インド・パンジャブ州立農業大学との綿花の共同研究開始について

~ 環境によりやさしい素材を使った衣料品の生産に向けて ~

日鉄物産株式会社

2019年3月19日、インド・パンジャブ州立農業大学との「色付き綿花」の共同研究開始に関するリリースを発表しました。従来、綿花は白い実のみしか付けませんが、「赤や黄色」などの独自の色付き綿花を開発・実用化することで、染色工程の必要ない環境にやさしい衣料品を生産することが可能となります。
 日鉄住金物産株式会社(本社:東京都港区、社長:佐伯 康光、以下「当社」)は、3月15日にパンジャブ州立農業大学(英語名:PUNJAB AGRICULTURAL UNIVERSITY、住所:ルディアナ、パンジャブ州、インド 以下「PAU」)と発色性の高い綿花の共同開発開始について合意いたしましたのでお知らせいたします。

1.共同研究の概要
 東京農工大学講師である鈴木栄博士の植物における組織培養技術、色素生合成に関する遺伝子単離・解析技術な        
 どの基礎研究に基づき、従来にない発色性の高い綿花(赤、黄色など)を、主要な綿花生産国であるインドに充        
 実した研究施設・農場保有するPAUと当社が共同で研究を開始いたします。

2.研究・開発する綿花
 本来、綿花は白色の実をつけます。しかしながら、本共同研究では、赤や黄色など従来にない発色性の高い実を                
 つける綿花を開発します。それにより、通常の衣料品製造に必要な染色工程を必要としない糸、生地、衣料品を    
 生産することが可能となります。
 5年後の2024年までに大規模での栽培が可能な種子を生み出すことを目標としております。

3.今後の方針
 当社の繊維事業本部では、アパレル製品のサプライチェーンにおけるサステナビリティへの取り組みを強化して                                  
 おります。
 この共同研究で開発された綿花が実用化されれば、染色作業で発生する廃液を出すことなく、環境にやさしい衣 
 料品を生産・供給することが可能となります。
 日本および海外に衣料品を供給する商社として、より環境にやさしいサプライチェーンの構築を目指しさらなる  
 社会貢献を果たしてまいります。

 

 

 

共同開発 事業イメージ図共同開発 事業イメージ図



(参考)

大 学 名 Punjab Agricultural University
住 所 Ludhiana, Punjab, India
設 立 1962年
Vice Chancellor Dr Baldev Singh Dhillon
学 部 農学部、農工学部、家政学部、人文学部

 

2019年3月15日にインド・パンジャブ州ルディアナにて行われた調印式の様子2019年3月15日にインド・パンジャブ州ルディアナにて行われた調印式の様子

 

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会社概要

日鉄物産株式会社

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URL
https://www.nst.nipponsteel.com/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中央区日本橋二丁目7番1号  東京日本橋タワー
電話番号
03-6772-5003
代表者名
中村真一
上場
未上場
資本金
163億8905万円
設立
1977年08月