iPS細胞を“再生可能資産”として定義・管理する日本発・世界初の枠組み ー 株式会社ICE、「iCAM(iPS Cell Asset Management™)」構想を発表
— 個人由来iPS細胞に“資産”としての価値を与える次世代プラットフォームの確立と、新世代のファンビジネスを支える細胞のValue Management —
株式会社ICE(本社:東京都新宿区、代表取締役:阪本 欣也、以下「ICE」)は、動物を含む個人由来のiPS細胞およびその派生物を「資産」として定義・管理する新たな概念「iCAM(iPS Cell Asset Management™、アイカム)」を策定し、本構想に関するビジネスモデル特許の出願を行ったことをお知らせいたします。

本構想は、iPS細胞や分化細胞、また、その培養過程で得られる培養上清液等細胞由来材料や、コスメ等最終製品を、単なる研究・保管対象にとどめず、管理・流通・権利・価値の観点から統合的に取り扱う新しいビジネスモデルです。
従来のビジネスが、既存の市場を前提に「いかに新しい商品やサービスを投入するか」を競ってきたのに対し、本構想が目指すのは、そうした枠組み自体を問い直すことにあります。ICEは、iPS細胞という人類が手にした新たな生命技術を、単なる研究成果や医療素材としてではなく、「個人に帰属し、時間とともに価値を拡張し得る資産」として再定義します。これはすなわちファンビジネスの再定義を意味します。従来の芸能人の枠を超えて「語られる価値を持つ細胞の提供者」がiCAM構想における「新時代の有名人」になるのです。
これは新しいビジネスを一つ立ち上げるという話ではありません。iPS細胞を起点として、これまで存在しなかった市場そのものを創造し、人に由来する再生可能な価値が、時間を超えてどのように管理され、受け継がれ、意味づけられていくべきかという“価値の基準”を社会に提示する試みです。
■ 「自分の細胞を資産(Asset)として運用する」
iPS細胞技術は、再生医療・創薬分野を中心に進展を遂げてきました。一方で、商業の領域においては、個人由来iPS細胞の活用範囲、その派生物の管理・流通・価値付けの在り方、提供者との関係性や中長期的な価値還元の仕組みについては、十分に体系化された枠組みが存在していないのが現状です。
特に、美容・ウェルネス・自由診療といった非保険領域においては、「誰の細胞に由来するのか」「どのように管理され、どのような条件で活用されるのか」 という透明性と信頼性の証明が、今後のオーダーメイド美容・健康商材やファンビジネス市場拡大における重要な要素になると考えられます。

■ ビジネスモデル特許・商標申請済みの唯一無二のシステム “iCAM”とは

iCAMは、個人に由来するiPS細胞、iPS細胞由来製剤、化粧品原料、処方情報(DX処方)、最終製品等を、デジタル情報と結び付けて一元的に管理・運用するという考え方に基づく構想です。
これまで、健康は「消費」されるものでした。しかし、再生医療技術とiPS細胞の登場により、自分自身の細胞は、未来の自分の健康を担保しながら、価値を生み出し続ける”資産” へと変貌を遂げます。

iCAMでは、個人由来のiPS細胞や細胞由来材料、それらに付随する細胞ID/ロット情報、用途区分、管理情報、利用条件や権利に関する情報を統合的に管理することで、用途や提供形態に応じた柔軟な活用と、持続的な価値循環を可能にする基盤の構築を目指します。
なお、本構想は医療研究や保険診療を目的とするものではなく、美容・ウェルネス・自由診療領域を中心とした商用利用を主な対象としています。
■ 細胞の価値を最大化する知的財産戦略
ICEは、「iPS Cell Asset Management™」構想の実現に向け、国内外のビジネスモデル特許の出願に加え、商標出願およびINCI登録・原料登録に関する手続きを進行中です。これにより、 構想・仕組みそのものだけではなく、ブランドおよび名称、化粧品原料としての位置付けといった、複数のレイヤーにおいて知的財産の整備を進めています。
”再生可能資産”の一部である上清液やオーダーメイドコスメは、細胞提供者本人、あるいはPB化して他人へ提供することができ、美容医療や自由診療で実施される「育毛施術」や「アトピー肌へのフェイシャル施術」などのコンプレックス美容施術に活用できます。ICEではこれを「Complex Dr.™事業」と位置づけ、美容業界にて推進しています。

■ 個人由来資産の証明と信頼性を高める仕組み
iCAMでは、iPS細胞やそこから生まれる製品の細胞提供者を、後からでも正しく確認できることが肝となります。本構想では、デジタル技術を活用し、由来・管理状況・取り扱いの履歴を分かりやすく示す仕組みを取り入れています。この仕組みでは、必要に応じてNFTなどの技術も活用しながら、「誰の細胞に由来するのか」「どのような条件で管理・活用されてきたのか」を第三者が確認できる形で示すことが可能になります。これにより、本物であることの確認、不正利用やなりすましの防止、製品やブランドに対する信頼性の向上といった効果が期待されます。
詳細な仕組みについてはここでは説明しませんが、大切な個人由来資産を、安心して管理し、安心して使えるようにするための考え方としてご理解ください。
■ 有名人・著名人・トップアスリート由来iPS細胞の資産化へ
本構想に基づき、当社は芸能人・著名人・トップアスリートなどの個人に由来するiPS細胞を「再生可能資産(細胞由来資産)」として管理・活用し、プライベートブランド(PB)商品へと展開する取り組みを、世界に先駆けて推進してまいります。著名人由来iPS細胞の作製はすでにICEにて進行しており、化粧品をはじめとする多領域での事業化を見据えています。今後は日本国内にとどまらず、世界中の有名人・著名人を対象としたグローバル展開を視野に入れるとともに、先進医療・再生医療を求めて来日する海外富裕層・医療ツーリズム市場を強力に巻き込みながら、本構想を国際的な新産業へと拡大してまいります。
本構想の特徴は、単なる監修・イメージ起点のプロデュースではなく、「誰の細胞に由来するのか」が科学的に裏付けられた、生体由来の真正なブランド価値を構築する点にあります。これにより、従来の美容医療・化粧品・健康食品・ペットビジネスとは一線を画す、新たな価値創出を目指します。
また、iPS細胞提供者本人に対しても、その細胞由来資産の活用を通じた価値の還元を可能にする仕組みを構築していきます。
― 選ばれた、先見明晰なアスリート・インフルエンサー・ビジネスリーダーの方々へ ―
多忙を極め、常に「最高の自分」を求められる方々にとって、iCAMは健康リスクへの備えであり、細胞バンクは究極のバックアップです。そして同時に、それは新たな富の源泉ともなり得ます。次世代の富裕層が持つべきポートフォリオは、金融資産や不動産ではなく、「自分自身の細胞由来資産」——私たちはそう考えています。
iCAMの実装によって、芸能人プロデュースの新たな概念が登場し、ファングッズ・推し活関連市場のノーマルは激変します。グローバルのサブスクリプション型ファンマーチャンダイズ市場は2024年に約21億ドル(約2,800億円)、2033年に約78億ドル(約1.0兆円)規模へ成長との予測があります。ハリウッドアクター、メジャーリーガー、KPopスターなど全領域の有名人のファンが、「証明された推し由来のアイテム」に安心感と価値を求める時代が到来します。

iCAMによって変化する「有名人」の定義
現在ファンビジネスの対象となっているスポーツ選手、モデル、俳優、アーティスト等の枠を超えて、iCAMによって「有名人」の定義そのものが大きく拡大します。iCAMにおける有名人とは、ヒト・動物を含めて 「語られる価値を持つ細胞の提供者」なのです。

■ オーダーメイドコスメは「処方を選ぶ」時代から「自分に由来する」時代へ
従来のオーダーメイドコスメは、肌質・年齢・悩み・嗜好といった既存の規格・基準の範囲内で成分や処方を選び、最適化するものでした。これは外部の規格やデータを元にし、高度なパーソナライズではあるものの、あくまで「今の状態に合わせる」発想に基づいています。
一方、iPS細胞由来のオーダーメイドコスメは、その前提が根本的に異なります。処方を「選ぶ」「組み替える」のではなく、そもそもその人から作る——。個人から作製されたiPS細胞、そしてそこから得られる培養上清液は、初めからその人に最も最適化されています。

■ 個人が消費するオーダーメイドから “ブランド価値”を創出する時代へ
製剤やプロダクトが「誰の細胞に由来するのか」が明確に証明されると、そこにはじめて”ブランド価値”が生まれます。
(例)トップアスリート由来のiPS細胞培養上清液を活用したプライベートブランドの場合
細胞に含まれる成長因子やコンディショニングとの親和性を活かし、筋肉疲労の回復を目的としたリカバリーボディクリーム、マッサージジェル、トレーニングやパフォーマンス維持を支える栄養補助食品など、多様な展開が想定されます。
さらに、こうした取り組みはプロアスリートやクラブチームに限定されるものではありません。潜在的な「資産価値のある細胞提供者」であるジュニア世代の育成や競技人生の基盤づくりを視野に入れ、スポーツメーカーや著名選手・監督とのコラボレーションを通じて、スポーツツーリズムやイベント、フェスティバルなどへも展開していく構想です。
競技力向上やリカバリーにとどまらず、正しいメディカルヘルスケアやコンディショニングの啓蒙を行い、スポーツと医療・ヘルスケアが自然に接続される新たな文化の創出を目指します。
■ 偉人の思想は残る。もし、遺産(細胞)も残っていたら
たとえば、歴史上の人物の功績や思想が、100年後、200年後も語り継がれているように、もしその人物に由来する細胞が、適切に管理され、正しく受け継がれていたとしたら、それもまた一つの価値として残り続ける可能性があります。
仮に、織田信長に由来するiPS細胞が現代に残されていたとしたら、人々はそれをどのように感じるでしょうか。教科書や肖像画だけで知ってきた人物が、「生きた痕跡」として存在していることに、多くの人が強い感情や敬意を抱くかもしれません。
同じように、もしエジソンのiPS細胞が現代に保存されていたとしたら、それは単なる細胞ではなく、人類の発明や挑戦の歴史を象徴する存在として語られる可能性があります。
このような細胞は、研究対象や素材という枠を超えて、その人が生きた時代、残した価値、影響を受けた人々の記憶と結び付いた「象徴的な資産」として受け止められるでしょう。
また、動物の世界でも、もしイリオモテヤマネコに由来する細胞が未来に残り続けたとしたら、それは単なる生物のデータではなく、「この命をどう守ろうとしてきたのか」という人と自然の物語を感じさせる、特別な存在になるかもしれません。実際、いま世界には4万8,600種以上、全体の約28%にあたる生き物が絶滅の危機にあるとされており、こうした「残す」という選択そのものが、これからの時代において大きな意味を持ち始めています。
iCAMは、細胞を“今使うためのもの”としてだけでなく、時間を超えて意味や価値が積み重なっていく存在として捉えるという考え方に基づいています。
それは、いわば「人の歴史を、細胞という形で未来に手渡していく」という新しい発想であり、細胞の管理や活用の在り方そのものを、次の時代へと広げていく試みです。
―細胞が紡ぐ、もう一つの家系図―
個人に由来する細胞が、どのような形で保存され、どのように活用され、どのような関係性の中で受け継がれてきたのかを整理していくことは、いわば「細胞の家系図」のような記録を未来に残していくことにもつながります。
■ 産学連携と地方創生につながる、再生可能資産の新しい活用
iCAMは、細胞資産を個人のものとして管理するだけでなく、その人が生まれ育った土地や背景と結び付けて活用していく可能性も重視しています。
たとえば、北海道生まれの人が自分自身の細胞を起点に製品をつくる場合、北海道の大学や研究機関との産学連携による処方設計、北海道産の素材を活かしたスキンケア、さらには北海道の工場での製造といった形で、個人の物語と地域の力を重ねたものづくりが考えられます。
人には、生まれ育った環境にしっくりくる感覚があります。そうした背景を大切にしながら、個人由来の細胞と地域の知見や素材を組み合わせることで、ご当地スキンケアなど地域発の新たなブランド価値創出や地方創生につなげていくことも可能です。
当社は、細胞資産を通じて、人・地域・学術・産業がゆるやかにつながり、価値が受け継がれていく仕組みを目指しています。
■ 市場展望と今後の構想
「iPS Cell Asset Management™」は、今後10年以内に、世界規模で少なくとも1,000億単位に成長する可能性がある新市場として当社では捉えています。
本構想は、以下のような多様な業界への展開を視野に入れています。
・美容医療業界
・化粧品・美容業界
・スポーツ業界
・医療・美容機器業界
・ペット・動物医療・トリミング業界
・ファングッズ・推し活関連市場
・百貨店・ラグジュアリー流通
・会員制サービス・VIP会員組織
・コミュニティビジネス
これらの分野において世界規模での多産業横断展開を行っていく構想で、今後ICEはiCAM事業を強力に推進してまいります。

■ 事業推進本部 -ICE取締役 加賀谷 梨恵-

「自分自身、がん領域において細胞培養を行う研究者としてキャリアをスタートしました。その中で、科学技術や知識を、目に見える形で「今」社会に還元したいという想いが強まり、医療ビジネス分野へと軸足を移しました。医薬品、健康食品、化粧品、美容医療と領域を横断する中で、最終的に辿り着いたのが、iPS細胞の社会実装です。iPS細胞技術と再生医療の可能性を深く理解する立場として、世界中の人々が健康寿命を最大化して生きられる未来を目指し、本事業をICEにて推進してまいります。」
【経歴】英オックスフォード大学および同大学院にて分子生物学を専攻。修了後、英インペリアル・カレッジ・ロンドン大学医学部にて研究職に従事。米国5年間、英国10年間にわたる海外生活海外生活を経て帰国。外資系医療戦略コンサルティングファームにて、メガファーマを対象とした製品ポートフォリオ戦略立案や海外法人設立プロジェクトに携わる。
その後独立し、医学論文の翻訳家・同時通訳として活動するほか、医療英語を指導する英会話スクールを起業。株式会社ICE代表・阪本との出会いを契機に、iPS細胞を活用したコスメ事業に参画し、東証プライム上場医療グループにて6年間、iPS細胞コスメの研究、企画開発、製造、広報を統括。世界初のiPS細胞コスメ開発者。
2025年8月より株式会社ICE取締役に就任。コスメOEM、美容医療事業、ならびにiCAMの推進を担当。20年以上にわたる医療・美容業界での経験を持つ一方、海外で絵画および声楽を学び、個展を開催するなど、画家・ボーカリストとしても活動するクリエイターとしての一面を併せ持つ。
<ICEについて>
「人生100年時代の80年をアクティブに」をモットーに、健康寿命を延ばすプロエージェントとして活動しています。iPS細胞に関する最新の研究成果や技術開発ノウハウおよび製品を提供し、再生医療分野における知見を活かします。iPSを軸に、コンプレックス(髪・肌・活力)の克服を目指す「Complex Dr.™」事業、スポーツ医療/教育のアップデート事業、iPS細胞の資産として管理する総合プラットフォーム「iPS Cell Asset Management™」を展開。
ウェブサイト: https://ice-ips.com
公式ブログ:https://ameblo.jp/iceips/
Facebook:https://facebook.com/profile.php?id=61574949166888
公式X:https://x.com/complexdoctor
株式会社ICE
所在地:東京都新宿区新宿2-12-13 2階
設立:2025年3月
代表取締役:阪本 欣也
■本件に関するお問い合わせ先
本件に関する取材のご依頼は、下記までお願いいたします。
株式会社ICE 取締役 加賀谷
info@ice-ips.com
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