全人口の5%が抱える“痛み”に着目。片方ずつシューズを買えるサービス『DIFF.』 GOOD DESIGN AWARD2024を受賞
受賞記念キャンペーン「サッカースパイクの左右別サイズを体感!モニターユーザーを大募集!」を同時に発表
ビジョン「足が喜ぶ、あしたをつくる。」を掲げ、片方ずつシューズを買えるサービス『DIFF.』の運営を行う株式会社DIFF.(本社:大阪市北区、代表取締役:清水雄一)は、2024年度グッドデザイン賞(運営:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞し、受賞記念キャンペーンとして「左右別サイズのモニターユーザー募集」を発表いたしました。
■グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。60年以上にわたり「Gマーク」とともに広く親しまれながら、デザインによって、暮らしや社会をよりよくしていくための活動をしています。(下記ページから引用)
■受賞内容
株式会社DIFF.は、左右で足のサイズが異なる5%の人々のニーズに着目し、片方ずつシューズを買えるサービスを実現しました。受注と発注の非対称をシステム化で解消することで、業務効率とユーザー体験の向上を図りました。これまで靴選びで我慢を強いられてきたマイノリティの実態に光を当ててその解決に向けた事業であり、多様性尊重の社会実現にも貢献する事業です。
受賞ページ
https://www.g-mark.org/gallery/winners/23362?years=2024
▼審査員コメント
「左右で足のサイズが異なる約5%のユーザーに向けて、片方ずつシューズを購入できるというサービスコンセプトがとても新鮮に感じられた。実際に運用する際に、シューズ管理のオペレーションコスト等考えられることから、今後どのようなブランドと提携してサービスを拡張されていくのか大変興味深い」
■背景
本デザインの主要目標は、「常に爪が内出血しているが仕方ない」といった身体的な諦め、「2足買って片方を捨てる」といった金銭的な諦めを取り除くことでした。スポーツ用品メーカーミズノでシューズの開発に携わっていた当社代表自身も、足の大きさに左右差があり靴選びに困った経験がありました。足型のデータを整理したところ、5mm以上の左右の足のサイズに差がある人は意外にも5%も存在することが分かりました。
1870年に日本でシューズの大量生産が始まって以来、靴は左右セットで製造、管理、流通、販売されることが常識となっていました。このパラダイムの中で、マイノリティの人々は「仕方ない」と足のサイズ差を受け入れざるを得ない構造になっていました。 既存のメーカーや小売店では、こうした"左右非対称"の問題に十分に対応できていません。
片方ずつサイズを選べるサービスを専門に担う新しいプレイヤーが必要不可欠だと考え、本事業が生まれました。マイノリティの方々に対して、デザインを通じて新たな価値を提供することで、これまでの常識に捉われない革新的なソリューションを目指しています。
■開発経緯
片足ずつ受注しつつ、メーカー発注は両足セットが前提です。受発注の非対称性により膨大な事務作業が発生し、人力運用ではミスも発生するため、片足品番登録/連携アプリとデータベースを活用し、システマチックに処理できる仕組みを構築し、事務作業の大幅な削減に成功しました。
※参考記事 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000111515.html
既存ユーザーからは「DIFF.なしでは考えられない」と好評で、自分も自分に合った靴を履けるという満足感から新価値が確実に定着しつつあります。また、医療従事者の74%がサイズの合わない靴を履くことによる悪影響を懸念しており、より健康な生活の基盤としての役割も期待されています。
※参考記事 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000111515.html
■キャンペーン内容
2024年10月16日~11月1日の間に応募頂いた方の中から抽選で3名の方へ、ご希望の左右別サイズのスパイクをプレゼントいたします。実際に使用していただいた後、モニターインタビューにご協力ください。DIFF.サイトやマーケティング活動で活用させて頂きます。
詳細や応募方法については、下記ページをご覧ください。
https://forms.gle/7uGkaQ734Bw6vikQ9
■これまでのあゆみ
・2022年10月 設立
・2023年4月 販売サイト公開
・2023年5月 資金調達
・2023年9月 最適サイズ自動提案機能公開
・2024年1月 資金調達
・2024年3月 サッカースパイクの取り扱い開始
・2024年4月 NEXT100/Forbesに選出
・2024年7月 実証実験実施
今後は顧客理解の向上、プロダクトや利用体験の改善、ファンコミュニティーの企画推進などに注力していきます。やがては、シューズの片足購買を次の世の中の“当たり前”にしたいと考えています。
■利用者や関係者からのコメント
「自分は今まで左右の足のサイズの違いに悩んでいましたが、DIFFさんのサービスを利用することでその悩みを簡単に解決することができました。足に合ったスパイクを履くことでパフォーマンス向上にもつながりケガ予防にもなると思います。このサービスがもっと広まって、僕と同じような悩みを持った人達がストレスなくシューズを履けるようになって欲しいです」
生地 慶充/FC岐阜所属 プロサッカー選手
「御社のサービスを試験導入し、(DIFF.のサービスが)お客様の課題解決に寄り添ったサービスであること、片足サイズ違い購入に対するお客様の驚きと喜びを感じられました。この新しい当たり前がもっと世界中に広がればたくさんの人の課題を解決でき、笑顔が増えると信じています!足と靴におけるこの課題にピリオドが打たれ、新しい当たり前が生まれ、浸透していくことを願っています!」
株式会社モリスポリテールズ アスレ統括責任者/統括MD 則友 亮志
「身体に関する取り組みを続ける中で、スパイクを履くとパフォーマンスが落ちてしまう感覚をずっと抱えていました。怪我をきっかけにスパイクについて考え直そうとしたタイミングでDIFFさんと出会い、左右でサイズを合わせたところ、それまでの違和感が大きく改善されました。競技やそのレベルに問わず、身体がよい状態であり、動くことを気持ちよく感じるというのはとても大切なことです。そんな日々を送るパートナーとして、DIFFさんのサービスは多くの人に寄り添ってくれるものだと思っています」
樫本芹菜/スフィーダ世田谷FC所属 女子サッカー選手
「今回片方のみの購入をしたが、箱に1足しか入っていない状態が今までにない感じで私にとって有り難かった。競技の特性上片足しか使用しない為、片足のみで購入出来ること自体が有難いサービス。今後片足ずつ購入出来るサービスが1つの選択肢となるよう、もっと広まっていってほしいと思います」
MATSU/アンプティサッカー選手
■開発メンバー
プロデューサー
株式会社DIFF. 清水雄一
Yuichi Shimizu, DIFF. corp.
ディレクター
株式会社DIFF. 若林悟
Satoru Wakabayashi, DIFF. corp.
デザイナー
株式会社DIFF. 高橋憲太郎,野上萌音,村瀬裕一,松浦橘平
Kentaro Takahashi, Mone Nogami, Yuichi Murase, Kippei Matsuura, DIFF. corp.
■代表 プロフィール
株式会社DIFF. 代表取締役
清水 雄一
1988年生まれ。2012年 ミズノ株式会社に入社。新規事業プログラムの運営に従事。2022年11月出向起業。大企業挑戦者支援プログラム「CHANGE by ONE JAPAN」ファイナリスト。経済産業省/JETRO主催次世代イノベーター育成プログラム『始動Next Innovator2021』シリコンバレー選抜。
■株式会社DIFF. 会社概要
会社名:株式会社DIFF.
所在地:〒530-0001大阪府大阪市北区梅田1-1-3大阪駅前第3ビル 29階 1-1-1号室
代表者:清水 雄一
設立:2022年10月26日
企業URL:https://corp.diff-shoe.com/
事業内容:片方ずつシューズを買えるサービス『DIFF.』の運営
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