医療DXチャットを展開するHITOTSU、業界標準プラットフォーム構築に向け、強力なアドバイザー4名の就任と新プラン開始を発表
新ブランドコンセプトは「病院とすべてのパートナーをつなぐ医療DXチャットHITOTSU Link」。手術室看護部門や災害地域連携での導入事例も公開中
“日本の医療を黒字化する”をミッションに掲げ、医療業界横断DXを推進するHITOTSU株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:佐藤 公彦、以下「HITOTSU」)は、医療業界特化型チャットツールHITOTSU Linkの業界標準プラットフォームおよびエコシステム構築に向け、業界に精通した4名のアドバイザーが就任したことをお知らせいたします。合わせて、10月1日より新プランを適用開始したことを発表いたします。
4名のアドバイザーの力添えを得て業界DX推進をさらに加速
HITOTSUは、「言った言わない」等の院内外コミュニケーションの非効率性および取引企業も含めた収益性低下の解消を目指し、医療業界特化型チャットツールHITOTSU Linkを2024年3月にリリースしました。HITOTSU Linkの導入企業数はまもなく30社に到達し、医療機関も約100施設が利用。そのうち、400床以上施設の割合が25%となっています。
HITOTSU Linkが目指す業界標準プラットフォームおよびエコシステムの構築に向け、このほど、業界に精通した4名のアドバイザーをお迎えいたしました。
藤原 道隆氏/M.D./Ph.D./医師・アドバイザー
名古屋大学医学部附属病院メディカルxRセンター長、 医療機器総合管理部、臨床工学技術部。消化器外科、内視鏡外科、医用VR・医工学デザインを専門とし、関連学会の評議員等を務める。
藤原氏コメント:「HITOTSU株式会社とのご縁は、2023年に医療機器管理データ活用に関する共同研究を行ったところから始まっています。医療機関、中でも国公立、さらには国立大学法人の附属病院は、独特の書類や資産管理の“お作法”がしぶとく残っていて、医療DXの対極にあるといっても過言ではありません。ここで機器管理のDXを進めるのは障害が大きいですが、この困難な試みの中から、多くの医療機関で広く使えるシステムが生まれると信じています。」
上杉 潔氏/ビジネスアドバイザー
テルモにて執行役員関西ブロック長等を歴任後、執行役員医療器カンパニープレジデントに就任。現在、自身でも医療の非効率解消に向けたベンチャー企業に経営参画するとともに、ホギメディカル社外取締役などを務める。
上杉氏コメント:「友人から再々HITOTSU社を紹介され、事業内容の価値とCEO佐藤さんの高い志と強い信念、更に人柄に心打たれ、今回HITOTSU社のアドバイザーをお受けする決断をいたしました。私は1969年に大阪の医薬品卸会社に就職、その後医療機器メーカーに転職、2008年退職後も私の経験が医療業界に貢献できるのであればとの思いで今なお医療関連の仕事に携わり半世紀を超えました。私がビジネスに関わる判断として『医療の質と医療現場の効率化』に貢献できることを我が信条としています。更に医療現場の裏方的役割を担っている医療機器卸業の重要性をも痛感しており、『医療現場の効率化価値提供』も医療機器卸業の重要な機能・役割であり、その一助となるのがHITOTSU社のビジネスモデルではと考えています。」
中尾 浩治氏/Ph.D./ビジネスアドバイザー
テルモ代表取締役会長および20団体・傘下企業約4300社を擁する日本医療機器産業連合会の会長を務める。退任後、MedTech企業/ベンチャーのコンサルティング活動を行う。日本バイオデザイン学会特別顧問。
中尾氏コメント:「日本の医療保険制度、医療機関、産業、流通などはまだまだデジタル化を推進すべきであり、効率化という枠組みにとどまらず“MUST”です。HITOTSU Linkは、まさにその一端を担うデジタル・コミュニケーション。この分野の連絡のあり方は旧態依然とした部分がまだまだ多く、HITOTSU Linkはまさに産業界も含めた医療関連者の業務を大きく転換する重要なツールになると確信しています。」
森川 文夫氏/ビジネスアドバイザー
日本IBMの医療事業責任者として20年間、医療情報ビジネスのシェア拡大を推進。定年退職後、人脈やノウハウ等を活かすべく、株式会社クーメディカルを起業。病院とベンダーとの橋渡し役を実施。最近はスタートアップを応援。
森川氏コメント:「『日本の医療を黒字化する』という壮大なミッションにおいて、医療機関だけではなく、医療機関を取り巻く全てのステークホルダーを黒字化するというスケールの大きな大テーマに立ち向かう姿に感銘を受け、共感しました。佐藤さんをはじめとするスタッフの方々が生き生きとした目をされているのも印象的でした。壮大なミッションの実現はそんなに簡単な話ではなく、むしろ非常に困難な道だと思います。だからこそ、一層やり甲斐があり、面白く楽しいチャレンジだともいえます。私のこれまでの人脈や経験・ノウハウを活かして、少しでもお役に立てればと思い、壮大な夢の実現に向けて、HITOTSUという魅力あふれる会社を応援しています。」
上記4名の強力なアドバイザーの皆様のお力添えをいただき、HITOTSU Linkは医療業界横断DXを推進してまいります。
業界標準プラットフォームに向け企業の無償利用も可能に
加えて、ブランドコンセプトを刷新しました。
HITOTSU Linkが目指すのは、院外/社外コミュニケーションにおける業界標準プラットフォームです。
院内・社内に関しては、すでに各施設・企業ごとで様々なツールを活用したり、既にオペレーションが構築されており、一定程度効率化されていると思います。一方で、外部コミュニケーションは依然として対面や電話、メールが主流であり、大きな非効率性をはらんでいます。だからこそHITOTSU Linkは、あらゆる外部コミュニケーションを一元化・効率化・安全に行える業界標準プラットフォームを目指しています。
これを受けて、新しいブランドコンセプトでは、「病院とすべてのパートナーをつなぐ医療DXチャット」とメッセージを明確化しました。病院⇔企業のあらゆるやり取りを一元化/効率化/安全に行えることを打ち出しています。
合わせて、HITOTSU Link導入により解決できる課題や、よくお問い合わせいただく利用端末について明確化しました。
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電話・メール・対面・個別ツールなど、 分散しているコミュニケーションを費用ゼロで集約し、業務負荷とストレスを低減
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見積書・納品書・請求書・カタログなどの電子送付で、ペーパーレスを推進
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業界のあらゆるところで現実に非公認に利用されている、私用チャットアプリからの脱却
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業務トラブル発生時には、管理者がログを確認してスムーズに原因究明・解決へ
病院・企業の双方に無償・有償利用の選択肢
HITOTSU Linkの最大の強みは、業界標準プラットフォームとして、医療機関とあらゆる企業とのやり取りを一元化・効率化できること。そこでより多くの医療機関・企業様に利用いただき、業界全体のDXを推進していくため、企業様も無償利用できる新プランを策定し、本年10月1日より適用開始しました。
HITOTSU Linkのご利用に当たっては、医療機関や企業のそれぞれで、弊社にお申込みをいただき、アカウントを開設します。そして、「接続」というプロセスをとっていただくことで、互いが認めた医療機関・企業同士で、安心・安全なやり取りが可能になります。
医療機関に関しては、従来から変更なく、ユーザー数50名までは無償でご利用いただけます。院外(企業)との接続には料金はかかりません。
企業に関しては、無償の基本プランでも、医療機関と接続してメッセージのやりとりが可能ですが、各医療機関と接続後4カ月目以降は、写真やPDFなどのファイルの送受信ができなくなります。この間に有用性を確認いただき、拡張利用(有償の本接続へのアップグレード)をご検討いただきたいと考えています。
企業自らのご判断で、医療機関と有償(月額制)の本接続をしていただくことで、ファイル送受信も含めてさらなる営業生産性向上を図っていただけます。企業と本接続している医療機関は、本接続ごとにユーザー数上限が20名増えます(このときも、医療機関の費用負担は生じません)。なお、企業は、早いタイミングで本接続に切り替えると、料金が割引になります。
本接続において企業から費用をいただくことに関して、企業への経営負担を増やすと誤解されがちですが、本質はむしろ逆であり、HITOTSU Linkは企業のコスト削減に寄与するプロダクトです。下図に示すように、HITOTSU Linkの導入により、短期的には業務効率向上による残業代や交通費の削減やトラブルの未然防止、中期的には生産性の高い筋肉質な組織への転換を促進します。
冒頭でご紹介したように、HITOTSU Linkは2024年3月の正式リリースから半年あまりで、導入医療機関は100施設、企業は30社を突破しました。企業に関しては、医療機関からのお声がけがきっかけでHITOTSU Linkを検討・導入されるケースが増えています。
ブランドコンセプト刷新と新プランにより、医療機関・企業のHITOTSU Link利用をさらに加速し、新に“医療にかかわる人々がひとつに”なる世界を実現します。
手術部門、災害地域連携…どんどん広がるHITOTSU Link活用の幅
9月上旬、関西の医療機器代理店5社と協賛したウェビナーを開催しました。医療機関の導入事例として、名古屋大学医学部附属病院 医療機器総合管理部、京丹後市立弥栄病院 手術カテ救急室、大阪府臨床工学技士会 災害対策推進委員・担当理事の方より、様々な活用例と成果をご報告いただきました。また、協賛5社(株式会社増田医科器械様、石黒メディカルシステム株式会社様、エア・ウォーター・リンク株式会社様、株式会社ダテ・メディカルサービス様、株式会社石坪様)からもHITOTSU Linkの有用性や展望についてコメントをいただきました。
各演者様の講演スライドおよび動画、協賛社様のコメントを、弊社公式noteで公開しています。また、上記ウェビナーを含む、ユーザー様の学会・ウェビナー発表スライド・動画も弊社公式noteで公開していますので、ぜひご覧ください。
HITOTSU Linkは、明日の医療を良くしたいすべてのパートナーにとって、ますます活用しやすくなります。私たちは今後も、「医療にかかわる人々を、ひとつに」のビジョンの下、日本の医療を黒字化すべく邁進してまいります。
報道関係者の皆様へ
本リリースに関する報道関係者の皆様からのお問い合わせは、press@hitotsu.co.jp(担当:内海)までお願いいたします。
HITOTSU Linkにご興味いただいた医療機関・企業の皆様へ
HITOTSU Linkに関する最新資料一式はこちら、お申し込みはこちらからいただけます。
※企業様のお申込みはdealer@hitotsu.co.jp(担当:加藤)までお願いいたします。
医療現場におけるHIOTSU Linkの有用性(ユーザー様ご発表スライド・動画一覧)
詳しいご説明やご質問は、Web面談にて承ります。お気軽にお問い合わせください。
[メール]customer@hitotsu.co.jp
[電話]080-5752-7307 (田村・病院担当) 090-9265-1139 (加藤・企業担当)
[製品ウェブサイト・問い合わせフォーム]・HITOTSU Link ・HITOTSU Asset
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