エピソードの脚色に終止符!客観的事実で学生の長所を見抜く『履修DB-α』新機能リリース

――ポータブルスキルを可視化し、採用を変える「学ポタ面接」

株式会社履修データセンター

就職活動で“脚色したエピソード”が当たり前の今、履修データという「事実」から学生の力を正確に見極める時代が始まります。

株式会社履修データセンターは、大学の履修履歴を活用した採用支援ツール『履修DB-α(リシュウディービーアルファ)』に、学業場面に表れるポータブルスキル「学ポタ(※)」を可視化する新機能を追加しました。

エピソードに頼らず、履修履歴から学生の強みを見極める新しい採用のかたちを提案します。

※学業場面に表れるポータブルスキルの略語

【開発背景|なぜ“学ポタ”が必要なのか】

近年、生成AIの普及により「ガクチカ」や「自己PR」といった過去のエピソードから判断する質問では、話を“盛る”ことが前提となることで、(図1参照)表面的な印象に左右されやすくなり、学生の本質を見極めるのが難しくなっています。

一方で、大学における出席管理の厳格化などを背景に、学生の行動特性や資質が“学業場面”に現れやすくなっているという変化も起きています。

また、従来の成績やGPAは学力の目安にはなっても、企業が求める“実践的な力”──いわゆるポータブルスキルを示すには不十分であり、しばしば「知識レベルの評価」にとどまってしまいます。

そこで当社は、学業行動の確認をよりポジティブに捉えるため、「学ポタ(=学業場面に表れるポータブルスキル)」という新たな概念を提唱しました。

学ポタは、「成績の良し悪し」や「勉強を頑張ったかどうか」ではなく、学校生活という環境の中で学生がどのような姿勢や行動特性を発揮していたのかに注目し、それを企業にとって価値あるスキルの言葉で、具体的に可視化します。(図2)

この背景をもとに、『履修DB-α』には学ポタ機能を追加。学生の強みを、履修データという裏付けある事実で伝える新しい面接スタイルを実現しました。

【新機能概要|『履修DB-α』の「学ポタ」とは】

履修DB-αは、学生がURLからログインし、履修情報と学ポタを登録・送信する仕組みです。提出された情報は「学ポタ履修表」として出力され、面接でそのまま活用できます。主要な採用管理システムとも自動連携が可能で、CSV形式での出力にも対応しているため、導入・運用の負担を抑えつつ、振り返りや人事データとしてもご活用いただけます。(図3)

今回の「学ポタ」機能では、学生が11個のポータブルスキルの中から、最大3つのポータブルスキルを選びます。(図4)

学生は、履修データに基づいて、自分が選んだスキルの根拠を面接で説明します(図5)。

企業側は、成績証明書では分からない「授業の評価の厳正度」や「GPA平均」を確認しながら、主張の真偽やレベルを客観的に判断できます。
その結果、印象や話し方に左右されない、公正で合理的な面接評価が可能になります(図6)

【導入による効果】

『履修DB-α』を導入することで、以下のような2つの効果が期待されます。

➀ 見極めレベルの向上・効率化

  • レベル・真偽の確認が容易

     脚色されたエピソードを深掘りして確認するのではなく、授業の厳しさや評価の相対的な希少性など、具体的な履修データを通じて学生がアピールする内容の「実際のレベル」や「真偽」を判断できます。

  • 社会人に必須の資質が分かる

    サークル活動やアルバイトなどの課外活動は、基本的に【自分で選べる/やりたい活動】です。一方で、学業は出席管理の厳格化により【避けられない/やらなければならない活動】となっています。

    この違いにより、「やりたいこと」で発揮される積極性・主体性よりも、「やらなければならない状況」で発揮できる積極性・主体性のほうが、社会人にとってより本質的なスキルといえます。つまり、学業場面での行動を確認することは、社会人に必要な資質を見極めることにつながります。

  •  面接時間の短縮

    脚色されたエピソードの真偽を確認するための深掘り質問が不要となり、面接時間を短縮。事実に基づいた資料が手元にあることで、面接官の判断負担も軽減されます。

(2) 志望度(歩留まり)の向上

  • 企業への信頼性の向上

    学業に限定した面接形式は他社と差別化され、学生に強い印象を残します。

    実際に履修データを用いた学生からは、「通常の面接とは違う視点で質問され、履修データを見ることで思い出すので、どんどん長所が出てきた」など、肯定的な声が多く寄せられています。

  • 学生にとって好ましい質問法

    2026年卒学生1,000人への調査では、「学業場面での行動や長所を質問される面接」を73.2%が「好ましい」「まあ好ましい」と回答(図7)。

 学業場面は長時間・長期間の活動であるため、その中で発揮された行動や姿勢を評価してほしいという学生の想いが、回答結果に表れています。

  • 学生の準備がいらない面接法

    30秒程度で学業行動を振り返り、選択肢を選ぶだけでOK。面接時も履修データを見ながら選んだ根拠を思い出して話せるため、特別な準備が不要です。

【社会にとっての効果】

企業が学業に表れるポータブルスキルに注目することで、学生は低学年のうちから授業の取り方や目標に意図を持ち、学業行動に力を入れるようになります。

【導入企業の声】

新機能リリース前にもかかわらず、多くの企業様から関心の声が寄せられています。

脚色の一般化や生成AIの出現により、最近の学生の見極めが難しくなってきている中で、履修DB-αの“裏付けある事実”をもとに評価できる点に注目しています。印象や話し方に左右されず、公平でかつ効率的な選考につながると感じています」。

「学ポタ面接が採用責任者間でも話題になっており、これまで見えづらかった学生の行動実績を評価できる可能性を感じています。導入の際の負荷が少ない点も魅力的だと思います」。

【学ポタを理解できる無料セミナー開催】

生成AIの普及で“盛りエピソード”が増える中、事実に基づく選考の必要性や面接設計の変化を解説する無料セミナーを開催します。

■ セミナータイトル:

「30年続いた面接法が通用しなくなった社会の変遷および補完方法の解説」

~脚色の一般化・生成AIによって修正しないことが学生からも見放される時代に!!その解決策としての『学ポタの確認』とは

■ 日程:

〈7月開催〉

7月15日(火)13:00~14:00

7月23日(水)15:00~16:00

7月28日(月)11:00~12:00

〈8月開催〉

8月 5日(火)16:00~17:00

8月13日(水)14:00~15:00

8月21日(木)11:00~12:00

8月26日(火)15:00~16:00

■ お申込みフォーム:

https://ws.formzu.net/fgen/S42892251/

【会社概要】

社名: 株式会社履修データセンター

所在地: 東京都港区白金台2-10-2 白金台ビル4F

代表者: 代表取締役 辻 太一朗

設立: 2013年

事業内容: 履修DB-αの開発・提供、マスデータ提供・研究支援

URL: https://dscenter.co.jp/

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会社概要

株式会社履修データセンター

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区白金台2丁目10-2 白金台ビル4F
電話番号
03-6272-3101
代表者名
辻 太一朗
上場
未上場
資本金
-
設立
2013年03月