「第21回みたかビジネスプランコンテスト」の受賞者が決定しました!
〜「ビジネス部門」最優秀賞(賞金30万円)は『間取りの窓口』野口雄人さん〜
株式会社まちづくり三鷹(所在地:東京都三鷹市、代表取締役社長:吉田純夫)は、新たな産業の創出と新事業へ進出する起業支援を行い、地域産業の活性化を目的に、「みたかビジネスプランコンテスト」を開催しています。
21回目となるコンテストの最終審査発表会が2024年11月20日(水)、三鷹産業プラザで行われ、ファイナリストによるプレゼンテーションと審査委員による質疑応答ののち、「ビジネス部門」の受賞者が決定しました。
【ビジネス部門】
「ビジネス部門」はこれから起業を目指す方をはじめ、新規事業計画の事業化を考えている方、起業して間もない(5年未満)方、パラレルキャリアとしての兼業・副業などの起業を目指す方が対象。本コンテストへの応募を通して、起業や新規事業立ち上げに必要なノウハウや気づきを得、事業を成長させてもらいたいという狙いがあります。
当日は、書類審査を通過したファイナリスト7名(1名は辞退)が登壇。それぞれが4分間にわたって熱のこもったプレゼンテーションを行い、審査委員からの質問に答える審査会が実施されました。
審査は「独創性」「市場性」「実現性」「収益性」「将来性」「地域貢献性及び社会的意義」の6つの視点から採点され、最優秀賞(賞金30万円)に野口雄人さんの『間取りの窓口』、優秀賞(賞金10万円)とJR中央線コミュニティデザイン賞(賞金10万円)に渡邉幸雄さんの『果物の「健康、美味しさ」成分を効率よく抽出、摂りやすい形で販売』、三鷹ベンチャー賞に久間巧也さんの『地元に愛されるesportsチームをつくる』が選ばれました。
◾️最優秀賞 野口雄人さん
野口さんのプラン『間取りの窓口』は、AIを活用した「自動間取り生成」によって、家を建てる施主と建築会社をつなぐマッチングプラットフォーム。施主は専門的な知識がなくても、土地の情報と希望を入力するだけで、わずかな時間で最適な間取りが自動生成できます。それらを複数の建築会社に一括して送り、見積もり依頼も行うことができます。建築会社は設計業務の効率化と、潜在的な顧客のデータ収集を行うことができるというものです。
◾️優秀賞、JR中央線コミュニティデザイン賞 渡邉幸雄さん
ダブル受賞を果たした渡邉さんのプラン『果物の「健康、美味しさ」成分を効率よく抽出、摂りやすい形で販売』は、庭先で栽培されている梅や柿、柑橘類などの資源に注目し、果物本来の持つ健康的でおいしい成分を丁寧に抽出し原液エキス商品などに商品化するというもの。地域のマルシェなどで販売している実績が紹介されました。
■三鷹発ベンチャー賞 久間巧也さん
久間さんのプラン『地元に愛されるesportsチームをつくる』は、今後拡大するであろうesportsの市場規模をにらみながら、一般にはまだ認知度が低いesportsを知ってもらうよう、野球やサッカーのように、地元に愛されるesportsチームを運営、子どもからお年寄りまで楽しめるさまざまなイベントを展開し地域活性化を図るというものです。
※各賞受賞者には、各種機関による実践的なビジネス支援を実施し、事業の成長をサポートします。また、三鷹市内で事業拡大を目指す方には、まちづくり三鷹が管理する施設(コワーキングスペースミタカフェ等)利用の優待があります。
【みたかアクティブ部門】
「みたかアクティブ部門」は、起業を想定していない方であっても応募が可能で、1. 三鷹及びその周辺地域の課題解決につながるアイデア、2. 三鷹及びその周辺地域の風土・文化・産業を資源として活用するアイデア、3. 三鷹及びその周辺地域の活性化につながるアイデアを募集。企画力、実現性のあるプランに落とし込む力を養う機会を提供しています。10月に行われた書類審査会により「みたか地域貢献賞」5件が決定しました。
賞名 |
プラン名 |
氏名(敬称略) |
---|---|---|
みたか地域貢献賞 |
三鷹縁日夏の陣 |
市ノ川 花音 |
みたか地域貢献賞 |
聞いてmitakatta地域の事情 |
河合 理沙 |
みたか地域貢献賞 |
スムージーで人と地域をつなげる |
三宅 瑞希 |
みたか地域貢献賞 |
地域資源を活用した |
西村 拓真 |
みたか地域貢献賞 |
AR太陽系 in MITAKA |
武田 香織 |
※受賞者には賞状のほか、三鷹ゆかりのグッズの贈呈、コワーキングスペースミタカフェ等の優待利用などの支援を行います
審査委員講評
9名の審査委員を代表し、審査委員長の堤香苗氏(株式会社キャリア・マム 代表取締役)は次のように講評を述べました。
「ビジネスというものを自分事として捉え、自分の言葉でまだ見ぬお客様に伝えようとしている姿勢を強く感じました。今回の大きな特徴は、机上のプランがなかったということです。みなさん、トライを始めているものや、システムがすでにできている人がファイナルにまで進んだことになります。
ビジネスは、それを必要とする人にどのくらい届けることができるか、ということが重要です。コンテストを通して、三鷹ならではのネットワークをみなさんがしっかりと固めて、日本全国へ、世界へと広げていけるよう願っています。
受賞と落選を分けたのは、収益と事業の継続性があるかどうかということでした。しかし、紙一重だったといえます。今回悔しい思いをされた方も、半年後、1年後、3年後につながるようがんばっていただけたらと思います。今日の一歩が三鷹市から広がってほしい。そのためのサポートやコネクション作りなど、存分にさせていただきたいと思っています」
代表取締役社長 吉田純夫 コメント
当社では三鷹産業プラザを拠点として、地域産業の活性化に取り組んでいます。地域の開業率の引き上げと雇用の創出、そして民間活力を高め、産業の育成を進めていくことが重要だと考えているところです。地域における起業・創業を促進することが、好循環のひとつの手段であると考えますと、創業間もない方の成長支援に力を入れることが大切になってきます。
このコンテストは、三鷹地域の活性化に寄与するアイデアの募集と、起業して間もない方々はもちろんのこと、新たにパラレルキャリアとしての兼業、副業などの起業にも着目しているのが特徴です。世界に羽ばたく起業はもちろんですが、身の丈に合った、リスクの少ない、生活を豊かにするための起業もまた、応援をしています。
両部門とも、三鷹市内だけでなく、福岡県や愛知県など遠方からのエントリーがあり、歴史あるコンテストとして全国から注目されていることをうかがわせました。
表彰式終了後は交流会が開催され、参加者同士、審査委員と活発に情報交換をし、ネットワークを広げていました。
なお、ビジネス部門の受賞者インタビューは近日、まちづくり三鷹のホームページで公開予定です。
第21回 みたかビジネスプランコンテスト特設ページ
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