リックスとの資本業務提携および三井住友海上キャピタルからの資金調達に関するお知らせ
株式会社ハイボット(本社:東京都品川区、代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ、以下「ハイボット」)は、リックス株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長執行役員 安井 卓 以下「リックス」)と資本業務提携いたしました。さらに、三井住友海上キャピタル株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:石上 壽一 以下「三井住友海上キャピタル」)運営ファンドからも出資を得ましたので、発表します。
◆リックスとの資本業務提携について
リックスは、創業115年の歴史を持ち、「メーカー商社」として鉄鋼、自動車、電子半導体など世界中の産業界の発展に貢献してきました。その中で、ハイボットが開発するインフラ設備点検ロボットの提供範囲、将来性、実現性に着目し、リックスが持つ国内36か所、海外7か国11か所にある拠点を生かしながら、ハイボットのスマートツールのグローバル展開を強力に推進することが可能です。
今回の資本業務提携により、リックスがこれまで培ってきた顧客密着力と課題解決力に加えて、ハイボットのRaaSビジネスの展開を強力にサポートし、双方の強みを生かしながら事業を展開することになりました。
◆三井住友海上キャピタルからの資金調達について
三井住友海上キャピタルは、日本発でグローバルな事業展開を目指す、幅広い投資ステージのスタートアップに投資を行うとともに、投資先に対しては、三井住友海上をはじめとする様々なリソースを活用した支援を行い、企業価値向上に努めています。また、国内投資と並行して、アメリカやイスラエル、インドの最先端のスタートアップへの投資を行う等、国内の枠に留まらない投資活動を積極的に進めています。
その中で、ハイボットが持つ技術力及びRaaSモデルに着目し、世界で拡大する非破壊検査市場のニーズに的確なソリューションを提供するハイボットの事業を高く評価して、ハイボットの世界での事業成長をサポートしていきたいと考えています。
◆ハイボットが提供するRaaS及び資金調達の狙い
ハイボットは、自重補償機能を持つ多関節ロボットアーム「Float Arm」を始めとした各種スマートツールを開発しており、開発したスマートツールの販売及びレンタル、点検メンテナンスエンジニアの派遣、インフラ設備の保守、並びにHiBoxを使用した点検結果データの解析及び提供といった、ロボットとソフトウェアを組み合わせたトータルサービスを提供していきます。これらのビジネスモデルをRaaS(Robot as a Service)と呼び、ハイボットは世界で1兆円を超える非破壊検査市場向けに総合的なソリューションを提供するプラットフォーマーを目指しています。
2022年8月の資金調達に続く今回の資金調達により、各種スマートツール並びにクラウドプラットフォームHiBoxの開発力強化、及びグローバル市場に対するRaaSの更なる推進を行って参ります。
◆関係者のコメント
・リックス株式会社 代表取締役社長執行役員 安井 卓 氏
ハイボット様のロボット技術と当社の営業力を掛け合わせることでシナジーが生まれると確信しております。 当社のお客様においても、 設備の老朽化は課題で、 安定生産・供給の観点からも点検やメンテンナンスは非常に重要になっています。 ハイボット様の技術は、 通常ではアプローチが難しいところでの点検・メンテナンスができることが強みです。 また、 危険な環境での作業を人手からロボットに代替できるため労働環境の改善にもつながり、 SDGsの観点からも業界でのニーズは高いと分析しています。 両社でタッグを組み、 シナジーを生み出すことで、 より一層、 世界中の産業界の課題解決に貢献してまいります。
・三井住友海上キャピタル株式会社 投資開発 パートナー 平井 宏明 氏
検査・修理・メンテナンス市場は成長市場で、石油・ガス、化学産業のプラント施設の老朽化に対応するため、世界的にDX化による精緻な検査ニーズが高まっています。ハイボット様が独自開発した検査用ロボットは、同種の製品・サービスに比べて極めて優位性が高く、顧客である世界大手企業からの評価が高まっています。当社は、ハイボット様が産業プラント向け検査用ロボットソリューションを提供する日本発スタートアップとして、グローバルに活躍すると確信しています。
・株式会社ハイボット 代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ 氏
リックス様および三井住友海上キャピタル様から信頼を得られたことは、大変光栄なことです。今回の資本業務提携及び出資は、当社のロボット点検ソリューションの開発と展開を加速させる励みとなるだけでなく、サステナブルなインフラ設備点検を実現するための着実な方向に進んでいることを証明するものです。新たなパートナーが加わることにより、当社のスマートツールの普及と新たなアプリケーションに対する取り組みが、より実現可能になりました。
<会社概要:ハイボット>
会社名:株式会社ハイボット
所在地:東京都品川区北品川5-9-15渡辺コーポレーションビル4階
代表者:代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ
設立:2004年
URL:https://www.hibot.co.jp
東京工業大学の広瀬茂男教授、ミケレ グアラニエリ、パウロ デベネストを中心とする創業メンバーによって、先端科学技術の産業応用を目的に2004年に設立されました。ハイボットはこれまで、極限環境におけるロボット技術の開発に特化してきました。また、AIを搭載した遠隔操作ロボットを製造・開発し、人間が過酷な環境で行う現場作業から解放されるソリューションを提供しています。ハイボットが製造してきたロボットは、捜索・救助活動や福島第一原子力発電所の廃炉作業等の現場に利用されています。
<お問い合わせ先>
広報チーム(飯島、炬口)
電話番号: 03-5791-7526
e-mail : press@hibot.co.jp
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