【前向きに、今の職場で働き続けたいユーザーの看護師はわずか13.6%】看護師のメンタルヘルスに関するユーザー調査を実施しました。

〜ナースビーの看護師の約9割がメンタルヘルス問題を抱えていると回答〜

株式会社Plusbase

株式会社Plusbase(本社:東京都渋谷区、CEO:氏家好野)は、全国のユーザーの看護師・看護学生にサービスのニーズと満足度を把握し、さらなるサービス開発及び医療現場の負担軽減のため、ユーザー調査を実施しました。

この度、本プレスリリースに関してご指摘を受け、誤解を招くような表記を一部修正いたしました。


【概要】

株式会社Plusbaseは、「働く人のこころを守る」をミッションに掲げ、急性期病棟の看護師の54%が抑うつ症状を抱えながら働いている現状※1に着目し、AIを使った看護師特化のメンタルヘルスケアアプリ「ナースビー」を提供しています。今まで、精神病院や介護施設などを有する医療法人原会と顧問医師監修のもと、1800人近くの看護師のメンタルヘルスケアに「個人向けアプリ」として向き合ってきました。

このような背景を踏まえ、全国のナースビーを利用する看護師・看護学生にアンケートを実施し、ユーザーの約9割が日常的にストレスを感じていることが判明しました。また、組織内での人間関係構築のサポートが求められていることも明らかになりました。このようなニーズに応えるため、ナースビーを通じた研修プログラムも展開しております。

さらに、世界的な風潮としても、看護師の離職意向が高いことが指摘されています。ある調査によれば、仕事を続けたいと考える看護師は38.7%にとどまっています※2。弊社のユーザー調査でも、働き続けたい看護師が30.1%に留まり、同様の傾向が見られました。

※1【金子さゆり, 名古屋市立大学看護学部紀要, 第13巻, 2014, 急性期病棟で働く看護師の抑うつ傾向と医療安全および離職意図との関連】

※2【NCBI, 2024,Intention to Leave Nursing Profession and Its Associated Factors Among Nurses: A Facility Based Cross-Sectional Study】


【主な調査結果】

① 日常的にストレスを感じている看護師は89.3%

日常的にストレスを「全く感じない。日常生活に支障がない」を1、「ストレスを感じる日と感じない日、半々くらい」を5、「かなり感じる、日常生活に支障がある」を10とし、10段階で調査した。結果として、89.3%の看護師・看護学生が5以上と回答しており、5以下と回答した看護師・看護学生は僅か10.7%だった。中でも、7以上と回答した看護師・看護学生は62.3%に達し、多くの方が日常的にストレスを感じていることが示された。

② ストレス、ぴえんと感じたときの要因

ストレス要因として最も多い回答は、「上司、同僚、医師など、病院スタッフとの関係」だった。次いで多い項目は、「業務内容、業務過多」「身体の不調」「患者・利用者との関係」だった。

※「ぴえん」とは、自分自身がストレスを感じたり、気分が落ち込んだときのこと

③ 前向きな理由で「今後も働き続けたい」と思う人は、13.6%

今の職場にて「今後も働き続けたい」と思う人は、30.1%だったものの、その理由として、「辞めるほどではない」の回答が45.2%と消極的な理由が最も多く、前向きな理由で「働き続けたい」と思う人は13.6%に留まった。また、辞める理由として「人間関係」「給与」が高く挙げられた。「患者の暴言、暴力」など、看護師ならではの課題も浮き彫りとなった。

④ 入職3ヶ月以内にあったらより安心できたサポート

入職3ヶ月以内に職場からあったら、より安心できたサポートとして「プリセプターとの関係構築のサポート」が最多となった。次いで、「業務のマニュアル化」が多く挙げられた。また、1〜3年目の看護師は、「プリセプターとの関係構築の機会」や「同僚との関係構築の機会」を望む回答が最も多かった。

⑤ 職場に不足しているサポート

1〜3年目の看護師のみを対象にした調査では、「業務のマニュアル化」が61.4%と圧倒的に多い結果となった。また、「外部・内部研修」や「上長による頻繁なコミュニケーション」と答えた看護師は約4割を超えていた。

【考察及び総括】

調査の結果、ナースビーを使う看護師の約9割がストレスを感じていることが示された。その要因としては、「上司、同僚、医師など、病院スタッフとの関係」「業務内容、業務過多」「患者・利用者との関係」が挙げられた。

「入職3ヶ月以内に職場からあったら、より安心できたサポート」としては、看護師1〜3年目の看護師は、「プリセプターとの関係構築の機会」や「同僚との関係構築の機会」が多く、関係構築のサポートにニーズが見られた。弊社が提供する「ナースビー」を生かした、人間関係構築や部下のケアをテーマにした管理職向けの研修のニーズを認識できた。

さらに、前向きな理由で、「今後も働き続けたい」と回答した看護師はわずか13.6%で、「人間関係」や「給与」を理由に、「辞めたい」と考えている看護師が8割を超えていることが明らかになった。

【今後の展望】

今回のユーザー調査から、「看護師のメンタルヘルスケア」「職場の人間関係構築のサポート」のニーズが伺えました。弊社は、看護師向けアプリのナースビーだけでなく、ナースビーを使った実践型・看護師向けメンタルヘルスケア&コミュニケーション研修プログラムを医療機関向けに展開しています。今後も看護職のメンタルヘルス向上、並びに職場の人間関係構築のサポートに向けた取り組みを拡大してまいります。

【調査概要】

「サービスユーザーのニーズ及び満足度と看護師のストレス実態のアンケート調査」

・実施期間:2024年5月21日(火)~2024年5月25日(土)

・調査対象:「ナースビー」を利用している看護師及び看護学生

・回答総数:103名

・調査方法:アプリを活用したアンケート

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このような課題はありませんか?


・人間関係の問題で部署の空気が悪く、スタッフの休職・離職の要因になってしまっている。
・ストレスチェックでは、「急な休職・離職」を防げず、取り組みが形骸化してしまっている。結果、看護師の本音を把握できず、気づいたら辞めてしまう。
・管理職は多忙で、部下の相談に乗れない。相談に乗っても、適切なケア方法を教わっていないのでわからない。
・中堅看護師がいないため、管理職と新人看護師だけの歪な組織で不安定。

医療機関様ごとの課題、状況、ご要望に応じて相談の上、実施方法を決定いたします。

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◾️ナースビーについて

「ナースビー」は看護師自身で自分のこころの状態を把握し、こころの見える化をサポートするアプリです。

【相談】ゆるキャラにLINEで「ぴえん」を相談
ストレスを感じたり、落ち込んだ時、ねこぴーというAIのゆるキャラに気軽に相談できます。記録することで、こころの状態の変化を見える化することも可能です。

【記録】カレンダー
ぴえんボタンを押した日と「できごと」を思い浮かべることで、感情のパターンに気づき、「ぴえん」の予測や対処ができるようになります。

【チェック】ぴえん度チェック
ぴえん度を確認できるストレスチェックです。ぴえんをしていない時も、2週間に1回チェックすることにより、気づかないうちの重症化予防に繋げます。

【整理】ぴえん整理
ゆるキャラとの会話を自動で整理し、自身の思考の癖を客観視するお手伝いをします。


■株式会社Plusbase

「働く人のこころを守る」をビジョンに掲げ、メンタルヘルスケアをさまざまな形で提供するヘルステックベンチャーです。私たちは、急性期病棟の看護師の54%が抑うつ症状を抱えながら働いている現状に着目し、看護師に特化したメンタルヘルスケアサービス「ナースビー」を開発・展開。「ナースビー」は「Nurse well-being」の略であり、看護師の皆さまが「健康で、安心して、幸せに生きることをサポートしたい」という願いを込めています。

所在地:東京都渋谷区円山町5番5号Navi渋谷V3階TOP
代表者:代表取締役 氏家好野
設立:2022年1月

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ネットサービス医療・病院
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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区円山町 東京都渋谷区円山町5番5号Navi渋谷Ⅴ3階
電話番号
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代表者名
氏家好野
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年01月