大阪・関西万博でも活躍のアーティストリーの【3DX木工】技術
木工業界の開拓者「株式会社アーティストリー」が自分たちのフラグシップテーマを明確化
建築内装業界で木製家具から建築材、サウナまで幅広い特注製造を手掛ける愛知県春日井市の株式会社アーティストリー(https://www.artistry.co.jp/)は、近年、より豊かな表現である3Dデザインに関する問い合わせが増えています。
アーティストリーはフラグシップ戦略として、長年培ってきた職人技術に加え、3DCADや5軸CNCなどを加えた「3DX木工」を提唱し、挑戦し続けています。
その技術は、開催中のEXPO2025 大阪・関西万博のパビリオンなどでも活躍中です。
JAPANマルシェ停留所


国産材を使ったアシンメトリーのシェル構造のバス停。
シェル部分のパーツは700を越えます。アーティストリーは、複雑高精度のすべて形状の異なるパーツを3DCADで展開し、5軸CNCと職人技術のコラボレーションによって完成させることができました。
▼関西電力株式会社公式Webサイトより
木材を用いることで、”伐って、使って、植えて、育てる” を繰り返す森林のサイクルをイメージし、「持続可能な未来社会」を表現しています。バス停の正面には、他の当社協賛バス停との共通の要素として、ボロノイ形状の格子と映像機器を設置します。
残念石トイレプロジェクト



屋根を支える石柱の木材たち。アーティストリーは現地で3Dスキャニングされた石柱表面のCADデータをもとに、5軸CNCを使い、ミリ単位の加工を行い、デジタル加工で現代の「光付け」を再現。
不規則な表面の岩に対して、ぴったりとハマる緩衝材を加工しました。1つの柱だけではなく屋根を支える複数箇所の角度や高さレベルという複雑な精度が求められました。
▼設計者コメントより
400年前、大坂城の石垣を築城するために切り出された石(残念石)を400年越しに夢洲へ。
これらの石は、せっかく切り出されたものの大坂城へ行けなかった石に対して、地域の方々に見守られながら愛着を込めて"残念石"と呼ばれてきました。ここでは400年前に切り出された地から大坂へ祭りのように石を運んだように、400年越しに万博という場で再び祭りのように石を運び、日本の石工文化に焦点を当て、当時の人の痕跡や石自体の力が建築と組み合わさることで自然と共にある建築の在り方、またその未来を考える始める場となればと考えました。
3DX木工がなぜ注目を浴びているか!?

脱炭素社会の実現において、国産材を使ったより付加価値の高い、豊かな3D表現のニーズは高まり続けています。
しかし、分業下請け構造の建設内装業界において、施主やデザイナーの豊かなアイデアを3DCADでモデリングし、意匠設計だけではなく、実施設計→製造→設置までを一気通貫で対応できる会社は少なく、「完全特注」はさらに高難度のため希少となってきます。
特注家具屋として事業を営むアーティストリーは、豊かな生活環境に貢献するため、人材共育から生産管理までDXを駆使して、組織を成長させつつ、ベテランの職人技術と若手のデジタル技術を掛け合わせた木工技術の研鑽を積み、社会のニーズに応える挑戦を続けています。
▼案件相談、会社説明、見学に関するお問い合わせはこちらまで
株式会社アーティストリー
TEL:0568-33-3719
mail:info@artistry.co.jp
担当:水戸朋美、関戸
HP:https://www.artistry.co.jp/
【正社員採用】新しい木工表現を一緒に挑戦してくれる仲間を募集しています。
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