【夜の街はうたい続ける】大ヒット「ホスト万葉集」第二弾が早くも発売!!コロナ禍を歌舞伎町ホストが詠む。
コロナかも だから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ
2020年12月16日発売
「ホスト万葉集 巻の二」 講談社/短歌研究社
(作)手塚マキと歌舞伎町ホスト80人 from Smappa!Group(編)俵万智・野口あや子・小佐野彈
疎外されているサイドから見た社会詠など300首を集録
2018年~出勤前のホストが月に一度集い、開催された「ホスト歌会」。2020年、新型コロナウイルス感染拡大を受け、営業自粛中にも歌舞伎町のホストクラブ「スマッパ!グループ」の会長・手塚マキと所属するホスト80人は、オンライン会議アプリ「zoom」を使ってホストたちは歌会を続けました。彼らに伴走し、選歌・指南をしたのは、ベストセラー『サラダ記念日』の著者・俵万智氏と、歌壇で活躍する若手歌人の野口あや子氏、小佐野彈氏。巻の一より引き続き、巻末の座談会も必見です。
「マジ卍」「ぴえん」「酒しか勝たん」そして姫(お客様)から、家族からの返歌
ホスト万葉集 巻の一 では「楽しいなパリピピリピリピッピリピ 昨日の記憶一切ねぇわ(ホスト万葉集)」がTwitterで話題に。巻の二でも「マジ卍」「ぴえん」「酒しか勝たん」など、ホストならではのことばを短歌にとじこめました。 そして今回、ホストを介して歌会に寄せられたのは、お客様である姫や、家族からの返歌。ホストとは角度の異なる目線から、歌舞伎町を三十一文字でうたいます。そしてホストたちも姫や母を、故郷をうたいます。
歌舞伎町人間レストランで「夜の街はうたい続ける」展を開催
Smappa!Groupが運営する飲食店「人間レストラン」では、ホストたちが歌会で使用した直筆の短歌の数々を展示いたします。掲載された歌はもちろん、残念ながら落選してしまった歌もご覧いただけます。また12月18日には歌会をリアルタイムで中継するイベントも開催!!
<ホスト万葉集 巻の二 おもな収録歌>
どの街も夕日沈めば夜の街 それならいっそコロナ街
夜の街 感染4割なるほどね なら6割は昼の街やん
マスク盛れ 活かさぬ手はないイロ掛けて 君は手の上 コロコロコロナ
あなたからうつったんなら別にいいむしろシェアしてなんかエロくね
出かけたい出かけられないコンチキショー そういえば誕生日だね百合子おめ
夜の街外から見るか内から見るか 正義はどこにもない自分で決めろ
コロナ禍にみてはダメなの夢なんて じゃあ教えてよ今の生き方
「これ好き?」が「これ知ってる?」に変わったね見つけてきてね新しい好き
歌舞伎町無縁の街のはずでした 去年の夏に君に会うまで(姫より)
「生きてるだけでいいじゃない」ああ微笑みて息子亡くせし友の言う(母より)
畳まれた中学ジャージ洗い立て この洗剤が実家の匂い
[書籍情報]
ホスト万葉集 巻の二
目次
「巻の二」序―夜の街はうたい続ける
歌舞伎町2020 マスク盛れ盛れ
ちょっくら歌会
母の連絡
姫の愛情、僕の夢
やらかしちゃったし腹も減ったし 今日もGo To ラーメン二郎
恋の時間差
夜の街 外から見るか内から見るか
Love or money? Love and money?
「あんたのうちよ」
座談会コロナ禍どまんなかだからこそ、Zoom歌会を続けた
作者=手塚マキと歌舞伎町ホスト80人 from Smappa! Group
手塚マキ
1977年、埼玉県生まれ。96年から歌舞伎町で働き始め、ナンバーワンホストを経て26歳で起業。現在は歌舞伎町でホストクラブ、飲食店、美容室、デイサービスなど十数軒を構える「Smappa! Group」会長。歌舞伎町商店街振興組合常任理事。NPO法人グリーンバード理事。JSA認定ソムリエ。ホストのボランティア団体「夜鳥の界」を仲間と立ち上げ、深夜の街頭清掃活動をおこなう。コロナ禍において、行政と歌舞伎町事業者を繋ぎ、官民一体の繁華街コロナ対策連絡会(新宿モデル)を立ち上げた。近著に『裏・読書』、最新著書は『新宿・歌舞伎町 人はなぜ〈夜の街〉を求めるのか』(幻冬舎新書)。
手塚氏の音頭取りのもと、『ホスト万葉集』(第一巻)発売以降も、短歌を作り続けるSmappa! Groupの在籍ホストたち。2年前から、月に一回のペースで「ホスト歌会」を行い、営業自粛中も自粛が明けてからも、Zoomで歌会を続けている。第一巻に続き、選者の俵万智氏・野口あや子氏・小佐野彈氏がフル参加。作歌の技術はさらに向上。歌会はNHK総合「クローズアップ現代+」でも紹介された。
https://www.smappa.net/
編者=俵万智(たわら・まち) 1962年大阪生まれ。280万部という現代短歌では最大のベストセラーとなった歌集『サラダ記念日』の著者。同歌集で現代歌人協会賞を受賞。日常で使われる「口語」を用いて、短歌という詩型の幅を大きく広げた。ほかの歌集に『かぜのてのひら』、『チョコレート革命』、『プーさんの鼻』(若山牧水賞)、『オレがマリオ』などがある。近著『牧水の恋』で宮日出版文化賞特別大賞受賞。読売歌壇選者も務める。最新歌集『未来のサイズ』(角川書店)を10月に上梓したばかり。
編者=野口あや子(のぐち・あやこ) 1987年岐阜県生まれ。短歌新人の登竜門「短歌研究新人賞」を、寺山修司以来の十代で受賞。2010年に第一歌集『くびすじの欠片』で現代歌人協会賞を受賞し、最年少記録を作った。ほかの歌集に『夏にふれる』、『かなしき玩具譚』、『眠れる海』がある。人工知能歌人(AI歌人)への短歌アドバイザーなど活動の幅を広げ、2019年、短編小説「ジュリアナ様」が「小説新潮」に掲載され、小説家デビュー。笹井宏之賞選考委員。オンラインレクチャー「野口と短歌ラリー」を開催中。
編者=小佐野彈(おさの・だん) 1983年東京生まれ。1990年、慶應義塾幼稚舎に入学し博士課程に至るまで慶應義塾に学ぶ。台湾に在住し抹茶カフェチェーンを経営。同性愛者であることを公表している。2017年短歌研究新人賞を受賞。2019年に第一歌集『メタリック』で現代歌人協会賞を受賞。2019年、新たな表現者を顕彰する「(池田晶子記念 )わたくし、つまりNobody賞」受賞。また、2019年、中篇小説『車軸』で小説家デビュー。最新小説は「したたる落果」(文學界2021年1月号掲載)
発売日 : 2020/12/16
単行本(ソフトカバー)160ページ
ISBN-10 : 4065221838
ISBN-13 : 978-4065221839
定価:1300円+税
ホスト万葉集 公式twitter https://twitter.com/host_manyoshu
アマゾン: https://www.amazon.co.jp/dp/4065221838/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_fhz0FbHQYM47D
【イベント詳細】
イベント名:夜の街はうたい続ける 展
開催日程:2020.12.17 (木) – 2020.12.23(水)
開場時間:火-日 15:00 – 22:00 ※月曜定休日
入場料 :無料
(通常営業内での展示のため、1ドリンク以上のオーダーをお願いいたします。※チャージ料:500円)
会場:人間レストラン
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-13-11 甲斐ビル4F
TEL : 03-6265-9700
HP:https://nngn.jp/
Twitter:https://twitter.com/nngn_kabuki
※特別公開イベント |
[書籍に関する問い合わせ先]
本書は短歌専門出版社・短歌研究社(講談社子会社)が発行し、講談社が発売するものです。取材など本書のお問い合わせは短歌研究社までお願いいたします。
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