KlimaDAO JAPANと吉田運送が提携:ドライポートとコンテナラウンドユースを通じたカーボンクレジット創出で、物流の脱炭素化を加速
地域物流の脱炭素を新たな価値へ──カーボンクレジットを起点としたサステナブルな資金循環モデルを構築

Web3・ブロックチェーン技術を活用した気候変動対策を推進するKlimaDAO JAPAN株式会社(東京都中央区日本橋、代表取締役:濱田翔平。以下「KlimaDAO JAPAN」)と物流ソリューション企業である吉田運送株式会社(茨城県坂東市、代表取締役:吉田 孝美。以下「吉田運送」)は、この度連携し、ドライポートおよびコンテナラウンドユース(CRU)を活用した物流効率化によるカーボンクレジット創出の共同検討を開始しました。
提携の背景と目的
近年、持続可能な社会の実現に向け、物流業界においても温室効果ガス排出量の削減が喫緊の課題となっています。
吉田運送は、内陸部におけるドライポート(内陸コンテナターミナル)の運営や、コンテナラウンドユース(CRU)の推進を通じて、港湾へのコンテナ輸送距離短縮や実入りコンテナの空荷回送削減を実現し、物流効率化とCO2排出量削減に貢献してまいりました。
一方、KlimaDAO JAPANは、ブロックチェーン技術を活用したデジタルカーボンクレジット市場の創出・運用において、グローバルな知見と高い技術力を有しています。
本提携は、吉田運送が既に実施している物流効率化の取り組み、特にドライポートとCRUによって削減されたCO2排出量を、KlimaDAO JAPANの持つ技術とノウハウを活用して正確に算定・検証し、透明性の高いカーボンクレジットとして創出することを目指すものです。両社の強みを融合させることで、物流の脱炭素化という価値を市場で評価される仕組みを構築し、持続可能な物流への投資を加速させる新たな資金循環メカニズムの実現を目指します。
共同検討の内容
両社は、以下の項目について具体的な検討を進めてまいります。
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CO2排出量削減効果の算定・可視化:ドライポート利用およびCRU実施による輸送効率化がもたらすCO2排出量削減効果を定量的に測定し、透明性の高いデータとして整備します。 
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カーボンクレジット創出スキームの設計:上記削減量をベースに、国内外で通用する信頼性の高いカーボンクレジット(J-クレジット等の認証も視野に入れる)を創出するための方法論およびスキームを共同で設計します。 
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デジタル化と取引基盤の構築:創出されたカーボンクレジットをKlimaDAO JAPANのWeb3・ブロックチェーン技術を活用してデジタル化し、信頼性と流動性の高い取引・償却を可能にする基盤の活用を検討します。 
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脱炭素化を推進するエコシステムの構築:本取り組みを通じて得られた収益や知見を、さらなる物流インフラの効率化・低炭素化投資へ繋げるエコシステム構築を目指します。 
今後の展望
両社は本提携を通じて、革新的な技術と物流ノウハウを掛け合わせることで、物流業界の脱炭素化を加速させるとともに、カーボンクレジット創出・活用を新たな事業の柱とすることで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
■ KlimaDAO JAPAN株式会社について
Web3・ブロックチェーンの技術を用いて、日本から気候変動対策を変革する会社です。グローバルで気候変動対策に取り組む「Klima Protocol(旧:KlimaDAO)」が保有する様々な革新的な技術をベースに、日本のお客様に合わせたサービス・システム開発で気候変動対策をサポートいたします。現在、カーボンクレジットをブロックチェーン上で取り引きできるマーケットプレイス「CarbonMall」の開発に取り組んでいます。
【会社概要】
商号:KlimaDAO JAPAN株式会社
設立:2023年10月11日
代表取締役:濱田 翔平
所在地:東京都中央区日本橋室町1-11-12 日本橋水野ビル7階
企業サイト:https://www.klimadao.jp
■ 吉田運送株式会社について
吉田運送株式会社は、「コンテナを核とした物流ソリューション企業」として、内陸コンテナターミナル(ドライポート)の運営、コンテナラウンドユース事業を推進しています。港湾から内陸までコンテナを無駄なく循環させることで、効率的かつ持続可能な物流の未来を創造しています。
【会社概要】
商号:吉田運送株式会社
設立:1973年8月
代表取締役:吉田 孝美
所在地:茨城県坂東市半谷224-15
企業サイト:https://www.yoshiun.com/
■本リリースについてのお問い合わせ先
KlimaDAO JAPAN株式会社 担当
E-MAIL:info@klimadao.jp
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