「森づくり」を通じて都市と森林をつなぐ。岐阜・飛騨高山で「Present Tree」植樹ツアーを開催

2025年10月25日・26日に11年ぶりの実施、関係人口創出と地域活性化に貢献

 認定NPO法人環境リレーションズ研究所(東京都千代田区、理事長:鈴木 敦子)が運営する森林再生プロジェクト「Present Tree(プレゼントツリー)」は、岐阜県高山市で展開する「Present Tree in 飛騨高山」(以下「PT飛騨高山」)において、11年ぶりとなる植樹ツアーを2025年10月25日(土)~26日(日)に開催しました。

全国からご参加いただいた個人・企業支援者14名とともに、未来に向けた森づくりを行った本ツアーでは、参加者が植樹を体験するとともに、高山市の豊かな地域資源や林業に携わる人々と交流を深めました。これにより、森の再生だけでなく、地域の魅力や人とのつながりを実感することで、新たな「御当地ファン」の輪が広がる貴重な機会となりました。

2011年から取り組む「PT飛騨高山」の森林再生。今回は新たに100本のプレゼントツリーを植樹

 2011年、きれいな水を守る水源涵養林を育てることを目的にスタートした「Present Tree in 飛騨高山」は、2024年に第二弾の協定を、高山市・岐阜県・地権者である株式会社小林三之助商店との4者間で締結いたしました。これまでに約3万本の樹に「里親」と呼ばれる支援者を募り、延べ3万人の関係人口を創出しております。

 今回の植樹ツアー参加者14名の内4名は、第一協定林での森づくりにも参加していた里親企業の方々。植樹祭の前には、2011年から毎年造林を続けてきた広大な第一協定林をご覧頂き、初めて参加する里親の皆さまも含め、一同そのスケールと成長に圧倒されていました。こんもりと茂る森を前に、参加者からは「過去に寄付した木がこんなに大きく育っているのを見て感動した」「10年も経つと、こんなに森らしくなるんですね」といった声が聞かれ、長年の活動の成果を実感していただくことができました。

第一協定林での植樹の様子(2011年)
2025年10月の第一協定林。立派な森に育っています

 植樹祭では、地元植生の広葉樹であるイタヤカエデとヤマザクラを合計100本植樹。生憎の雨模様となりましたが、参加者からは「しっかりクワを使って植えることができて楽しかった」「飛騨高山の森に愛着が沸きました」といったポジティブな声が多く寄せられました。

高山市、岐阜県林政部からの力強いメッセージ

 植樹祭には、高山市 清水副市長、岐阜県林政部 伊藤次長にもご臨席いただき、日本一の面積を誇る高山市内の森林の現状や担い手不足といった課題に触れながら、森林再生に向けた「Present Tree in 飛騨高山」の関係人口創出への大きな期待が寄せられました。

 また、地権者の株式会社小林三之助商店様からは今回のイベント開催にあたり多大なるご尽力とサポートをいただき、参加者一同、飛騨高山の森を未来へ繋ぐことへの決意を新たにいたしました。

高山市 清水副市長
岐阜県林政部 伊藤次長

飛騨高山の魅力を満喫し、地域との「関係人口」を育む

 プレゼントツリーは、森林再生と地域振興の同時実現を目指しています。里親の皆様には植樹を体験いただくだけでなく、地域の魅力を知り、当地のファンになってもらうことを目的として、植樹ツアーを開催しました。

  ツアー初日は、東京、大阪、名古屋、兵庫など、全国各地からお集まりいただいた参加者の皆様と共に高山市内を散策。地元企業である小林三之助商店様と合流し、飛騨家具のショールームで森林資源を活かした家具を見学したほか、歴史ある町並みや、地元に愛される料理店での交流を通じて、飛騨高山の文化と人々に触れていただきました。参加者からは「ぜひまた参加したい」「初めて岐阜県に来たが、食事も街並みもとても良いところだった」「次は山を散策してみたい」といった声をいただき、高山への愛着を深めてくださったことが感じられました。今後もプレゼントツリーは、里親の皆様と地域との継続的な交流を行ない、当地の関係人口を育んでまいります。

「古い町並み」の散策
飛騨産業ショールームにて
交流会の様子

 中京地域の企業に広がる「PT飛騨高山」共感の輪

 「Present Tree in 飛騨高山(PT飛騨高山)」は、中京圏からのアクセスが良く、地域連携による森づくりのモデルエリアとして期待されています。これまでにも名古屋市・大阪市・岐阜市など、中部~関西エリアの企業と協働し、森林再生と地域振興の同時実現を目指してまいりました。今後も多くの個人・企業の里親の皆様とともに「PT飛騨高山」の森づくりを更に進めてまいります。ご賛同いただける企業・個人の皆様は、ぜひ以下のご案内をご覧ください

ご支援のご案内

◆個人で支援する

①苗木の里親になる

「PT飛騨高山」を含む全国8カ所の植栽地で里親を募集中です。飛騨高山は苗木1本5,000円、その他の地域では4,500円~6,000円で里親になることができます。苗木1本の価格には、苗木代、施業管理費(植林・獣害対策・下草刈り)、Present Tree ギフトセット(植樹証明書・メッセージカード・植栽地カード・リーフレット)が含まれます。

詳しくはこちら

②イベントに参加する

毎年春と秋に交流植樹イベントを開催しています。ご案内は会員限定となりますので、参加ご希望の方は以下ページより無料会員登録をお願いいたします。

詳しくはこちら

◆法人で支援する

通常のご寄付(上記①)はもちろん、プレゼントツリーには様々な企業とのコラボレーション事例がございます。「ペーパーレス化に応じた植樹」「お客様のエコアクション件数に応じた寄付」「祝花に代わって記念樹を贈る」等、貴社の本業の価値を高めながらの協働が可能です。

詳しい事例はこちらから

認定NPO法人環境リレーションズ研究所 概要

 100年後、日本の人口は1/3にも1/4にも減ると言われています。そうした未来になっても、森林が美しいまま存続していけるように、私たちは地道に活動を続けてまいります。

「プレゼントツリーを支援したい!」と思ってくださる個人・企業の皆様、

「所有している山林をどうしたら良いかわからない…」という地権者の皆様、

「森林整備や関係人口の創出が必要だ」と感じておられる自治体の皆様、

是非お気軽にお問合せください。

共に、未来へつながる森づくりを進めていきましょう。

商号

認定NPO法人環境リレーションズ研究所

役員構成

理事長:鈴木 敦子副理事長:金子 篤史理事:中村 則仁理事:相田 一成監事:原元 利浩
法人運営事務局長:名倉 誠事業運営事務局長:石森 英里

住所

東京都千代田区神田小川町2-3-12 神田小川町ビル8F

電話番号

03-5283-8143 平日(月~金) 10:00~17:00※土日祝年末年始除く

設立

1999年活動開始、2003年設立登記。

公式サイト

https://env-r.com/(団体)
https://presenttree.jp/(プロジェクト)

すべての画像


会社概要

URL
https://env-r.com/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区神田小川町2-3-12 神田小川町ビル8F
電話番号
03-5283-8143
代表者名
鈴木敦子
上場
未上場
資本金
-
設立
2003年09月