滋賀大学と株式会社Preferred Networksが連携協定を締結 国産生成AI「PLaMo」を導入し、教育・研究・業務環境の高度化と生成AIの活用知見の蓄積と発信に取り組む

国立大学法人滋賀大学(滋賀県彦根市馬場1丁目1番1号、学長:竹村彰通)は、株式会社Preferred Networks(東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル、代表取締役:岡野原 大輔/以下「PFN」という)と国産生成AI技術の教育および社会実装を一体的に推進することを目的として、連携協定を2026年1月29日に締結し、同年4月1日より滋賀大学の全学生、全教職員を対象にPFNが開発する国産の生成AI基盤モデル「PLaMo™」を導入します。
概要
AI開発の分野において、我が国は米国や中国をはじめとする諸外国に比べ、研究開発および社会実装の両面で課題を抱えています。日本初のデータサイエンス学部・研究科を設置した滋賀大学は、データサイエンス・AI分野における教育研究の中核的拠点として、新技術の利活用を推進するとともに、その影響やリスクにも配慮しながら、学術的および社会的価値の創出に取り組んできました。
PFNは、深層学習を中心としたAI技術の研究開発を行い、社会課題の解決や持続可能な社会の実現に資する技術の社会実装を進めています。
このたびの協定により、滋賀大学は2026年4月1日より、PFNが開発・提供する国産の生成AI基盤モデル「PLaMo」のチャットアプリケーション「PLaMo Chat」および日本語翻訳特化型モデル「PLaMo翻訳」を、国内の大学に先駆けて、滋賀大学の全学生、全教職員を対象に導入します。また、両者は、本導入を通じて、学生および教職員の教育・研究・業務環境の高度化を図るとともに、生成AIの適切な活用に関する知見の蓄積と発信に取り組みます。
今後の展望
1.国産生成AI技術を活用した教育・研究環境の整備
滋賀大学は、「PLaMo Chat」および「PLaMo翻訳」を導入し、学生・教職員が生成AIを適切かつ効果的に活用できる教育・研究環境を整備します。また、教員が授業内容に応じて「PLaMo Chat」をカスタマイズして学生に提供できる機能の開発を、PFNと共同で進めていきます。これにより、学生に対しては、生成AI技術に早い段階から触れる機会を増やし、実践的なスキルを身につけることができる質の高い教育環境の実現を図ります。また、教員については、生成AIを活用して研究を効果的に実施するとともに、授業の改善などに活用することで、研究・教育活動をより効率的に進めることを期待しています。
2.生成AIを主体的に活用できる人材育成の推進
滋賀大学ではAIを学習支援の一つの手段として位置づけ、学生が主体的に活用する経験を通じて、思考力・判断力・表現力を高めるとともに、AIと共に学ぶ姿勢を身につけるための教育環境の整備をPFNと進めてまいります。
3.全学DX推進計画に基づく業務DXと知見の蓄積・発信
滋賀大学は「PLaMo Chat」および「PLaMo翻訳」の導入を通じて、教育・研究分野に加え、学生サービスの向上や各種事務作業の効率化を進め、全学DX推進計画および第4期中期目標・中期計画に定めるデジタル・キャンパス化を加速し、AIキャンパスの実現を目指します。あわせて、生成AIの適切な活用に関する知見を蓄積するとともに、他大学や社会への発信にも取り組んでいきます。
PLaMoの選定理由について
PLaMoは、PFNが開発する国産の生成AI基盤モデルで、日本語を中心とした実運用を前提に設計されています。日本語の文法構造、語彙、文脈理解に強い、翻訳・要約・文章生成が自然で安定している、学術文書や業務文書への適応性が高いなど、日本語を主軸に設計されている点が大きな強みです。また、海外サーバー依存を回避しやすいことから、研究情報・個人情報を扱う大学環境にも適合しています。さらに、共同研究や利用データを踏まえた改善が期待できるという、発展型のAI基盤であることも大きな魅力です。
株式会社Preferred Networksについて
株式会社Preferred Networks(PFN)(https://www.preferred.jp/ja)は、「現実世界を計算可能にし、共に未来を創り出す」をミッションとして、これまで解決が困難であった現実世界の課題をコンピュータの力で解決することを目指しています。PFNは、生成AI基盤モデルからスーパーコンピュータ、半導体まで、AI技術のバリューチェーンを垂直統合することでソフトウェアとハードウェアを高度に連携させ、様々な産業領域のサービスや製品として事業化しています。2014年3月に創業。現在、AIプロセッサーMN-Core™シリーズ、AI向けクラウドサービスPFCP™、国産生成AI基盤モデルPLaMo™などを開発・提供しています。
◆参考
・滋賀大学における生成AIの利活用に対する基本的な考え方
https://www.shiga-u.ac.jp/22682/

お問合せ
滋賀大学研究・産学連携推進課
TEL:0749-27-1279
E-mail:soc-coop@biwako.shiga-u.ac.jp
すべての画像
