくれた方が、社会人になってからもふらっと顔を出してくれることがあります。まるで家族に再会したような温かい気持ちにさせてくれる、かけがえのないつながりが生まれています。彼ら彼女らは、ふくろう食堂にとって「活動を支えてくれる仲間」であると同時に、この活動で身につけた気付きや学びを力に、社会に出た後も地域を気にかけ、助けが必要になったら喜んで手を貸してくれる、地域に希望や活気をもたらしてくれる大切な存在となっています。

また、中学や高校の学生さんが、文化祭でフードドライブとして食品や日用品集め、ふくろう食堂に寄付に来てくれることもあります。その活動をまとめて「SDGsジグソー探究」をテーマに発表するなど、社会貢献活動に触れる機会をもつ学校も年々増えていると感じています。

誰かの助けになること、感謝されることはうれしいこと。そうした気持ちの芽生えは人と人とが支え合って暮らしていくためにとても大事なことですが、それと同時に、自分もいざ困った時には誰かが助けてくれる、誰かが気にかけていてくれる、そうした人間の温かみを感じることも、大人になり社会で生き続けていく上でも大事な力になると感じています。

これからも、そうした穏やかで温かな支えあいを大切にしながら、「ひとりの困りごとを地域みんなの力で解決する」居場所を目指し、これからも続けていきたいと思います。

毎月お配りする通信(12月号)
区内の防災公園とコラボした出張本棚も

広がれ!「ワーカーズコープ×市民×企業」の輪!いろんな人のいろんなご縁をつなぐ「みんなのふくろう食堂」

ワーカーズコープ・センター事業団職員有志の小さな活動から始まった「みんなのふくろう食堂」ですが、今ではこの活動に関心を寄せていただく数多くの市民ボランティアも増え、活動資金の助成や食品提供でご協力くださる企業・団体も30団体を超えました。

コロナ禍で大変な時期もありましたが、おかげさまで活動を継続することができ、ますます支え合いの輪が広がっています。

たとえば、「つながるんるんサロン」の利用者が「ふくろう食堂」をお手伝いいただいたり、協力をいただいたりと、サービスを提供する側、される側の垣根を越えて、互いに支えあう関係が多く生まれています。

都市部(東池袋)のビルの一室で行っている活動ですが、広く地域の皆様同士のご縁をつなぐ地域のコミュニティ拠点のような役割を果たしながら活動を続けてまいります。

参考資料

みんなのふくろう食堂・おもちゃ図書館のご紹介サイト

https://sites.google.com/view/minna-no-fukurou/

まちライブラリー「みんなのふくろう食堂」掲載サイト

https://machi-library.org/where/detail/6341/

ふくろう食堂LINE

ふくろう食堂の情報が欲しい方、お申し込みやお問い合わせはLINEからでもOKです。

*「もっと詳しく知りたい」「労働者協同組合に興味がある」という方や団体は、下記、ワーカーズコープ・センター事業団までご連絡・ご相談ください。

労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団 概要

設立

2001年9月

代表

代表理事 藤田徹

所在地

東京都豊島区東池袋1丁目44-3 池袋ISPタマビル7階

事業内容

保健、医療又は福祉の増進を図る活動
まちづくりの推進を図る活動
子どもの健全教育を図る活動
前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動

ホームページ

https://jwcc.coop

労働者協同組合法について(2020年12月成立、2022年10月施行)

労働者協同組合(ワーカーズコープ)にはこれまで農協・生協・漁協のような法人格がなく、「協同労働」の法制化をめざす動きが1998年から始まりました。協同労働の実践を全国で広げ、団体署名や意見書の採択に取り組む中で、与野党全会派一致で法制化が実現しました。

協同労働とは「協同の関係」で働くこと。働く人が自ら出資して組合員となり、話し合って事業を行う働き方です。企業組合やNPO法人と違い認可認証が不要で、NPO法人のように活動分野の規定もなく3人以上で設立ができます(NPO法人は10人以上、出資不可)。

法律では、出資額に関係なく「一人一票」の権利が認められています。「一人ひとりが出資して組合員となり、意見反映を通じて運営に参加し、自ら事業に従事する」、これが労働者協同組合の基本原理です。この法律を活用し、協同労働が社会を変えていく推進力となることを目指します。

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会社概要

URL
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業種
医療・福祉
本社所在地
東京都豊島区東池袋1-44-3 池袋ISPタマビル7F
電話番号
03-6907-8030
代表者名
藤田 徹
上場
未上場
資本金
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設立
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