スペースシードホールディングスは、バタフライピー研究所の第三者割当増資を引き受け、資本参画しました
バタフライピーに関連する研究と商品開発を通じたサポートを行い、早期に本格的な社会実装を目指す
スペースシードホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木 健吾、以下「スペースシードホールディングス」)は、株式会社バタフライピー研究所(本社:沖縄県那覇市、代表取締役社長:王 鵬龍、以下「バタフライピー研究所」)が実施する第三者割当増資を引き受ける形で、資本参画いたしました。
資本参画の背景
沖縄は世界的にも長寿の文化と独自の自然環境が知られていますが、地元で栽培される多種多様な植物が長寿に寄与する要因とされています。中でもバタフライピーは、その高い栄養価と抗老化関連の機能面により注目されています。スペースシードホールディングスは、これらのポテンシャルが社会において積極的に活用されるようにするために、バタフライピー研究所への資金面ならびに研究開発面で協力することを決定しました。
資本参画の目的
バタフライピー研究所への資本参画を通じて、バタフライピーに関する基礎研究および製品開発を強化し、事業展開を通じて社会への貢献を実現することを目指しています。特に、バタフライピーに含まれるアントシアニンの一種であるテルナチンには世界的に注目が集まっています。このテルナチンは、強力な抗酸化作用を持ち、炎症抑制や視力保護など、多岐にわたる健康効果が期待されています。また、この成分に関連する研究を深めることで、新しいヘルスケア商品や医薬品の分野での活用から最終的には将来における宇宙における生活への応用を見込んでいます。
バタフライピーとは
青い花が蝶の形に似ていることから「バタフライピー」と呼ばれ、和名を「蝶豆(チョウマメ)」といいます。抗酸化物質ポリフェノール「アントシアニン」が多く含まれ、高い抗酸化作用からアンチエイジング効果や、血液循環を向上させる機能による眼精疲労の予防が注目されています。
バタフライピーの花びらには、デルフィニジンなどのアントシアニジン(※1)に対して高い糖転移活性を示す酵素が含まれています。アントシアニン色素の中でも、バタフライピーの中に含まれる芳香族有機酸の結合したアシル化アントシアニン色素で特に芳香族有機酸を2個以上もつポリアシル化アントシアニン色素については、その安定性が高いため天然着色料として注目されています。
(※1)アントシアニジンに糖や有機酸が結合したものはアントシアニンと呼ばれます。 アントシアニジンは不安定ですが、糖や有機酸が結合することにより安定し、水に溶けやすくなります。
天然色素で食品や飲料をはじめ様々なものを青く染めることが可能なため、着色料を使用せずにあざやかな青色が表現できることが特徴です。レモンやシークワーサーなどを加えると青から紫へと変色することから、SNSなどでも話題となっています。沖縄の青い海をイメージする青色から、沖縄の新たな県産品としても注目されています。
株式会社バタフライピー研究所について
2021年に沖縄県で創業、国内初のバタフライピーの大量栽培技術の確立に成功。「バタフライピーの供給を通じて、人と地球を健康にする」ことを企業理念とし、日本を中心としたバタフライピーの六次産業化を推進し、バタフライピーなどを活用した飲料・食品、化粧品等の商品開発・販売を行うとともに、バタフライピーに関する研究開発を行っています。
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代表者:代表取締役社長 王 鵬龍
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本社所在地:沖縄県那覇市銘苅2丁目3番1号
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事業内容:バタフライピーの6次産業化、研究開発
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設立:2021年2月
スペースシードホールディングス株式会社について
スペースシードホールディングス株式会社は、「SFをノンフィクションにする」をミッションとして、新技術のテーマ探索、スタートアップへの投資育成ならびに大学等との共同研究を通じて、社会課題の解決に取り組んでいます。最終的には、各種ステークホルダーとともに宇宙空間で居住するのに必要な技術を揃えることを目指しています。今後は、社内にあるアカデミックな知見やネットワークを活用して、「サイエンス」×「ナラティブ」をベースに社会に対して科学を軸とした対話を継続しながら、積極的に社会課題に対する新しいサービスやプロダクトを提供していく予定です。
スペースシードホールディングスのWEBサイト https://ss-hd.co.jp/
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