8月の住宅ローン金利も過去最低に。10年固定金利の金利低下が再加速。地域金融機関も保証料無料プランなど独自プランを提示しており、都銀・信託・ネット銀行以外のプランも比較することをお勧め。
WhatzMoney住宅ローンレポート 2016/08
全国750金融機関、16,000の住宅ローンプランを比較できる「WhatzMoney 住宅ローン」(URL: https://whatzmoney.com/) を手がける WhatzMoney株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:前田 一人)が、全国750金融機関の住宅ローン金利状況を調査し、公開いたしましたので、お知らせ致します。
※本資料またはデータは、ニュースなどでご自由にご利用ください。
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■調査結果サマリー
1. 10年固定金利型の主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の金利動向は、10年固定金利型の平均金利で、0.991%と前月比0.018%の金利低下【図1】。長期金利低下の影響で10年固定金利は過去最低水準に到達し、10年固定金利で初めて1.0%台の大台を割り込む。
【図1】主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の10年固定金利型の平均金利
前月比金利引き下げ幅は、0.018%となり、ついに10年固定金利が1.0%割れとなりました。
変動金利を検討している方は、金利が下がっている10年固定金利も検討対象に入れることをお勧めします。特に、以下の条件に当てはまる方は、10年固定金利でご検討されることをお勧めします。
10年固定金利の選択をお勧めする方
10年固定金利のメリットは、10年間返済額が変わらないことにあります。
今後10年間で教育費や転職による減収などの可能性がある方は、将来を見据えた資金計画が必要であり、そのような資金計画に10年間返済額が変わらない10年固定金利はお勧めです。
2. 変動金利型の主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の平均金利は、0.981%と前月比変わらず。10年固定金利が金利引き下げの一方、変動金利は金利引き下げがなく、変動金利の金利水準は下限に到達と判断。
主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の変動金利型の平均金利は、0.981%と前月から変わりませんでした【図2】。
【図2】主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の変動金利型の平均金利
前述の通り、10年固定金利型の平均金利は0.991%であり、変動金利型の平均金利との差は、0.01%と限定的なため、変動金利型を検討している方は、固定金利型での借り入れも検討することをお勧めします。
3. フラット35は、7月に続き過去最低金利に。民間金融機関の10年固定金利よりも低金利の場合もあり、魅力的な金利水準に。
フラット35は、6月に金利上昇し、7月は過去最低金利を更新しましたが、8月は前月に続き、過去最低金利を更新しました。
最安金利は返済期間20年以下のプランで0.830%、21年~35年のプランで0.900%と主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の10年固定金利型の平均金利0.991%と比べて低い金利になっています。
フラット35は、一般の民間金融機関ではかからない団信保険料の借主負担がありますので、金利だけではなく、初期費用も含めた総支払額で比較することが重要です。
また、フラット35からフラット35に借換えすることも可能ですので、数年前にフラット35で借り入れされた方も、フラット35へのお借換えを検討すると金利低下分の借換えメリットが数百万円単位で出る場合があるとみられます。
4. 8月の最低金利は0.300%。7月1日時点では、0.300%プランを提示しているのは三井住友信託銀行だけだったが、8月はじぶん銀行、住信SBIネット銀行も0.300%の金利プランを発表し、金利低下が進む。
8月1日現在、最も金利が安い住宅ローンは、三井住友信託銀行、じぶん銀行、住信SBIネット銀行の固定金利型0.300% です。【図3】
【図3】0.300%台の住宅ローンプラン(8月1日現在)
その他に8月に0.3%台の金利プランがあるのは、滋賀銀行、北海道労金、三菱UFJ信託銀行、イオン銀行です。
借換えプランでいうと、りそな銀行と埼玉りそな銀行が10年固定金利0.350%のプランを発表しており、お借換えの方はりそな銀行と埼玉りそな銀行で借換え検討することをお勧めします。
ただし、固定金利型は、固定金利の特約期間が終了すると、金利優遇幅が縮小され、一般的には金利が高くなります。また、事務手数料や保証料などの諸費用は金利に関係なく、各金融機関で独自に定めていますので、金利だけで比較することなく諸費用を含めた総支払額で、比較することが重要なことには、変わりありません。
5. 地域金融機関も保証料無料プランなど独自プランを提示。銀行以外にもJAバンクや労金、信金も比較対象に含めることをお勧め。
金利以外にも特色を持ったプランを取り扱う金融機関がみられます。たとえば、保証料無料プランを提示しているJAバンクがいくつかあります。
【保証料無料プランを取り扱うJAバンク】
JAバンクや労金、信金も競争力のあるプランを提示している場合がありますので、借換えを含めた住宅ローン借り入れの際は、地域金融機関のプランもご検討されることをお勧めします。
※ 本資料またはデータは、ニュースなどでご自由にご利用ください。ご利用する際は、「WhatzMoney 住宅ローンレポート (2016/08)」から引用したことを明記して頂けますと幸いです。その他ご不明な点などございましたら、下記のお問い合わせへご連絡ください。
▼ 本件に関するお問い合わせ先
WhatzMoney株式会社
担当:小宮
TEL:03-6777-1280
mail:info@whatzmoney.com
▼ WhatzMoney株式会社 会社概要
商号:WhatzMoney株式会社
代表者:代表取締役 前田一人
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿7丁目26-7 ビクセル新宿1F
事業内容:インターネットを利用した金融商品の情報提供サービス業
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- 10年固定金利型の主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の金利動向は、10年固定金利型の平均金利で、0.991%と前月比0.018%の金利低下。長期金利低下の影響で10年固定金利は過去最低水準に到達し、10年固定金利で初めて1.0%台の大台を割り込む
- 変動金利型の主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の平均金利は、0.981%と前月比変わらず。10年固定金利が金利引き下げの一方、変動金利は金利引き下げがなく、変動金利の金利水準は下限に到達と判断
- フラット35は、7月に続き過去最低金利に。民間金融機関の10年固定金利よりも低金利の場合もあり、魅力的な金利水準に
- 8月の最低金利は0.300%。7月1日時点では、0.300%プランを提示しているのは三井住友信託銀行だけだったが、じぶん銀行、住信SBIネット銀行も0.300%の金利プランを発表し、金利低下が進む
- 地域金融機関も保証料無料プランなど独自プランを提示。銀行以外にもJAバンクや労金、信金も比較対象に含めることをお勧め
1. 10年固定金利型の主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の金利動向は、10年固定金利型の平均金利で、0.991%と前月比0.018%の金利低下【図1】。長期金利低下の影響で10年固定金利は過去最低水準に到達し、10年固定金利で初めて1.0%台の大台を割り込む。
【図1】主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の10年固定金利型の平均金利
前月比金利引き下げ幅は、0.018%となり、ついに10年固定金利が1.0%割れとなりました。
変動金利を検討している方は、金利が下がっている10年固定金利も検討対象に入れることをお勧めします。特に、以下の条件に当てはまる方は、10年固定金利でご検討されることをお勧めします。
10年固定金利の選択をお勧めする方
- 住宅ローンのお借り入れ後、お子様の教育費がかさみそうなご家庭
- 向こう数年間の間で転職をご検討されている方
10年固定金利のメリットは、10年間返済額が変わらないことにあります。
今後10年間で教育費や転職による減収などの可能性がある方は、将来を見据えた資金計画が必要であり、そのような資金計画に10年間返済額が変わらない10年固定金利はお勧めです。
2. 変動金利型の主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の平均金利は、0.981%と前月比変わらず。10年固定金利が金利引き下げの一方、変動金利は金利引き下げがなく、変動金利の金利水準は下限に到達と判断。
主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の変動金利型の平均金利は、0.981%と前月から変わりませんでした【図2】。
【図2】主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の変動金利型の平均金利
前述の通り、10年固定金利型の平均金利は0.991%であり、変動金利型の平均金利との差は、0.01%と限定的なため、変動金利型を検討している方は、固定金利型での借り入れも検討することをお勧めします。
3. フラット35は、7月に続き過去最低金利に。民間金融機関の10年固定金利よりも低金利の場合もあり、魅力的な金利水準に。
フラット35は、6月に金利上昇し、7月は過去最低金利を更新しましたが、8月は前月に続き、過去最低金利を更新しました。
最安金利は返済期間20年以下のプランで0.830%、21年~35年のプランで0.900%と主要銀行(ネット銀行・都銀・信託・地銀 75行)の10年固定金利型の平均金利0.991%と比べて低い金利になっています。
フラット35は、一般の民間金融機関ではかからない団信保険料の借主負担がありますので、金利だけではなく、初期費用も含めた総支払額で比較することが重要です。
また、フラット35からフラット35に借換えすることも可能ですので、数年前にフラット35で借り入れされた方も、フラット35へのお借換えを検討すると金利低下分の借換えメリットが数百万円単位で出る場合があるとみられます。
4. 8月の最低金利は0.300%。7月1日時点では、0.300%プランを提示しているのは三井住友信託銀行だけだったが、8月はじぶん銀行、住信SBIネット銀行も0.300%の金利プランを発表し、金利低下が進む。
8月1日現在、最も金利が安い住宅ローンは、三井住友信託銀行、じぶん銀行、住信SBIネット銀行の固定金利型0.300% です。【図3】
【図3】0.300%台の住宅ローンプラン(8月1日現在)
その他に8月に0.3%台の金利プランがあるのは、滋賀銀行、北海道労金、三菱UFJ信託銀行、イオン銀行です。
借換えプランでいうと、りそな銀行と埼玉りそな銀行が10年固定金利0.350%のプランを発表しており、お借換えの方はりそな銀行と埼玉りそな銀行で借換え検討することをお勧めします。
ただし、固定金利型は、固定金利の特約期間が終了すると、金利優遇幅が縮小され、一般的には金利が高くなります。また、事務手数料や保証料などの諸費用は金利に関係なく、各金融機関で独自に定めていますので、金利だけで比較することなく諸費用を含めた総支払額で、比較することが重要なことには、変わりありません。
5. 地域金融機関も保証料無料プランなど独自プランを提示。銀行以外にもJAバンクや労金、信金も比較対象に含めることをお勧め。
金利以外にも特色を持ったプランを取り扱う金融機関がみられます。たとえば、保証料無料プランを提示しているJAバンクがいくつかあります。
【保証料無料プランを取り扱うJAバンク】
- JA東京みらい
- JAあいら伊豆
- JA富士市
- JA山口中央
- JA下関
JAバンクや労金、信金も競争力のあるプランを提示している場合がありますので、借換えを含めた住宅ローン借り入れの際は、地域金融機関のプランもご検討されることをお勧めします。
※ 本資料またはデータは、ニュースなどでご自由にご利用ください。ご利用する際は、「WhatzMoney 住宅ローンレポート (2016/08)」から引用したことを明記して頂けますと幸いです。その他ご不明な点などございましたら、下記のお問い合わせへご連絡ください。
▼ 本件に関するお問い合わせ先
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担当:小宮
TEL:03-6777-1280
mail:info@whatzmoney.com
▼ WhatzMoney株式会社 会社概要
商号:WhatzMoney株式会社
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