『自分以外の身近な誰かを素敵にするスタイリスト』小学校でファッションの特別授業
その人のチャームポイントが最も輝いて見えるようにプロデュース
東京都板橋区立板橋第十小学校では今年度、小学4年生に向けた選択授業総合の授業で「出会い・作り・まざる」をテ ーマに掲げ、年間を通して大人と出会い、大人と一緒に社会をつくり、人生設計をしていくカリキュラムを実施。『半径50cmの人を幸せにするプロジェクト』と題し、自分が社会を作ったり、変えたりできることを実感し、自己効力感を高める授業を行う。ファッションの専門知識を活かした企業向け研修やコンサルティングを行う株式会社豊岡はその授業の一環で23年10月~12月までの3ヶ月間限定で授業を受け持ち、子供たちが家族や身近な友達を喜ばせることができるスタイリストになることを目標にファッションに関する様々なテーマの授業を全7回行った。
1回目の授業では昔の人がどんな服を着ていたのかファッションの歴史について、2回目の授業はどんな場所でどんな服を着ればいいのかTOPに合わせた服選び、3回目では衣服の機能性や色々な布の種類を知る素材についての授業を行ってきた。
4回目の授業では色についての授業を行った。身近な場所で使われている色の持つ印象を考え、折り紙を使いながら自分の好きな色をベースに色の組み合わせを考えた。スタイリングをするペアの相手に似合う色を真剣に考えていると相手の顔の下に折り紙をあてて、まるでパーソナルカラー診断をしているかのような行動が自然にみられた。
5回目のコーディネートの授業では様々な服のシルエットや、首元のデザインの名前などの専門知識を学び、前回の授業をベースにペアの相手に似合いそうな服の組み合わせを考えた。自分が持つ相手のイメージだけで決めるのではなく、相手の好きな色やデザインの好みを聞き出しながら本物のスタイリストのように要望を上手く汲み取って提案していた。ここではパソコンを使用してイメージに合った画像を探し、印刷した物を切り貼りしながらコーディネートを完成させた。
6回目は美容師の佐藤幸子さんを講師に迎え、似合う髪型とヘアアクセサリーについて学んだ。自分に似合う髪型を知りたいと言う児童や中には将来美容師になりたいという児童もおり、興味津々に授業を聞いていた。美容師がハサミを自分で買わなければいけないことを知ると美容師になると貰えるものだと思っていた子供たちはとても驚き、尊敬のまなざしで話しを聞いた。用意された帽子やヘアアクセサリーを実際にお互いに付けて鏡で合わせながら沢山の種類の中からペアの相手に似合うものを選んだ。
最終回の授業では、今までの授業内容の振り返りをした後、10人全員がキッズスタイリストとなり、集大成としてペアになった相手をどうスタイリングしたのか1人ずつ発表した。まず始めに自分のファッションのポイントを発表し、ペアの相手の素敵なところとスタイリングしたコーディネートの相手に似合うポイントをそれぞれ説明した。今まで学んできた素材や機能性などファッションの知識を取り入れている児童が多かった。
ペアの相手の好きなフルーツの柄を入れたり、優しいイメージや大人っぽいイメージなど相手の普段の印象を色や素材で工夫して表現していた。普段から友達のことをよく見ていたり、コミュニケーションをとることでできる提案であった。
授業の最後には講師から児童にキッズスタイリストの認定バッチを渡し3ヶ月間に渡る特別授業を終えた。
豊岡舞子
株式会社豊岡 代表取締役社長
著書『失敗しない服選び理論「骨格」を知れば誰でも簡単おしゃれ』impress社より
http://quickbooks.impress.jp/?p=5909
佐藤幸子
パーソナルサロンkokoca
美容師/ファッションアドバイザー/講師美容師歴20年。店長経験を経て独立。フリーランスで美容師免許の他に顔タイプ診断、骨格診断、パーソナルカラー診断の資格を取得。
株式会社豊岡
ファッションの理論に基づいた社員研修やイベントの開催や監修、ブランドコンサルティングなどを行っている
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