【開催レポート】日本最大級「NoCodeサミット 2020A/W」発表内容まとめ記事(2)
一般社団法人NoCoders Japan 協会の代表理事を務めるプレスマンCINO高橋らが主催する「NoCodeサミット 2020A/W」の発表内容を全3回に分けてレポート!
株式会社プレスマン(本社:東京都中央区、代表取締役:関口 茂、以下「プレスマン」)は、本イベントの協力企業として後援させていただきました。
本記事では、各登壇者の発表内容(2)をレポートしていきます。約5時間に渡る長時間のサミットのため、発表内容は3回に分けて公開しています。
ご参加いただいた方も、ご参加できなかった方も、参考になれば幸いです。
▼詳しい登壇者情報はこちら
https://www.summit.no-coders-japan.org/
▼まとめ記事(1)のプレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000055008.html
今回のまとめ記事(2)は、以下3つの内容をレポートしていきます。
■今回レポートする内容
- NoCodeアンバサダートーク
- IF-THENでつくれるIoTソリューション ifLinkの紹介とコミュニティ活動/一般社団法人ifLinkオープンコミュニティ理事 ifLinkディレクター 吉本氏
- kintoneが拓くNoCode/LowCode エコシステム/サイボウズ株式会社 ソリューションエンジニアリング部 マネージャ 佐藤氏
1. NoCodeアンバサダートーク
NoCodeアンバサダーの皆さんに主要なNoCodeツールであるBubble、Adalo、Glideについて、それぞれの特徴比較や紹介事例をお話いただきました。
▼NoCodeアンバサダー
Bubble Japan Community 代表 大道 峻氏
AdaloCamp Co-Founder しゅんすけ氏
Glide Creators Commnuity 代表 塩島 諒輔氏
こちらが各NoCodeツールを比較した表です。
それぞれの比較をした後に、国内開発事例についてお話してくれました。
▼国内開発事例
<Bubble>
某横スクロールゲームのクローン:https://mariosannmeshi.bubbleapps.io/
人気ゲーム、スーパーマ○オをBubbleで再現している。内容的にもかなり本物近いレベルで開発を行っている。
某ECサイトのクローンサイト:https://amazin.bubbleapps.io/
世界最大のECサイトAmaz○nのクロンサイトをBubbleで開発している。ログイン機能や商品登録、決済機能などのデータベースの処理などが発生するようなシステムをノーコードで開発している。
- 他のノーコードツールと比較しても自由度が高く様々なアプリケーションを開発することができる。
- フロントエンド、バックエンド、データベースなどそれぞれ自由度が高いためにプログラミング的な知識はある程度必要で学習コストは高くなる。
- コードを書いて開発するような勉強と比べると格段と学習コストは低くなる。
<Adalo>
Adaloが公式で出しているアプリケーション:https://www.adalo.com/made-in-adalo
Adaloが公式で紹介しているアプリケーション集、どれにおいてもデザイン性が高く、物によっては実際にアプリをインストールして使用することが可能。
NocodeCampというオンラインサロンのコンテストで1位を獲得したアプリ
DEKAKERU:https://previewer.adalo.com/4503f79b-e7e0-4f13-aa70-4ea16336633a
DEKAKERUの解説:https://note.com/yukari_dekakeru/n/nd2f0a5d1c781
お出かけを企画するユーザーと一緒にお出かけをしたいユーザーのマッチングサービス。
- Adaloの強みとしてデザイン性の高く、学習コストは低くてもネイティブアプリが簡単に作成出来るところがあげられる。実際に公式でも「スライドを作成するのと同じくらい簡単にネイティブアプリが作成できるツール」として打ち出している。
- フロントエンドの自由度は低めで、バックエンドの処理なども限定される部分がある。しかしアプリの機能としてテンプレートとして使用できるものが増えていたり、アップデートされていることから今後も期待できるツール。
<Glide>
SchooMy HOME:https://database-schoomy.glideapp.io/
自分のマイページマイページを持ち、仕事を依頼したり、表示されている仕事に対してやりとりをすることができるギグエコノミー向けのアプリケーション。自分でカスタマイズを行い簡単にプラットフォーム方のアプリケーションを作ることができる。
TAKEOUT yamanashi:https://schoomy.com/app-takeout/
山梨のテイクアウト情報を紹介するアプリ。山梨県内の小学生•中学生•高校生がチームを作りオンライン上で全て開発を行った。
- ノーコードツールの中でも開発難易度が低く、ITリテラシーが低くとも開発が行える。
- 表に打ち込まれたデータを見える化することを得意としたツールで、エクセルなどの表計算ツールを扱えればGlideを利用して開発することができる。例えば住所などの情報があればそれを表に打ち込み、マップで表示することができる。
- 最近ではコロナの影響もあり、テイクアウトできるお店の情報を各地域で表示されるようなアプリなどが作成されている。
<Bubble Japan Community>
・Bubbleのノウハウ、学習コンテンツ一覧をまとめたコミュニティサイトの運営
・公式ドキュメントの日本語訳の掲載
・フォーラムの日本語チャネルの整備
・クローンサイトなど学習テンプレートの開発
・国内サービスに対応したプラグインの開発
・スタートアップ向けのMVP開発支援
・個人、法人向けのBubbleの研修サービスの提供
Bubble Japan Community:https://japan-community.bubbleapps.io/
<Adalo Camp>
・日本語での情報収集、ユーザに発信
・豊富なテンプレートが扱える
・Adaloについてわからないことなどがあった場合、オンラインなどで質問をすることができる
・LINEの公式アカウントを開設しており、情報の発信から質問受付まで行っている
Adalo Camp:https://adalocamp.com/
<Glide Creators Commnuity>
・Gliedeに関する質問受付
・定期的に勉強会を行っている
・動画教材を無料で利用することができる
Glide Creators Commnuity:https://gcc-entrance.glideapp.io/
2. IF-THENでつくれるIoTソリューション ifLinkの紹介とコミュニティ活動
一般社団法人ifLinkオープンコミュニティ理事 ifLinkディレクター 吉本 武弘氏
ifLinkオープンコミュニティ理事、ifLinkディレクターの吉本 武弘氏からはifLinkの説明とコミュニティでの活動などから生まれたソリューションについてご説明していただきました。
- fLinkとは(IF(もし、なら〜) → THEN(アクション)を組み合わせてIotサービスを作る)仕組みを指す
- スマートフォンとIotデバイスがあればアイディア次第で様々な機能を実現することができる。例:「ぬいぐるみ(Iotデバイス)とスマートフォンを使用して、IF(子供が親(スマホ)から離れたら〜)→ THEN(ぬいぐるみが「お母さんから離れているよ」と喋る)」
上記の例のようなアイディアなどは、「レシピ」という概念で実際に使用できるサービスとして追加されていくそうです。
youtube公式動画:ifLinkMobile使い方
https://youtu.be/C8sC3yGo570
カードを組み合わせてスマホで写すだけでレシピの設定が可能な「IF-THENカード」。本サミットでは究極のノーコードとして紹介されました。
youtube公式動画:ifLink IF-THENカードでIoTプログラミング
https://youtu.be/FYsBLgXSmo8
- ifLinkのターゲット層はNocode/LowCodeのITリテラシーが低い層をターゲットにしたプロダクトよりも、ITリテラシーが低いユーザーを対象にしているため誰でも簡単に利用しやすい。そして誰でも利用できることにより、生まれるソリューションの数は計り知れない。
- 活動の輪が広く、大企業からベンチャーまでコミュニティの輪は100社を超えifLinkを通じて様々な企業同士がサービスの共創を行い、モジュール製品を持つ企業などはifLinkを通して製品を使用してもらうことにより販路の拡大にも貢献している。
- 直近では様々な企業や団体と連携して、新型コロナ感染症対策チームに参加「個人の近接人数を可視化してリスクを判定するアプリ」、「室内のCo2濃度を完治して換気を行うアプリ」など様々なシステムを開発しており、実際に店舗などで利用され、マスメディアや政府から注目を得ている。
一般社団法人ifLinkオープンコミュニティ:https://iflink.jp/
2. kintoneが拓くNoCode/LowCode エコシステム
サイボウズ株式会社 ソリューションエンジニアリング部 マネージャ 佐藤 紅志氏
国産NoCode/LoCodeプラットフォームとして、国内17,000社•海外2,000社で利用されているkintoneについて、どのようなサービスか、また普及の鍵となるエコシステムについてお話をしていただきました。
- kintoneとはクラウド環境で業務アプリケーションを圧倒的に素早く開発を可能にするサービス。プログラミングもスキルも不要で、好みのテンプレートを選んだり、データや要素をドラッグ&ドロップするだけでアプリケーションを作成することができる。
- アプリを作成するにあたり、日本語での対応なので知識がなくとも用意に作れる。また、開発途中のエラーなども日本語での対応になるので、国内ユーザーとしては分かりやすい。
- kintoneの特徴として(顧客アプリ)と(問合せアプリ)などの2つのアプリを組み合わせることが簡単にでき、素早く開発できる点があげられる。
- エコシステムとは、それぞれの製品からのデータ出力と入力により、全体のITシステムとして連携するさまを指し、エコシステム推進の結果、kintone連携サービスは100種類以上に増加した。
以下のURLからアカウントを登録することで、kintoneを機能制限なしで使用できる開発者ライセンスを取得することができます。
cybouzu developer network:https://developer.cybozu.io/hc/ja
サイボウズ株式会社 HP:https://cybozu.co.jp/
今回のレポートはここまでとさせていただきます。
レポートは全3回に分けて公開していきます。
まだまだ面白い発表内容がこの後も目白押しなので、最終回となる(3)もお楽しみに!
■レポーターの紹介
梅木 政寛(うめき まさひろ)
株式会社プレスマン BizDevチーム
新卒採用で2021年からエンジニアとしてキャリアスタート。
現在はインターン生としてBizDevチームで事業開拓を行っております。将来的にはエンジニアとしてもBizDevのメンバーとしても幅広く活躍したいです。趣味は音楽と格闘技です。
■運営会社「株式会社プレスマン」
「IT×人力で世界を変える」というミッションを掲げ、世界を変えるために、大きなイシューに取り組んでいます。
1932年の創立から今年で87年目。DTP&印刷から、web制作、モバイルコンテンツ配信、テレマーケティング、webシステム開発、webマーケティング、オウンドメディアなど、挑戦に次ぐ挑戦と失敗を重ねて来た変化に対応しつづける文化とエネルギーを持つベンチャーです。
共創、貢献を先取りした世界最大級の開発者コミュニティへも未開領域の時代から持続的に取り組み、更なるを深化を続けています。
公式サイト:https://www.pressman.ne.jp/
■本件に関する問い合わせ先
株式会社プレスマン
経営管理部 採用・PRチーム
広報担当:落合
メールアドレス:info@pressman.ne.jp
電話番号:03-5825-7170
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