TOWINGがLEOCに「宙炭」(そらたん)使用野菜の正式納入を開始 野菜生産における温室効果ガス排出を削減へ
TOWINGは「宙炭」の製造・販売や導入支援を行う、名古屋大学発のスタートアップ企業です。主力製品である高い微生物培養技術をベースに開発した高機能バイオ炭「宙炭」は、野菜栽培の際に排出される温室効果ガスを約1t/10a削減(※1)します。また土壌微生物群の最適化により、有機肥料の分解率も飛躍的に向上します。有機肥料の利用を促進し、収量の向上にも貢献いたします。
LEOCは、今後TOWINGが「宙炭」を利用して生産したサステナブルな野菜を、運営する給食事業所へ納入します。ピーマンであれば1個あたり乗用車100m走行分(※2)の温室効果ガスを削減し、給食という「日常の食」から地球環境に貢献できる仕組みを構築いたします。さらに当社の提携農家に「宙炭」を紹介し、安心・安全でサステナブルな野菜生産のパートナーシップを拡大していく予定です。
日本では年間で5,000万t以上(※3)に及ぶ、農林水産分野の温室効果ガス排出があります。TOWINGはLEOCと共にその削減へ取り組み、食を通じた持続可能な社会づくりに尽力してまいります。
※1. 二酸化炭素相当量。従来の有機栽培との比較。TOWING調べ。
※2. 二酸化炭素相当量で約14g/個。慣行栽培との比較。TOWING調べ。
※3. 国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィス「日本の温室効果ガス排出量データ」, 2022年4月15日配信, 2023年6月19日閲覧。
宙炭について
TOWINGでは、温室効果ガス排出削減と減化学肥料・有機転換を同時に実現する土壌改良材である、高機能バイオ炭「宙炭」を開発いたしました(※4)。地域の未利用バイオマス(もみ殻や畜糞、樹皮など)を炭化したバイオ炭に、独自にスクリーニングした土壌微生物叢を添加し、地域で利用される有機肥料で微生物を培養しております。すでに日本国内では30都道府県で試験導入を開始しており、本調達活動を経て、23年度中には47都道府県全てと、海外展開に向けて活動を拡大いたします。
<主な導入効果>
・有機肥料に適した土づくりの期間短縮(従来手法では5年かかるところ、約1カ月で土づくりを完了)
・農地への炭素固定(10aあたり二酸化炭素換算で1〜4tの炭素固定量を確認)
・収量の向上(生産法人7件への試験導入では20〜70%の増収を確認)
※4. 農研機構が開発した技術と、TOWING独自のバイオ炭処理・微生物培養技術を融合して実現。
LEOCについて
株式会社LEOCは、全国2,800カ所以上の社員食堂・病院・介護施設・保育園・アスリート施設など、あらゆる年代のお客様に対して、日常の食から心身の豊かな健康を創造する企業です。「お客様に喜びと感動を パートナーに成長と幸福を 社会に貢献を」との企業理念のもと、一人ひとりをどこまでも大切にする企業として、人から始まる持続可能な社会の発展に貢献してまいります。
所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目1番3号 大手センタービル17階 |
設立 | 1983年4月1日 |
代表者 | 代表取締役社長 田島 利行 |
WEB |
ONODERA GROUPについて
ONODERA GROUPは1983年の創業以来、全国2,800カ所以上で食事提供を行う株式会社LEOCをはじめ、給食・外食・人財・再生医療・スポーツなど、多彩な事業をグローバルに展開しております。「お客様に喜びと感動を パートナーに成長と幸福を 社会に貢献を」との企業理念のもと、一人ひとりの「幸せづくり」におけるリーディングカンパニーとして、さらなる挑戦を続けてまいります。
代表者 | グループ代表 小野寺 裕司 |
WEB |
TOWINGについて
株式会社TOWINGは「持続可能な超循環型農業を地球・宇宙双方で実現する」をミッションに掲げ、2020年2月に設立した、名古屋大学発のグリーン&アグリテックベンチャー企業です。(※5)
温室効果ガス排出削減と、減化学肥料・有機転換を同時に実現する土壌改良材である、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発しました。未利用バイオマスを宙炭としてアップサイクルし、農業に利用することで、持続可能な食料生産システムを実現します。
所在地 | 〒464-8601 |
設立 | 2020年2月27日 |
代表者 | 代表取締役CEO 西田 宏平 |
WEB |
<事業内容>
・宙炭(そらたん)の製造・販売、導入支援(農地散布向け及び、苗用の培土向け)
・宙炭の利用量に応じた、カーボンクレジットの代理取得・販売
・宙炭を利用して生産した作物の販売
※5. グリーン&アグリテックベンチャーとは、グリーンテックとアグリテックを兼ね備えているベンチャー企業を表す造語です。グリーンテックとは、環境問題に取り組むために開発された技術や製品の総称で、地球温暖化や大気汚染などの環境問題の解決を目指しています。アグリテックとは、農業領域における生産性向上のために開発された技術や製品の総称で、 AgriTechはAgriculture(農業)とTechnology(技術)を組み合わせた造語です。
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