福岡発・公立学校で132授業を突破。元公立教員が立ち上げた「SPOT TEACHER」、異業種70社超と学校をつなぐ新モデル

教員の97%が「必要」と回答。公立の閉鎖性をひらき、“社会と学び”をつなぐ新インフラへ

共育パレット株式会社

共育パレット株式会社(所在地:福岡県福岡市、代表取締役:松下ゆか理)が運営する、学校と企業をつなぐ共育コーディネートサービス「SPOTTEACHER(スポットティーチャー)」は、立ち上げから約2年で公立小・中・高校における授業実施数132件を突破しました。

単発イベントではなく、平日の授業時間内に、企業や教員と対話を重ねながら授業を設計・実施してきた132回。
“閉鎖的”“外部連携は難しい”と言われがちな公立学校の現場で、なぜ授業が継続的に成立してきたのか。

協働企業は76社以上、授業を届けた学校は50校以上にのぼります。

対象は小学校から高校まで、総合学習・探究・社会・理科・国語・キャリア教育・環境教育など、幅広い領域に及びます。
また、福岡市教育委員会による委託事業(2024・2025年度連続採択)をはじめ、長崎・佐賀・鹿児島・宮崎・埼玉・横浜・川崎など他都市の学校にも広がり、“元教員一人の実践”が、自治体や企業を巻き込む教育インフラとして評価され始めています。

 背景|公立学校に“外部の専門性”が入りづらい日本の構造

日本の学校教育では、SDGs教育やアントレプレナーシップ教育など、社会の情勢に伴い、学校に求められる教育内容は増え続けています。
一方で、それらを現場で実装するための人的・制度的な支えは、十分に整っているとは言えません。
特に公立学校では、制度・文化・予算の制約により、外部の専門家が授業に関わりづらい構造があります。

具体的には、次のような課題が指摘されています。

●教員不足により、外部連携を担うコーディネーター人材が校内にいない

●公立学校では、外部講師謝金の予算がほとんど確保されていない

●授業準備や調整に充てる時間的余裕がない

●外部協働のノウハウが、学校組織として蓄積されにくい

その結果、子どもたちが社会の「本物」に出会う学びは、まだ十分に行き届いていないのが現状です。

“探究”という言葉が広がり、私立学校や一部の中学・高校では外部連携が進みつつあります。
しかし、同じ流れを公立学校で実現しようとすると、制度や予算の壁により後回しにされやすい――。
これが、現在の公教育が抱える大きな構造課題の一つです。

 ■サービス開始前|教員121名が感じていた「必要性」

SPOT TEACHERの立ち上げに先立ち、元公立小学校教員である代表・松下ゆか理は、教員退職時に教職員121名を対象にアンケートを実施しました。


「授業で専門人材を気軽に招ける仕組みがあれば、活用したいと思いますか?」

その結果、97%の教員が「活用したい(必要だ)」と回答しました。

■ 回答の理由に、最も多く挙げられたのは「子どもたちのため」

注目すべき点は、その理由です。
回答の多くは、業務負担の軽減ではなく、子どもたちの学びに向けられていました。

「子どもたちに、本物に触れさせたい」

「教員だけでは届けきれない学びがある」

「社会とつながる授業が、もっと必要だと思う」

「学校だけで抱え続けるのは、もう限界だと感じている」

“楽をしたいから”ではなく、“子どもたちのために必要だ”という切実な声が、圧倒的多数を占めていました。

■ 「やりたい」だけでは実現できない、現場の壁

一方で、外部講師を招きたい思いがあっても、

●どこに相談すればよいか分からない

●授業準備や調整に時間を割けない

●責任の所在が曖昧で不安が残る

といった理由から、実施そのものを断念している現状も浮き彫りになりました。

■ 現場の声を出発点として生まれた仕組み

この「必要だと分かっているのに、実現できない」という現場の矛盾。
その声を出発点として生まれたのが、SPOT TEACHERです。

 なぜ公立学校で短期間で132授業が成立したのか

本来、「閉鎖的で、最も外部が入りにくい場所」とされる公立学校で、これだけの授業が継続的に成立してきた背景には、代表・松下ゆか理が元教員として学校現場の言語と構造を理解し、すべての工程を一貫して担ってきたことがあります。

【SPOT TEACHERが担っている「一気通貫のコーディネート機能」】

① 学校ニーズの丁寧なヒアリング

② 教科・学年・時間割に即した授業設計

③ 企業・専門家との共創プロセスの設計

④ 当日の進行・教室運営のサポート

⑤ 児童・生徒の反応や学びの記録

⑥ 授業後のレポート発信による価値の可視化

これにより、教員の負担を増やすことなく、企業や専門家が安心して学校に入れる環境を整え、公立学校においても継続的な外部連携を可能にしてきました。

また、これまでに80本以上の授業レポートを公開し、通常は外部から見えにくい公立学校での実践を、社会に共有可能な「教育の資産」として可視化しています。

📚 授業レポート一覧はこちら

https://note.com/yukari_neko2/m/m475fb32d5505

 ■ サービス開始後|実装を重ねて見えた「効果」

実際にSPOT TEACHERを利用した公立学校の教員48名を対象に、授業実施後のアンケートを行いました。

① 授業準備・当日の進行における負担感について

「負担がなかった/ほとんどなかった」と回答した教員:100%

② 今後も、外部講師を招いた授業を

学校の負担を増やさずに実施できる仕組みを活用したいと思いますか?
「活用したい」と回答した教員:100%

これらの結果から、サービス開始前に教員が「必要だ」と感じていた外部連携の仕組みが、
実際の授業現場においても「教員の負担を増やさず、継続可能な形で機能している」ことが、実装を通じて確認されました。

 ■ 教員の声(一部抜粋)

教員の声①【子どもの姿・学びの変化】

「実際にゲストティーチャーを招いてお話をしてもらうことで、子どもたちの興味関心は一気に高まり、普通の授業よりも“何倍も良かった”と感じました。学習後の振り返りでも、多くの児童が学んだ内容を自分の言葉で丁寧に記録しており、教科書だけでは得られない深い学びにつながっていました。」

「体験活動が多く取り入れられていたことで、子どもたちが楽しみながら主体的に活動に取り組んでいる姿がとても印象的でした。『失敗を恐れず挑戦することの大切さ』が、教師から伝える以上に子どもたちの心に響いていたように感じます。」

教員の声②【教師自身の学び・価値の再認識】

「同じ職業でも全く異なる経緯や思いを聞くことができ、子どもたちだけでなく、私たち教師自身にとっても仕事への向き合い方を見つめ直す機会となりました。」

「外部の大人の方から直接話を聞くことで、社会の多様さや働くことの意味がよりリアルに伝わり、
『教師だけでは伝えきれない学びがある』ことを改めて実感しました。」

教員の声③【負担軽減・継続可能性】

「外部講師を招きたいと思っても、相談先が分からない、準備や調整の時間が取れないといった理由から、断念してしまうことが多くありました。今回は事前調整から授業内容のすり合わせまでサポートしていただき、担任として安心して授業当日を迎えることができました。」

「教員の人脈だけでは、子どもたちにとって最適なゲストティーチャーを見つけることは容易ではありません。今回はまさに理想的な方をお招きでき、教員の負担を増やすことなく、質の高い学びを実現できたと感じています。」

 これまでの授業実績(一部)

伝統文化を通して、「受け継ぐ力」と多様な学びを育む
── 日本舞踊の体験を通して、受け継がれてきた文化に触れる授業
100年企業の挑戦から“伝統と継承”を学ぶ
── 明治創業の老舗企業によるアントレプレナーシップ授業
「食べる」を入口に、地域と仕事を考える
── 地域農場と食品づくりのプロが届ける体験型SDGs授業
くらしを支えるエネルギーから、社会とのつながりを学ぶ
── インフラの仕事を“自分ごと”として捉える授業
誰もが生きやすい社会をつくる仕事を知る
── 福祉・介護の現場から考える社会の見え方の授業
伝える仕事を通して、社会の見え方を考える                                         ── 放送局の現場とつながり、「情報が届くまで」を学ぶ授業

これらの授業はいずれも、教員や企業と対話を重ねながら共につくってきた実践です。

📚 各授業の背景や子ども・教員の声を含む詳細は、過去のPR事例にて紹介しています

明治創業の老舗企業が挑む“挑戦と継承のアントレプレナーシップ授業”

“好き”を仕事にーー生き物博士が教える「インフラと環境」の授業

鉄で海を守る”海洋エンジニアが伝える 「海に沈めるから見えない仕事」の授業

“収穫・つくる・いただく”地域農場と食品づくりのプロが届ける「体験型SDGs」の授業

“アート×生成AI”を手掛けるデザイナーが届ける「ズレも楽しむ表現体験」の授業

 授業実施実績のある企業・団体(抜粋)

エネルギー、食、ものづくり、報道、伝統産業など、業界の垣根を越えた企業・専門職が、教員と対話しながら学びを共につくる担い手として、公立学校に関わっています。
出前授業にとどまらず、学校のカリキュラムや子どもたちの実態に合わせた授業づくりを行ってきました。

【協働実績のある企業・団体(一部)】

〇 九電グループ

〇 ピエトロ

〇 KBC九州朝日放送

〇 中山製鋼所

〇 JOGGO

〇 長大

【関わった分野例】

エネルギー/食・食品/ものづくり/建設・インフラ/アパレル・ファッション/
メディア・コンテンツ/広告・クリエイティブ/医療・福祉(人道支援)/伝統産業 ほか多数

【実施地域】

福岡市を中心に、佐賀・長崎・鹿児島・宮崎・埼玉・横浜・川崎など、
複数の自治体・地域へと広がりを見せています。

 SPOT TEACHERが貢献するSDGs目標(事業全体として)

目標4:質の高い教育をみんなに

SPOT TEACHERは、教員の負担を増やすことなく、社会と学校をつなぐ仕組みを提供しています。企業や専門家の知見を公教育の中に取り入れることで、地域や家庭環境に左右されない「本物の学び」へのアクセスを実現しています。

目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

学校・企業・自治体・地域住民が、それぞれの立場を尊重しながら関わる“共育”の協働モデルを構築。単発の連携にとどまらず、継続可能な官民連携の実装モデルとして教育現場に根づかせています。

目標11:住み続けられるまちづくりを

地域企業や職人、農業、伝統産業などを授業に取り入れ、子どもたちが「自分たちの地域で働き、生きる姿」を具体的に想像できる学びを提供しています。
教育を起点に、地域資源の継承と関係人口の創出につなげています。

目標8:働きがいも経済成長も

企業・社会人が“教える側”として学校に関わることで、社会貢献と自己成長を両立できる新しい関わり方を生み出しています。教育と産業をつなぐことで、次世代育成と持続可能な経済活動の両立を目指しています。

 今後の展望 

■ 「一過性」ではなく、「続けられる外部連携」へ

SPOT TEACHERは、共育パレット株式会社が運営する、学校と企業をつなぐ共育コーディネートサービスです。元公立教員がコーディネーターとなり、学校のニーズに合わせたヒアリングから授業設計、当日の進行、振り返りまでを一貫して担うことで、教員の負担を増やさずに外部連携を実装する仕組みを構築してきました。

今後は、単発の出前授業にとどまらず、公立学校を中心に「続けられる外部連携」が当たり前になる状態を目指し、自治体・企業・学校と連携しながら、取り組みをさらに広げていきます。

また企業にとっても、自社の専門性を教育現場に活かすことで、社会貢献や社員の意識向上、次世代人材の育成につながる機会を提供します。
SPOT TEACHERの教員ネットワークとコーディネート機能を通じて、これまで外部の人材が入りづらかった公立学校への継続的な関わりを可能にしていきます。

代表取締役 松下 ゆか理

【代表コメント】

SPOT TEACHERは、単なる授業マッチングではありません。
学校・講師・企業・地域をつなぐ「コーディネート機能」そのものを教育インフラとして実装することを目指しています。

教員の「必要だ」という声から始まり、実際の現場で実装を重ねることで、「やはり必要だった」と確かめられてきたこの仕組みを、
今後も公立学校を中心に、丁寧に、しかし確実に広げていきたいと考えています。

 授業数実績(2026年1月時点)

開催授業:132回

協働企業数:76社

授業を受けた児童・生徒数:6,192人

紹介職種(一部抜粋)

起業家、林業、漁業、農業、医師、建設、伝統芸能、芸術、交通、国際関係、観光、報道、音楽、製造、システムエンジニア(SE)、ライター、動画クリエイター、インフルエンサー ほか

📚 授業レポート一覧
https://note.com/yukari_neko2/m/m475fb32d5505

これまでに80本以上の授業レポートを公開。
全国の学校と企業の協働実践を、現場写真・子どもたちの声とともに記録・発信しています。

 会社概要

社名:共育パレット株式会社

代表者:代表取締役 松下 ゆか理
所在地:福岡県福岡市中央区大名1丁目3−41 プリオ大名ビル2F
設立:2024年4月1日
HP :https://spot-teacher.jp/
事業内容:教育関連事業/学校と企業・団体との連携を通じた教育プログラムの提供/教育コンテンツの制作および販売業務

問い合わせ:info@spot-teacher.jp

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会社概要

共育パレット株式会社

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URL
https://spot-teacher.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
福岡県福岡市中央区大名 1-3-41プリオ大名2F
電話番号
-
代表者名
松下 ゆか理
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年04月